こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
概要
先週末の米国市場は3指数とも反落となりました。
この日発表された1月の卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことで早期利下げ観測が後退。10年債利回りが再び上昇基調となり、株式に相対的な割高感が出てハイテク株を中心売りが優勢となりました。
NYダウ | 38,627.99 | -145.13 (-0.37%) |
NASDAQ | 15,775.65 | -130.51 (-0.82%) |
S&P500 | 5,005.57 | -24.16 (-0.48%) |
SOX指数 | 4,527.68 | -30.42 (-0.67%) |
経済指標
1月 卸売物価指数(PPI)
総合PPIは前年同月比0.9%の上昇となり、市場予想(0.6%上昇)上回りました。
食品とエネルギー、貿易サービス部門を除くコアPPIは前年同月比2%の上昇となりました。
1月 住宅着工件数
1月の住宅着工件数は年率換算で前月比14.8%減(133万1000戸)となり、市場予想(146万戸)を下回りました。
2月 ミシガン大学消費者態度指数
2月のミシガン大学消費者態度指数は前月比0.6ポイント上昇の79.6となり、市場予想(80)を下回りました。
1年先のインフレ期待は前月比0.1ポイント上昇の3%となり、市場予想(2.9%)を上回りました。
5年先のインフレ期待は前月比横ばいの2.9%となり、市場予想(2.8%)を上回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数の中では日経平均だけが反落、その他の指数は続伸となりました。
日経平均は今朝は小幅安でスタートし一旦プラスに浮上したのもの再びマイナスに沈み午前中は下げ幅を拡げる動きとなりましたが、午後に入るとじりじりと下げ幅を縮小し朝の水準に戻っていきました。
(今日の高値は9:36の38,555円(68円高)、安値は11:16の38,281円(205円安)、値幅は274円)
TOPIXはバブル崩壊後の高値を更新しました。
- 先週末の米国市場でNASDAQ、SOX指数が反落 → 半導体などにマイナス
- 次世代機の発売が遅れるとの報道で任天堂<7974>が大幅安(下に記載) → その他製品にマイナス
- 半導体からバリュー株へと物色対象が移っていった → 銀行、卸売、証券などにプラス
- 今晩の米国市場は休場 → 動きづらい
日経平均は下落したとはいっても誤差のようなものです。
日経平均 | 38,470.38 | -16.86 (-0.04%) |
TOPIX | 2,639.69 | +14.96 (+0.57%) |
JPX日経400 | 23,849.54 | +87.86 (+0.37%) |
グロース250 | 765.49 | +12.24 (+1.62%) |
経済指標
12月 機械受注
12月の機械受注は前月比2.7%増となり、市場予想(2.5%増)を上回りました。
個別材料
スノーピーク MBOでの非公開化を検討との報道で株価ストップ高
キャンプ用品などのスノーピーク<7816>が米投資ファンドのベインキャピタルと組んでMBOを実施し非公開化を目指す方針との報道が2月18日にありました。
MBO価格は1,200円台になりそうだとのことです。
これを受け今日のスノーピークの株価はストップ高となりました。
スノーピーク<7816> | 988 | +150 (+17.90%) |
任天堂 次世代ゲーム機の発売が来年に延期の可能性との報道で株価大幅安
任天堂<7974>の次世代ゲーム機の発売が2025年1~3月期に延期されるとの報道が2月17日にありました。
ここのところ次世代機への期待で株価がかなり上昇していたこともあり、この報道を受け今日の任天堂の株価は大幅安となりました。
任天堂<7974> | 8,356 | -518 (-5.84%) |
H3ロケット打ち上げ成功で宇宙開発関連株が大幅高
2月17日の朝にH3ロケット2号機の打ち上げが行われ、前回失敗した2段目エンジンの着火もクリアして搭載していた衛星の分離まで無事にこぎつけることができました。
これを受け今日は宇宙開発関連株が大幅高となりました。
セック<3741> | 5,490 | +700 (+14.61%) |
キヤノン電子<7739> | 2,275 | +185 (+8.85%) |
三菱重工<7011> | 11,270 | +270 (+2.45%) |
明日に向けての注目点
米国
今晩の米国市場は休場(プレジデント・デー)です。
国内
明日の取引時間中には以下のような指標の発表があります。
- 1月 コンビニ売上高