【4月11日の市況】日経平均大幅続伸、ライフコーポ 今期増収増益の業績予想を発表し株価大幅高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は3指数まちまちの動きとなりました。

先週末に発表された3月の雇用統計が市場予想並みだったことで、景気先行き懸念が和らぎ景気敏感株を中心に買いが入りましたが、10年債利回りの上昇を受け高PERなハイテク株には売りが出ました。

個別では韓国サムスンが半導体メモリの減産を発表したことを受け、競合するマイクロン<MU>の株価が大幅高となりました。

NYダウ33,586.52+101.23 (+0.30%)
NASDAQ12,084.35-3.60 (-0.03%)
S&P5004,109.11+4.09 (+0.09%)
SOX指数3,126.97+55.21 (+1.80%)
マイクロン<MU>63.27+4.71 (+8.04%)
NYダウ続伸、101ドル高 景気敏感株に買い - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=戸部実華】10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前営業日の6日に比べ101ドル23セント(0.3%)高の3万3586ドル52セントで終えた。前週末発表の3月の米雇用統計を受け、米景気悪化への過度な懸念が和らいだ。景気敏感株に買いが入り、ダウ平均を支えた。一方、ハイテク株は売りが優勢...
サムスン営業利益96%減 1〜3月、半導体不況が直撃 - 日本経済新聞
【ソウル=細川幸太郎】韓国サムスン電子が7日発表した2023年1〜3月期の連結決算速報値で、営業利益が6000億ウォン(約600億円)と前年同期に比べ96%減と大きく落ち込んだ。景気低迷を背景に幅広いデジタル製品の需要減によって主力の半導体メモリーの販売が振るわなかった。市況の底打ちはまだみられず、半導体産業の苦境は当...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数すべてが続伸となりました。

昨晩日銀の植田新総裁が金融緩和を現状維持とする姿勢を示し大きく円安が進んだことなどを受け日経平均は高く始まり、さらに午前11時頃に著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本株への追加投資を検討していると伝わると一時2万8千円台を回復するところまで上げ幅を拡大しましたが、午後は伸び悩みました。

(今日の安値は9:44の27,854円(221円高)、高値は11:06の28,068円(434円高)、値幅は213円)

  • 昨晩の米国市場でSOX指数が大幅上昇 → 半導体にプラス
  • ドル円が133円台前半まで円安に進んできた → 輸出関連にプラス
  • バフェット氏が日本株への追加投資を検討と伝わる → 卸売などにプラス

日経平均は25日移動平均線(27,716円)を超えてきました。

日経平均27,923.37+289.71 (+1.05%)
TOPIX1,991.85+15.32 (+0.78%)
JPX日経40017,947.89+153.03 (+0.86%)
マザーズ指数744.42+5.20 (+0.70%)
日経平均続伸、終値289円高の2万7923円 - 日本経済新聞
11日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前日比289円71銭(1・05%)高の2万7923円37銭で終えた。日銀の早期修正観測が後退し、円の対ドル相場の先安観が強まったことで輸出関連株を中心に買いが優勢となった。米著名投資家が日本株に強気な見方を示したと伝わると上げ幅が400円を超えて、2万8000円台に乗せる...
YCCとマイナス金利は継続適当、現状維持の姿勢示す-植田総裁
日本銀行の植田和男新総裁は10日夜、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策とマイナス金利政策について、いずれも継続が適当との見解を示した。氷見野良三、内田真一の両副総裁とともに就任記者会見を行った。
バフェット氏、日本株に追加投資検討との報道 商社株売却考えず
日経新聞電子版は11日、訪日中の米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本株について「追加投資を検討したい」と強気な見方を示したと報じた。

経済指標

2月 工作機械受注

今日の取引時間終了後には2月の工作機械受注額の発表があり、前年同月比15%減となりました。

3月の工作機械受注15%減、米利上げで3カ月連続マイナス - 日本経済新聞
日本工作機械工業会(日工会)が11日発表した3月の工作機械受注額(速報値)は前年同月に比べ15%減の1410億円だった。米国や欧州の利上げの影響や中国景気の減速などを背景に、3カ月連続のマイナスとなった。2022年度の累計は人手不足を背景とした自動化投資などの影響で、過去2番目の高水準となった。3月の受注額の内訳として...

