こんにちは。進化型タヌキです。
今回は新興国債券についての投稿です。
猟師のおじさんが2016年9月に購入していたインドルピー建て債券が、2020年4月に償還されました。
ここではその実績を紹介していきたいと思います。
インドルピー建て債券
新興国で発行された債券を新興国債券と言います。
その中でインドルピー建て債券は、インドの通貨であるルピーで発行された債券です。
投資家はルピーでお金を貸して、ルピーで利息をもらい、期限(償還日)になったらルピーでお金が返ってくることになります。
そして、その都度日本円とインドルピーの交換が発生します。
証券会社の口座の設定で、利息や償還金を日本円に戻さずにルピーのままにしておくこともできる場合があります。償還されて戻ってきたルピーで、またルピー建ての債券を購入するような場合はそちらの方が有利になります。
新興国債券の魅力とリスク
新興国債券の魅力はなんといっても、その高い利率です。
今回の債券も税引き前の利率が5.62%と日本の債券と比べると非常に高いものでした。
猟師のおじさんもこの高い利率に釣られて、ついついこの債券を購入してしまったという経緯があります。
しかし、外国通貨建ての債券で注意しなければならないのが為替のリスク。
外国の通貨でお金が長期間拘束されたままになりますから、その間に為替が変動し大きく値下がりしてしまうと日本円換算での元本は大きく目減りしてしまいます。
せっかくの高い利率も為替次第で台無しになってしまう、それが新興国債券の特徴なのです。
今回の債券のスペック
今回の債券のスペックは以下のようになっています。
通貨 | インドルピー |
利率 | 5.62%(税引き後 4.47%) |
利払い日 | 年2回(4月/10月) |
満期償還日 | 2020年4月 |
購入した額面 | 30万ルピー |
為替チャート
インドルピーと日本円の為替チャートです。
債券を購入してからどれくらいの変動があったでしょうか。
新型コロナウイルスの影響さえなければ、ほぼ買った時と同じくらいの為替レートだったんですけどね。
こればっかりはしょうがないですね。
今回の債券は買った時期がよかったのぉ。
もう2カ月後ろにずれとったら、高値づかみになっとったわい。
結果発表
さあ、お待ちかねの結果発表です。
果たして、儲かったのでしょうか?損したのでしょうか?
日付 | 金額[円] | メモ |
2016/09/27 | -469,200 | 債券購入 |
2017/04/14 | 11,545 | 利息(税引き後) |
2017/10/14 | 11,639 | 利息(税引き後) |
2018/04/14 | 11,075 | 利息(税引き後) |
2018/10/14 | 10,402 | 利息(税引き後) |
2019/04/14 | 10,771 | 利息(税引き後) |
2019/10/14 | 10,124 | 利息(税引き後) |
2020/04/14 | 9,646 | 利息(税引き後) |
2020/04/14 | 430,740 | 債券償還 |
儲け | 36,742 | |
儲け率 | 7.83% |
よかった、プラスじゃ。
前回のブラジルレアル建て債券ではひどい目にあったからのぉ。
今回はプラスで本当によかったわい。
ちなみに、元本は38,460円(8.19%)減りました。
前回ひどい目にあったブラジルレアル建て債券については以下で見れます。
迷わず行けよ 行けばわかるさ
猟師のおじさんは2016年秋から2018年頭にかけて、調子に乗って新興国債券をいくつも購入してしまいました。
2021年までその償還ラッシュが続きます。
インドルピー、インドネシアルピア、ロシアルーブル、ブラジルレアル、メキシコペソ、NZドル。
なんでこんなに買っちゃったんでしょう…。
これらの債券についても、償還され次第このブログで実績を紹介していきたいと思います。
次回は2020年9月償還のインドネシアルピア建て債券です。
お楽しみに~♪
新型コロナウイルスの影響で、新興国からより一層お金が逃げて行ってしまいました。
次回までに少しはそのお金が戻ってくれるといいのですが…。