こんにちは、進化型タヌキです。
このコーナーでは、もし過去にさかのぼって、あの時投資信託の積み立てを始めていたら、どうなっていただろうかということをシミュレーションします。
以下のような人がこのシミュレーションに興味があるのではないでしょうか。
- まだ積み立て始めていないけど、他の人が儲かっているのか知りたい
- 自分の積み立てている投資信託の評価額がマイナスなんだけど、他の人もそうなのだろうか?
- もう積み立てを止めちゃったけど、あの後続けていればどうなっただろうか?
シミュレーションのルール
このシミュレーションは、以下のルールに則って計算しています。
- 毎月1万円を途中でやめることなく積み立て続けている
- 毎月1日の基準価格で積み立てている(休日の場合は翌営業日)
- 2019年7月の最終営業日31日の基準価格で評価額を計算
- 過去~2019年7月まで、積み立て開始時期を1カ月ずつずらしながら計算していく
これで何年の何月に積み立てを開始した人が、いくらプラスになってるとか、マイナスになってるとかいうことが分かります。
NYダウ連動型
では、まずNYダウに連動したものから。
NYダウに連動した投資信託で、信託報酬の安いものには下のようなものがあります。
今回はこの中で一番歴史の長い「SMTダウ・ジョーンズインデックス・オープン」でシミュレーションしてみましょう。
ファンド名 | 信託報酬 |
たわらノーロード NYダウ | 0.243% |
iFree NYダウ・インデックス | 0.243% |
SMTダウ・ジョーンズインデックス・オープン | 0.54% |
まず1枚目のチャートから。
本来は積み立てを始めた月ごとに棒グラフで描くべきなのですが、細くなり過ぎて見えなかったので、折れ線グラフにしてしまいました。
一番左端が2013年12月に積み立てを始めた人の、投資額(青)、評価額(赤)、損益(黄)で、ひとコマ右に行くと2014年1月に積み立てを始めた人の額となります。
これが2019年7月まで続きます。
最も昔の2013年12月から積み立てている人が投資した金額はトータル68万円で、2019年7月末時点の評価額が約97万円。
約29万円の損益(含み益)があることになります。
チャートを右に進んでいっても、日本株の指数に連動したものと違って、マイナスになっていないように見えます。
ちょっと見づらいので、損益だけ取り出したチャートを別に用意しました。
どこもマイナスになっていません。とても優秀ですね。
S&P500連動型
次はS&P500に連動したもの。
S&P500に連動した投資信託で、信託報酬の安いものには下のようなものがあります。
今回はこの中で一番歴史の長い「iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド」でシミュレーションしてみましょう。
ファンド名 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.162%以内 |
iFree S&P500インデックス | 0.243% |
iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド | 0.405%程度 |
まず1枚目のチャートから。
本来は積み立てを始めた月ごとに棒グラフで描くべきなのですが、細くなり過ぎて見えなかったので、折れ線グラフにしてしまいました。
一番左端が2013年10月に積み立てを始めた人の、投資額(青)、評価額(赤)、損益(黄)で、ひとコマ右に行くと2013年11月に積み立てを始めた人の額となります。
これが2019年7月まで続きます。
最も昔の2013年10月から積み立てている人が投資した金額はトータル70万円で、2019年7月末時点の評価額が約96万4千円。
約26万4千円の損益(含み益)があることになります。
チャートを右に進んでいっても、日本株の指数に連動したものと違って、マイナスになっていないように見えます。
ちょっと見づらいので、損益だけ取り出したチャートを別に用意しました。
どこもマイナスになっていません。とても優秀ですね。
2019年8月に入ってからの急落でどういう変化が現れるか、次回の結果が気になります。