こんにちは、進化型タヌキです。
このコーナーでは、もし過去にさかのぼって、あの時投資信託の積み立てを始めていたら、どうなっていただろうかということをシミュレーションします。
以下のような人がこのシミュレーションに興味があるのではないでしょうか。
- まだ積み立て始めていないけど、他の人が儲かっているのか知りたい
- 自分の積み立てている投資信託の評価額がマイナスなんだけど、他の人もそうなのだろうか?
- もう積み立てを止めちゃったけど、あの後続けていればどうなっただろうか?
シミュレーションのルール
このシミュレーションは、以下のルールに則って計算しています。
- 毎月1万円を途中でやめることなく積み立て続けている
- 毎月1日の基準価格で積み立てている(休日の場合は翌営業日)
- 2019年9月の最終営業日30日の基準価格で評価額を計算
- 過去~2019年9月まで、積み立て開始時期を1カ月ずつずらしながら計算していく
これで何年の何月に積み立てを開始した人が、いくらプラスになってるとか、マイナスになってるとかいうことが分かります。
日経平均連動型
では、まず日経平均に連動したものから。
日経平均に連動した投資信託で、信託報酬の安いものには下のようなものがあります。
今回はこの中で一番歴史の長い「たわらノーロード 日経225」でシミュレーションしてみましょう。
※信託報酬は消費税が10%になった後の値です
ファンド名 | 信託報酬 |
iFree 日経225インデックス | 0.154% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド | 0.154%以内 |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 0.154%以内 |
たわらノーロード 日経225 | 0.187%以内 |
野村つみたて日本株投信 | 0.187% |
i-SMT 日経225インデックス(ノーロード) | 0.187% |
Smart-i 日経225インデックス | 0.187% |
まず1枚目のチャートから。
本来は積み立てを始めた月ごとに棒グラフで描くべきなのですが、細くなり過ぎて見えなかったので、折れ線グラフにしてしまいました。
一番左端が2016年1月に積み立てを始めた人の、投資額(青)、評価額(赤)、損益(黄)で、ひとコマ右に行くと2016年2月に積み立てを始めた人の額となります。
これが2019年9月まで続きます。
最も昔の2016年1月から積み立てている人が投資した金額はトータル45万円で、2019年9月末時点の評価額が約51万3千円。
約6万3千円の損益(含み益)があることになります。
期間が短いこともあって、まだ儲けは少ないですね。
チャートを右に進んでいっても、マイナスになっていないように見えます。
ちょっと見づらいので、損益だけ取り出したチャートを別に用意しました。
どこもマイナスになっていません。
ちなみに以下の3カ月前(2019年6月末時点)のチャートと比べると、全体がプラスに転じていることがわかります。
ついに日経平均は全期間プラスとなりました。
この調子で頑張ってほしいものです。
TOPIX連動型
次はTOPIXに連動したもの。
TOPIXに連動した投資信託で、信託報酬の安いものには下のようなものがあります。
今回はこの中で一番歴史の長い「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」でシミュレーションしてみましょう。
※信託報酬は消費税が10%になった後の値です
ファンド名 | 信託報酬 |
iFree TOPIXインデックス | 0.154% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド | 0.154%以内 |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 0.154%以内 |
Smart-i TOPIXインデックス | 0.1705% |
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | 0.176% |
まず1枚目のチャートから。
本来は積み立てを始めた月ごとに棒グラフで描くべきなのですが、細くなり過ぎて見えなかったので、折れ線グラフにしてしまいました。
一番左端が2012年1月に積み立てを始めた人の、投資額(青)、評価額(赤)、損益(黄)で、ひとコマ右に行くと2012年2月に積み立てを始めた人の額となります。
これが2019年9月まで続きます。
最も昔の2012年1月から積み立てている人が投資した金額はトータル93万円で、2019年9月末時点の評価額が約126万9千円。
約33万9千円の損益(含み益)があることになります。
チャートを右に進んでいくと、2017年2月あたりから損益がマイナスになっているように見えます。
ちょっと見づらいので、損益だけ取り出したチャートを別に用意しました。
確かに2017年2月からは、損益がマイナスになっています。
一番マイナスのきつい2017年11月に積み立てを始めた人は、2019年9月末時点で約2.5%の含み損がある計算です。
ちなみに以下の3カ月前(2019年6月末時点)のチャートと比べると、含み損が減ったことがわかります。