こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも続伸となりました。
トランプ氏が次期財務長官にスコット・ベッセント氏を指名したことで財政拡大懸念が幾分和らぎ長期金利が低下。景気敏感株や消費関連株を中心に買いが優勢となりました。
NYダウは過去最高値を更新しました。
S&P500とラッセル2000はザラ場ベースで過去最高値を更新しました。
NYダウ | 44,736.57 | +440.06 (+0.99%) |
NASDAQ | 19,054.83 | +51.18 (+0.27%) |
S&P500 | 5,987.37 | +18.03 (+0.30%) |
SOX指数 | 4,987.92 | +32.13 (+0.65%) |
ラッセル2000 | 2,442.03 | +35.36 (+1.47%) |
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが反落となりました。
日経平均は取引時間開始前にトランプ氏が中国に10%の追加関税を課すとSNSに投稿したと伝わったことで安く始まり10時台前半まで大きく下げ幅を拡大。その後は徐々に落ち着きを取り戻し大引けでは下げ幅は半分以下となりました。
(今日の高値は9:00の38,596円(183円安)、安値は10:18の38,020円(760円安)、値幅は576円)
- トランプ関税懸念 → 半導体など輸出関連にマイナス
- イスラエルとヒズボラが停戦する可能性 → 石油・石炭、鉱業、海運、防衛などにマイナス
- 日米の長期金利が低下してきた → 銀行、保険などにマイナス
- ドル円が一時153円台半ばまで円高に進む場面があった → 輸出関連にマイナス
- イプシロンSのエンジン燃焼試験が2回目も失敗 → 重工(IHI<7013>)にマイナス
日経平均は200日移動平均線(38,607円)と25日移動平均線(38,666円)を下回ってきました。
日経平均 | 38,442.00 | -338.14 (-0.87%) |
TOPIX | 2,689.55 | -26.05 (-0.96%) |
JPX日経400 | 24,471.42 | -246.55 (-1.00%) |
グロース250 | 635.47 | -2.71 (-0.42%) |
経済指標
11月 月例経済報告
個別材料
三井E&S 米国港湾向けクレーンを受注したと発表し株価大幅高
船舶エンジンなどの三井E&S<7003>は、同社と米国子会社でカリフォルニア州ロングビーチ港向けのクレーン8基を受注したと今日の午前の取引時間中に発表しました。
これが伝わると三井E&Sの株価は急伸しました。
三井E&S<7003> | 1,659 | +163 (+10.90%) |
積水化学 政府がペロブスカイト太陽電池の導入目標を検討との報道で株価大幅高
曲がる太陽電池ことペロブスカイト太陽電池について、経済産業省が2040年に原発20基分相当を導入する目標を検討しているとの報道が11月25日にありました。
これを受けペロブスカイト太陽電池の実用化を進めている積水化学工業<4204>の今日の株価は大幅高となり、年初来高値(上場来高値)をつけました。
積水化学<4204> | 2,446 | +122 (+5.25%) |
H.I.S. 子会社の雇調金不正受給の疑いで決算発表延期となり株価大幅安
旅行会社のエイチ・アイ・エス<9603>は、子会社が新型コロナの雇用調整助成金を不正受給した疑いで労働局から調査を受けていると11月25日に発表しました。
この影響で12月13日予定だった決算発表も延期するとのことです。
これが嫌気されたようで今日のH.I.S.の株価は大幅安となりました。
H.I.S.<9603> | 1,757 | -114 (-6.09%) |
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような発表があります。
- 10月 新築住宅販売件数
- 11月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
- FOMC議事要旨(11/6,7分)
国内
明日は以下のような決算発表があります。
- カシオ計算機<6952>