こんにちは。進化型タヌキです。
今回は新興国債券についての投稿です。
ちょっと古い話になってしまいますが、猟師のおじさんが2017年10月に購入していたブラジルレアル建て債券が、2019年11月に償還されました。
ここではその実績を紹介していきたいと思います。
ちなみに期間が短いのは新発債ではなく既発債だったからです 。新興国債券はだいたい4~5年のものが多いイメージです。
ブラジルレアル建て債券
新興国で発行された債券を新興国債券と言います。
その中でブラジルレアル建て債券は、ブラジルの通貨であるレアルで発行された債券です。
投資家はレアルでお金を貸して、レアルで利息をもらい、期限(償還日)になったらレアルでお金が返ってくることになります。
そして、その都度日本円とブラジルレアルの交換が発生します。
証券会社の口座の設定で、利息や償還金を日本円に戻さずにレアルのままにしておくこともできる場合があります。償還されて戻ってきたレアルで、またレアル建ての債券を購入するような場合はそちらの方が有利になります。
新興国債券の魅力とリスク
新興国債券の魅力はなんといっても、その高い利率です。
今回の債券も税引き前の利率が7.5%と日本の債券と比べると非常に高いものでした。
猟師のおじさんもこの高い利率に釣られて、ついついこの債券を購入してしまったという経緯があります。
しかし、外国通貨建ての債券で注意しなければならないのが為替のリスク。
外国の通貨でお金が長期間拘束されたままになりますから、その間に為替が変動し大きく値下がりしてしまうと日本円換算での元本は大きく目減りしてしまいます。
せっかくの高い利率も為替次第で台無しになってしまう、それが新興国債券の特徴なのです。
今回の債券のスペック
今回の債券のスペックは以下のようになっています。
通貨 | ブラジルレアル |
利率 | 7.5%(税引き後 5.97%) |
利払い日 | 年2回(5月/11月) |
満期償還日 | 2019年11月 |
購入した額面 | 10,000レアル |
為替チャート
ブラジルレアルと日本円の為替チャートです。
債券を購入してからどれぐらいの変動があったでしょうか。
安定の右肩下がりです。
それにやけに高い為替レートで債券を買わされとる。
こんな簡単なことすら事前に調べられない奴は、外国の資産は買っちゃいかんのぉ。
本当に。
過去に戻っておじさんをぶん殴ってやりたいです。
結果発表
さあ、お待ちかねの結果発表です。
果たして、儲かったのでしょうか?損したのでしょうか?
日付 | 金額[円] | メモ |
2017/10/16 | -391,468 | 債券購入 |
2017/11/18 | 10,367 | 利息(税引き後) |
2018/05/18 | 9,143 | 利息(税引き後) |
2018/11/18 | 9,085 | 利息(税引き後) |
2019/05/18 | 8,180 | 利息(税引き後) |
2019/11/18 | 7,984 | 利息(税引き後) |
2019/11/18 | 267,100 | 債券償還 |
儲け | -79,609 | |
儲け率 | -20.34% |
ぎゃああああああ。
利息込みでも20%持って行かれたぁぁぁ。
年利7.5%でもまったく追いつけない為替の下がり方でした。
ちなみに、元本は124,368円(31.7%)も減ってしまいました。
まだまだ先は長いです
猟師のおじさんは2016年秋から2018年頭にかけて、調子に乗って新興国債券をいくつも購入してしまいました。
2021年までその償還ラッシュが続きます。
インドルピー、インドネシアルピア、ロシアルーブル、ブラジルレアル、メキシコペソ、NZドル。
なんでこんなに買っちゃったんでしょう…。
これらの債券についても、償還され次第このブログで実績を紹介していきたいと思います。
次回は2020年4月償還のインドルピー建て債券です。
お楽しみに~♪
ワシはブラジルレアル建て債券をあと5つ持っとるんじゃが…。
報われることがあるんじゃろうか。