こんにちは。進化型タヌキです。
今回は新興国債券についての投稿です。
ちょっと古い話になってしまいますが、猟師のおじさんが2016年9月に購入していたインドネシアルピア建て債券が、2020年9月に償還されました。
ここではその実績を紹介していきたいと思います。
インドネシアルピア建て債券
新興国で発行された債券を新興国債券と言います。
その中でインドネシアルピア建て債券は、インドネシアの通貨であるルピアで発行された債券です。
投資家はルピアでお金を貸して、ルピアで利息をもらい、期限(償還日)になったらルピアでお金が返ってくることになります。
そして、その都度日本円とインドネシアルピアの交換が発生します。
証券会社の口座の設定で、利息や償還金を日本円に戻さずにルピアのままにしておくこともできる場合があります。償還されて戻ってきたルピアで、またルピア建ての債券を購入するような場合はそちらの方が有利になります。
新興国債券の魅力とリスク
新興国債券の魅力はなんといっても、その高い利率です。
今回の債券も税引き前の利率が6.01%と日本の債券と比べると非常に高いものでした。
猟師のおじさんもこの高い利率に釣られて、ついついこの債券を購入してしまったという経緯があります。
しかし、外国通貨建ての債券で注意しなければならないのが為替のリスク。
外国の通貨でお金が長期間拘束されたままになりますから、その間に為替が変動し大きく値下がりしてしまうと日本円換算での元本は大きく目減りしてしまいます。
せっかくの高い利率も為替次第で台無しになってしまう、それが新興国債券の特徴なのです。
今回の債券のスペック
今回の債券のスペックは以下のようになっています。
通貨 | インドネシアルピア |
利率 | 6.01%(税引き後 4.78%) |
利払い日 | 年2回(3月/9月) |
満期償還日 | 2020年9月 |
購入した額面 | 5000万ルピア |
為替チャート
インドネシアルピアと日本円の為替チャートです。
債券を購入してからどれくらいの変動があったでしょうか。
新興国通貨はどれも新型コロナの影響で2020年3月に大きく下げた後、2020年6月に戻りのピークに達し、また下げてしまいました。
このチャートには出ていないけれども、2020年11月以降インドネシアルピアは上昇基調に転じておる。
今回は償還時期が悪かったのぉ。
結果発表
さあ、お待ちかねの結果発表です。
果たして、儲かったのでしょうか?損したのでしょうか?
日付 | 金額[円] | メモ |
2016/09/16 | -404,000 | 債券購入 |
2017/03/16 | 10,250 | 利息(税引き後) |
2017/09/19 | 9,867 | 利息(税引き後) |
2018/03/16 | 9,257 | 利息(税引き後) |
2018/09/18 | 8,897 | 利息(税引き後) |
2019/03/18 | 9,280 | 利息(税引き後) |
2019/09/17 | 9,008 | 利息(税引き後) |
2020/03/16 | 8,574 | 利息(税引き後) |
2020/09/16 | 8,538 | 利息(税引き後) |
2020/09/16 | 356,500 | 債券償還 |
儲け | 26,171 | |
儲け率 | 6.48% |
2019年6月に償還された債券より良い結果じゃったわい。
これでインドネシアルピア建て債券は2勝0敗じゃ。
ちなみに、元本は47,500円(11.76%)減りました。
償還ラッシュが始まる
猟師のおじさんは2016年秋から2018年頭にかけて、調子に乗って新興国債券をいくつも購入してしまいました。
2021年中はその償還ラッシュが続きます。
インドルピー、インドネシアルピア、ロシアルーブル、ブラジルレアル、メキシコペソ、NZドル。
なんでこんなに買っちゃったんでしょう…。
これらの債券についても、償還され次第このブログで実績を紹介していきたいと思います。
次回は2021年3月償還のロシアルーブル建て債券です。
お楽しみに~♪
今のところ(2021年4月現在)円安傾向が続いていますから、償還にはちょうどいいタイミングです。