【4月7日の市況】日経平均反発、キユーピー 通期の業績予想の下方修正を発表し株価下落など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は3指数とも上昇しました。

このところの労働関連の指標の悪化で長期金利が低下してきたことを受け、高PERなハイテク株を中心に買いが入りました。

NYダウ 33,485.29 +2.57 (+0.01%)
NASDAQ 12,087.95 +91.09 (+0.76%)
S&P500 4,105.02 +14.64 (+0.36%)
SOX指数 3,071.76 -14.21 (-0.46%)
NYダウ横ばい ハイテク株高が支えも景気懸念が重荷 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=川上純平】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均はほぼ横ばいで、前日比2ドル57セント高の3万3485ドル29セントで終えた。同日発表の労...

経済指標

前週分の新規失業保険申請件数

前週分の新規失業保険申請件数は22万8000件となり、市場予想(20万件)を上回る(悪い)結果となりました。

米失業保険、申請22万8000件 3月の人員削減は15%増 - 日本経済新聞
【ワシントン=赤木俊介】米労働省が6日発表した失業保険統計(季節調整済み)によると、3月26日〜4月1日の週間の新規失業保険申請件数は前週から1万8000件減り...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数の中ではマザーズ指数だけが続落、その他の指数は反発となりました。

日経平均は昨晩の米国市場の上昇を受け上げて始まり一日を通して小幅なもみ合いを続けましたが、後場寄り直後には一旦マイナスに転じる場面もありました。

(今日の高値は9:04の27,591円(118円高)、安値は12:39の27,456円(16円安)、値幅は134円)

  • 今晩の米国株式市場は休場 → 動きづらい
  • 今晩米国では3月の雇用統計の発表がある → 動きづらい
  • 鈴木金融相が低PBR改善の行動計画を策定する考えを示した → PBR1倍割れ株に買い

今日は様子見ムードが強かったようでプライム市場の売買代金は1兆9995億円と2兆円に届きませんでした。

日経平均 27,518.31 +45.68 (+0.17%)
TOPIX 1,965.44 +4.16 (+0.21%)
JPX日経400 17,699.97 +28.65 (+0.16%)
マザーズ指数 730.43 -3.40 (-0.46%)
日経平均、小幅反発 終値45円高の2万7518円 - 日本経済新聞
7日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに小幅に反発し、前日比45円68銭(0・17%)高の2万7518円31銭で終えた。前日までに大幅に下落した反動で自律反...
PBR改善へ改革継続が必要、月内にも行動計画=鈴木金融相
鈴木俊一財務相兼金融相は7日、日本企業の1株あたりの純資産比率(PBR)が低い現状について、継続的な改革が必要との認識を示した。月内にもアクションプログラムを策...

経済指標

2月 毎月勤労統計

今日の取引時間開始前には2月の毎月勤労統計の結果発表があり、実質賃金は前年同月比2.6%減、現金給与総額(名目賃金)は1.1%増となりました。

2月の実質賃金2.6%減 電気代抑制で下落率は縮小 - 日本経済新聞
厚生労働省が7日発表した2月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、1人当たりの賃金は物価変動を考慮した実質で前年同月比2.6%減った。11...

2月 全世帯家計調査

2月の全世帯家計調査の結果では、2人以上世帯の消費支出は前年同月比1.6%増となりました。

実質消費支出1.6%増、2月家計調査 4カ月ぶりプラス - 日本経済新聞
総務省が7日発表した2月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は27万2214円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.6%増加した。プラスは4カ月...

個別材料

キユーピー 通期の業績予想の下方修正を発表し株価下落

マヨネーズなどのキユーピー<2809>は、4月6日に2022年12月~2023年2月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比71.6%減となりました。

併せて通期の業績予想の下方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比18.9%減としていましたが、今回47.0%減へと改めました。

これを受け今日のキユーピーの株価は下落しました。

マヨネーズにとって卵の値上がりは大ダメージです。

キユーピー<2809> 2,200 -59 (-2.61%)
キユーピーの23年11月、純利益47%減 卵値上がり打撃 - 日本経済新聞
キユーピーは6日、2023年11月期の連結純利益が前期比47%減の85億円になりそうだと発表した。1月10日に発表した従来予想(19%減の130億円)を45億円...

