【投資信託】過去にさかのぼって積み立てシミュレーション「先進国、新興国株式指数連動型編」(2020年3月末時点)

投資信託
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シミュレーション
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こんにちは、進化型タヌキです。

このコーナーでは、もし過去にさかのぼって、あの時投資信託の積み立てを始めていたら、どうなっていただろうかということをシミュレーションします。

以下のような人がこのシミュレーションに興味があるのではないでしょうか。

  • まだ積み立て始めていないけど、他の人が儲かっているのか知りたい
  • 自分の積み立てている投資信託の評価額がマイナスなんだけど、他の人もそうなのだろうか?
  • もう積み立てを止めちゃったけど、あの後続けていればどうなっただろうか?

シミュレーションのルール

このシミュレーションは、以下のルールに則って計算しています。

  • 毎月1万円を途中でやめることなく積み立て続けている
  • 毎月1日の基準価格で積み立てている(休日の場合は翌営業日)
  • 2020年3月の最終営業日31日の基準価格で評価額を計算
  • 過去~2020年3月まで、積み立て開始時期を1カ月ずつずらしながら計算していく

これで何年の何月に積み立てを開始した人が、いくらプラスになってるとか、マイナスになってるとかいうことが分かります。

先進国株式指数連動型

では、まず先進国株式指数(MSCIコクサイ・インデックス)に連動したものから。

MSCIコクサイ・インデックスは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社が算出している代表的な指数です。

この指数は日本を除く先進国22か国を対象としています。

MSCIコクサイ・インデックスに連動した投資信託で、信託報酬の安いものには下のようなものがあります。

今回はこの中で一番歴史の長い「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」でシミュレーションしてみましょう。

ファンド名 信託報酬
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.1023%以内
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.1023%以内
たわらノーロード 先進国株式 0.10989%以内

まず1枚目のチャートから。

本来は積み立てを始めた月ごとに棒グラフで描くべきなのですが、細くなり過ぎて見えなかったので、折れ線グラフにしてしまいました。

一番左端が2014年1月に積み立てを始めた人の、投資額(青)、評価額(赤)、損益(黄)で、ひとコマ右に行くと2014年2月に積み立てを始めた人の額となります。

これが2020年3月まで続きます。

最も昔の2014年1月から積み立てている人が投資した金額はトータル75万円で、2020年3月末時点の評価額が約78万8千円。

約3万8千円の損益(含み益)があることになります。

チャートを右に進んでいくと、2015年9月あたりから損益がマイナスになっているように見えます。

ちょっと見づらいので、損益だけ取り出したチャートを別に用意しました。

確かに2015年9月からは、損益がマイナスになっています。

一番マイナスのきつい2019年12月に積み立てを始めた人は、2020年3月末時点で約18.0%の含み損がある計算です。

ちなみに以下の6カ月前(2019年9月末時点)のチャートでは、全部プラスでした。

新興国株式指数連動型

次は新興国株式指数(MSCIエマージング・マーケット・インデックス)に連動したもの。

MSCIエマージング・マーケット・インデックスは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社が算出している代表的な指数です。

この指数は新興国26か国を対象としています。

MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動した投資信託で、信託報酬の安いものには下のようなものがあります。

今回はこの中で一番歴史の長い「三井住友・DC新興国株式インデックスファンド」でシミュレーションしてみましょう。

ファンド名 信託報酬
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド 0.2079%以内
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 0.2079%以内
i-SMT 新興国株式インデックス(ノーロード) 0.363%
たわらノーロード 新興国株式 0.374%以内
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 0.374%

まず1枚目のチャートから。

本来は積み立てを始めた月ごとに棒グラフで描くべきなのですが、細くなり過ぎて見えなかったので、折れ線グラフにしてしまいました。

一番左端が2011年5月に積み立てを始めた人の、投資額(青)、評価額(赤)、損益(黄)で、ひとコマ右に行くと2011年6月に積み立てを始めた人の額となります。

これが2020年3月まで続きます。

最も昔の2011年5月から積み立てている人が投資した金額はトータル107万円で、2020年3月末時点の評価額が約100万7千円。

約6万3千円の含み損があることになります。

9年近くも積み立てているのにマイナスになってしまうなんて。

チャートを右に進んでいっても、プラスのところが見当たりません。

ちょっと見づらいので、損益だけ取り出したチャートを別に用意しました。

どこの時点で積み立てを開始しても、全部マイナスになっています。

一番マイナスのきつい2017年9月に積み立てを始めた人は、2020年3月末時点で約21.6%の含み損がある計算です。

ちなみに以下の6カ月前(2019年9月末時点)のチャートと比べると、含み損が拡大していることがわかります。

今回の新型コロナウイルスのような危機があると新興国の資産が思いっきり売られてしまいます。

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