個別材料

ライフコーポ 今期増収増益の業績予想を発表し株価大幅高

食品スーパーのライフコーポレーション<8194>は、4月10日に2023年2月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比12.4%減となりました。

期末配当は従来予想どおりの35円とのことです。(年間では前期と同額)

併せて2024年2月期の通期の業績予想を発表。

純利益は前期比1.3%増になりそうだとのことです。

配当予想は年間で80円としています。(前期比10円の増配)

これを受け今日のライフコーポの株価は大幅高となりました。

ライフコーポ<8194>2,815+287 (+11.35%)
ライフコーポレーション、24年2月期純利益1%増 - 日本経済新聞
ライフコーポレーションは10日、2024年2月期の連結純利益が前期比1%増の135億円になる見通しだと発表した。電気料金が前期比25%程度増える想定のほか、人件費の増加も減益要因となるが、プライベートブランド(PB)商品の販売増加や人工知能(AI)を活用した発注システム利用拡大などによる利益率改善策で補う。売上高に当た...

USEN-NEXT 配当予想の増額を発表し株価大幅高

音楽サービス、動画配信などのUSEN-NEXT HOLDINGS<9418>は、4月10日に2022年9月~2023年2月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比12.5%増となりました。

中間配当は従来予想の9円から10円へと1円増額しています。

通期の業績予想は据え置きとのことですが、期末配当予想を9円から10円へと1円増額しています。(年間では前期比5円の増配)

これを受け今日のUSEN-NEXTの株価は大幅高となり、年初来安値をつけました。

USEN-NEXT<9418>2,746+206 (+8.11%)
USENHDの9〜2月、純利益12%増 配信や電力小売り好調 - 日本経済新聞
USEN-NEXTHOLDINGSが10日発表した2022年9月〜23年2月期連結決算は、純利益が前年同期比12%増の49億円だった。動画配信サービス「U-NEXT」の課金収入が好調に推移したほか、電力小売りで顧客数を伸ばした。好業績を受け、23年8月期の年間配当は前期比5円増の20円と従来予想から2円上積みする。売上...

決算発表

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

ローツェ

半導体関連装置のローツェ<6323>は、4月11日に2023年2月期の単独決算を発表しました。

純利益は前期比66.7%増となりました。

期末配当は従来予想どおりの135円とのことです。(年間では前期比70円の増配)

併せて2024年2月期の通期の業績予想を発表。

純利益は前期比26.5%減になりそうだとのことです。

配当予想は年間で135円としています。(前期と同額)

減益予想が嫌気されたようで現時点のPTS取引の株価は大幅安となっています。

ローツェの2024年2月期、純利益26.5%減 予想平均下回る - 日本経済新聞
ローツェが11日発表した2023年2月期の連結決算で、純利益は前期比66.7%増の213億8400万円となった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(228億6000万円)を下回った。2024年2月期の純利益は前期比26.5%減の157億1800万円を見込む。QUICKコンセンサスの172億5100万円を下...

竹内製作所

建設機械の竹内製作所<6432>は、4月11日に2023年2月期の連結決算を発表しました。

純利益は前期比19.7%増となりました。

期末配当は従来予想どおりの98円とのことです。(年間では前期比30円の増配)

併せて2024年2月期の通期の業績予想を発表。

純利益は前期比7.6%増になりそうだとのことです。

配当予想は年間で115円(普通配当110円+創立60周年記念配当5円)としています。(前期比17円の増配)

現時点のPTS取引の株価は大幅高となっています。

竹内製作所の2024年2月期、純利益7.6%増 予想平均上回る - 日本経済新聞
竹内製作所が11日発表した2023年2月期の連結決算で、純利益は前期比19.7%増の159億7900万円となった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(152億5700万円)を上回った。2024年2月期の純利益は前期比7.6%増の172億円を見込む。QUICKコンセンサスの165億9300万円を上回る。竹内...

中国

経済指標

3月 消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)

消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.7%の上昇となり、市場予想(1.0%上昇)を下回りました。

生産者物価指数(PPI)は前年同月比2.5%の下落となり、市場予想(2.5%下落)と一致しました。

中国3月物価統計、CPI伸び鈍化・PPIは下落続く 需要低迷
中国国家統計局が11日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年比で1年半ぶりの低い伸びにとどまり、生産者物価指数(PPI)は下落率が拡大した。需要低迷が背景にあり、強弱まちまちの景気回復を支援するため政策当局者が一段の措置を取る可能性が高まっている。

明日に向けての注目点

国内

明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。

  • 2月 機械受注
  • 3月 国内企業物価指数

取引時間終了後には以下のような決算発表があります。

  • ABCマート<2670>
  • イオン<8267>
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