【12月10日の市況】日経平均続伸、トプコン 非公開化に向け入札プロセスに入っているとの報道で株価ストップ高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は以下のような材料で3指数とも下落しました。

  • 指数が連日最高値を更新しており利益確定売りなどが出やすい → 全体にマイナス
  • 12月11日(水)に11月の消費者物価指数(CPI)の発表がある → 動きづらい
  • 中国が独占禁止法違反の疑いでエヌビディア<NVDA>を調査 → ハイテクにマイナス
NYダウ 44,401.93 -240.59 (-0.54%)
NASDAQ 19,736.69 -123.08 (-0.62%)
S&P500 6,052.85 -37.42 (-0.61%)
SOX指数 5,018.84 -42.46 (-0.84%)
ラッセル2000 2,392.84 -16.16 (-0.67%)
エヌビディア<NVDA> 138.81 -3.63 (-2.55%)
NYダウ、3日続落し240ドル安 CPI前に買い手控え - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=横内理恵】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前週末比240ドル59セント(0.53%)安の4万4401ドル93セントで終...
中国がエヌビディアを調査、独占禁止法違反の疑い-株価下落
中国は米エヌビディアに対し、独占禁止法違反の疑いで調査を開始した。米政府が対中制裁を強化する中、人工知能(AI)向け半導体大手の同社を標的に定めている。

決算発表(夕方)

オラクル<ORCL>

9~11月期の売上高が市場予想と同程度と微妙だったことなどから時間外の株価は7%を超える大幅安となっています。

オラクル株が時間外で下落、クラウド事業の売上高が予想上回らず
10日の米株式市場でオラクルの株価が急落。一時10%を超える下げとなり、日中ベースでは約1年ぶりの大幅安となった。前日引け後に発表した9-11月(第2四半期)決...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数の中ではグロース250だけが反落、その他の指数は続伸となりました。

日経平均は昨日夕方からの円安の進行などを受け高く始まり、10時半頃に一旦上げ幅を縮小しましたが、そこからは再び右肩上がりが続きました。

(今日の高値は9:06の39,465円(304円高)、安値は10:41の39,171円(11円高)、値幅は293円)

  • 中国の2025年の経済政策に期待 → 中国関連(景気敏感含む)にプラス
  • ドル円が一時151円台半ばまで円安に進む場面があった → 自動車など輸出関連にプラス
  • 日銀の利上げは12月ではなく1月か? → 保険、銀行などにマイナス

久々に輸出関連株が大きく上げているところを見た感じがします。

日経平均 39,367.58 +207.08 (+0.53%)
TOPIX 2,741.41 +6.85 (+0.25%)
JPX日経400 24,876.61 +57.00 (+0.23%)
グロース250 640.47 -2.34 (-0.36%)
日経平均続伸、終値207円高の3万9367円 - 日本経済新聞
10日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比207円08銭(0.53%)高の3万9367円58銭だった。中国景気の先行き不安がやや和らいだことに伴い...
中国が金融政策スタンス変更、2011年以来-「適度に緩和的」へ
中国共産党指導部は9日、2025年に金融緩和と財政支出の拡大を進める方針を示した。トランプ次期米政権の発足を来月に控え、米国との第2次貿易戦争に備える。
日銀が1月会合前に異例の懇談会、年明け利上げ観測高まる可能性
日本銀行は9日、来年1月の金融政策決定会合前に氷見野良三副総裁が懇談会で講演する予定を発表した。1月の決定会合前に政策委員が懇談会を開くのは異例。市場の1月利上...

経済指標

11月 工作機械受注

今日の取引時間終了後には11月の工作機械受注の発表があり、前年同月比3%増となりました。

11月の工作機械受注3%増、国内プラスは27カ月ぶり - 日本経済新聞
日本工作機械工業会(日工会)が10日発表した11月の工作機械受注額(速報値)は前年同月比3%増の1193億円だった。2カ月連続でプラスだった。低迷が続いた国内向...

個別材料

トプコン 非公開化に向け入札プロセスに入っているとの報道で株価ストップ高

測量機などのトプコン<7732>が非公開化に向けて入札プロセスに入っているとの報道が今日の午前の取引時間中にありました。

これが伝わるとトプコンの株価は急伸してストップ高となり、年初来高値をつけました。

トプコン<7732> 2,156.5 +400 (+22.77%)
トプコンが非公開化へ、JICやKKRなど3社が買い手候補-関係者
医療機器などを手がけるトプコンが非公開化に向けて入札プロセスに入っていることが分かった。買い手候補には、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社の米K...

学情 前期増配、今期も増配予想を発表し株価大幅高

若手向け人材サービスの学情<2301>は、12月9日に2024年10月期の単独決算を発表しました。

純利益は前年同期比27.2%増となりました。

期末配当は従来予想の26円から39円へと13円増額しています。(年間では前期比14円の増配)

併せて2025年10月期の通期の業績予想を発表しました。

純利益は前期比3.1%増になりそうだとのことです。

配当予想は年間で67円としています。(前期比2円の増配)

これを受け今日の学情の株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

学情<2301> 2,041 +266 (+14.99%)
学情の2025年10月期、税引き利益3.2%増 - 日本経済新聞
学情が9日発表した2024年10月期の単独決算で、税引き利益は前期比27.2%増の22億2900万円となった。2025年10月期の税引き利益は前期比3.2%増の...

アイモバイル 第1四半期の純利益が48.2%減となり株価大幅安

ふるさと納税サイトなどのアイモバイル<6535>は、今日の昼の時間帯に2024年8~10月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比48.2%減となりました。

通期の業績予想は据え置きとのことです。

これが伝わると午後のアイモバイルの株価は急落しました。

アイモバイル<6535> 499 -42 (-7.76%)
アイモバイルの24年8〜10月期、純利益48.2%減 通期予想据え置き - 日本経済新聞
アイモバイルが10日発表した2024年8〜10月期の連結決算で、純利益は前年同期比48.2%減の7億2000万円となった。2025年7月期通期の純利益予想は据え...

中国

経済指標

11月 貿易収支

11月の貿易収支はドル建てで輸出が前年同月比6.7%増、輸入が3.9%減となりました。

中国11月輸出は+6.7%に鈍化、輸入減少 トランプ関税控え懸念材料
中国税関総署が10日発表した11月の貿易統計によると、輸出は前月から伸びが鈍化し、輸入は予想に反して減少した。トランプ次期米大統領の返り咲きで新たな貿易リスクが...

明日に向けての注目点

国内

明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。

  • 11月 国内企業物価指数
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