7&iHD 今期の業績予想が物足りなかったようで株価大幅安

コンビニなどのセブン&アイ・ホールディングス<3382>は、4月6日に2023年2月期の連結決算を発表しました。

純利益は前期比33.3%増となりました。

期末配当は従来予想の53.5円から63.5円へと10円増額しています。(年間では前期比13円の増配)

併せて2024年2月期の通期の業績予想を発表。

純利益は前期比1.4%増になりそうだとのことです。

この業績予想が物足りなかったようで今日の7&iHDの株価は大幅安となり、年初来安値をつけました。

7&iHD<3382> 5,636 -236 (-4.02%)
セブン&アイの2024年2月期、純利益1.4%増 予想平均下回る - 日本経済新聞
セブン&アイ・ホールディングスが6日発表した2023年2月期の連結決算で、純利益は前期比33.3%増の2809億7600万円となった。アナリスト予想の平均である...

タムラ製作所 出資先から酸化ガリウム関連の新しい発表があり株価大幅高

トランスなどのタムラ製作所<6768>が出資しているノベルクリスタルテクノロジーは、酸化ガリウムショットキーバリアダイオードの実機動作確認に成功したと4月6日に発表しました。

これを受け今日のタムラ製作所の株価は大幅高となりました。

タムラ製作所<6768> 824 +26 (+3.26%)
β酸化ガリウムSBDの実機動作に成功、PFC回路でSiよりも高効率確認
ノベルクリスタルテクノロジーは2023年4月6日、β酸化ガリウムのショットキーバリアダイオード(SBD)の実機動作確認に成功したと発表した。同社で製造した耐圧1...

決算発表

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

安川電機

サーボモーターや産業用ロボットなどの安川電機<6506>は、4月7日に2023年3月期の連結決算を発表しました。

純利益は前期比35%増となりました。

期末配当は従来予想どおりの32円とのことです。(年間では前期比12円の増配)

併せて2024年2月期の通期の業績予想を発表。

純利益は前期比0.9%減になりそうだとのことです。

配当予想は年間で64円としています。(前期と同額)

安川電の2024年2月期、純利益0.9%減 予想平均上回る - 日本経済新聞
安川電機が7日発表した2023年2月期の連結決算(国際会計基準)で、純利益は前期比35%増の517億8300万円となった。アナリスト予想の平均であるQUICKコ...

来週に向けての注目点

米国

今晩の米国株式市場は休場(グッドフライデー)ですが、以下のような指標の発表があります。

  • 3月 雇用統計 ← 要チェック

    国内

    月曜日の取引時間終了後には以下のような決算発表があります。

    • ウエルシアHD<3141>
    • コスモス薬品<3349>
    • USEN-NEXT<9418>

    スケジュール

    来週の主な予定は以下のようになっています。

    4月10日(月) 日本 2月 国際収支
    3月 景気ウォッチャー調査
    4月11日(火) 日本 2月 工作機械受注
    中国 3月 消費者物価指数(CPI)
    3月 生産者物価指数(PPI)
    4月12日(水) 日本 2月 機械受注
    3月 国内企業物価指数
    米国 3月 消費者物価指数(CPI)
    FOMC議事要旨(3/21,22分)
    4月13日(木) 中国 3月 貿易収支
    米国 前週分の新規失業保険申請件数
    3月 卸売物価指数(PPI)
    4月14日(金) 日本 オプションSQ
    米国 3月 小売売上高
    3月 鉱工業生産
    4月 ミシガン大学消費者態度指数
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