こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも下落しました。
この日はパウエルFRB議長が講演にて利下げを急ぐ必要はない旨の発言をしたことが嫌気され売りが優勢となりました。
NYダウ | 43,750.86 | -207.33 (-0.47%) |
NASDAQ | 19,107.65 | -123.07 (-0.64%) |
S&P500 | 5,949.17 | -36.21 (-0.60%) |
SOX指数 | 5,004.59 | -1.70 (-0.03%) |
ラッセル2000 | 2,336.94 | -32.43 (-1.37%) |
経済指標
前週分の新規失業保険申請件数
前週分の新規失業保険申請件数は21万7000件となり、市場予想(22万件)を下回る(良い)結果となりました。
10月 卸売物価指数(PPI)
総合PPIは前年同月比2.4%の上昇となり、市場予想(2.3%上昇)を上回りました。
食品とエネルギー、貿易サービス部門を除くコアPPIは前年同月比3.1%の上昇となりました。
決算発表(朝方)
ウォルト・ディズニー<DIS>
ウォルト・ディズニー<DIS> | 109.12 | +6.40 (+6.23%) |
決算発表(夕方)
アプライド・マテリアルズ<AMAT>
11月~2025年1月期の売上高見通しが市場予想を下回ったことなどから時間外の株価は5%を超える大幅安となっています。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが反発しました。
日経平均は未明に円安が進んだことなどを受け上げて始まり9時半頃まで上昇を続けましたが、その後上げ幅を縮小していって今日も安値引けとなりました。
(今日の高値は9:30の39,101円(565円高)、安値は15:30の38,642円(107円高)、値幅は458円)
- 昨日までにかなり下げた反動 → 全体にプラス
- ドル円が一時156円台後半まで円安に進んできた → 自動車など輸出関連にプラス
- 半導体製造装置のASML(オランダ)が強気の売上高見通しを維持 → 半導体にプラス
- 日本の10年債利回りが一時1.08%まで上昇してきた → 銀行、保険などにプラス
- 昨日のメガバンクの決算や自社株買いを好感 → 銀行にプラス
日経平均 | 38,642.91 | +107.21 (+0.28%) |
TOPIX | 2,711.64 | +10.42 (+0.39%) |
JPX日経400 | 24,694.25 | +93.86 (+0.38%) |
グロース250 | 625.95 | +0.72 (+0.12%) |
経済指標
7~9月期GDP
今日の取引時間開始前には7~9月期のGDPの発表があり、年率換算で0.9%増と市場予想(0.7%増)を上回りました。
個別材料
かんぽ生命 通期の業績予想の上方修正と自社株買いの実施を発表し株価大幅高
かんぽ生命保険<7181>は11月14日に2024年4~9月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比24.7%増となりました。
中間配当は従来予想どおりの52円とのことです。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表しました。
純利益は従来予想では前期比9.3%減としていましたが、今回37.8%増へと改めました。
また、3000万株(7.8%)・350億円を上限とする自社株買いを実施することも発表しました。
取得期間は今日~2025年11月14日としています。
これを受け今日のかんぽ生命の株価は大幅高となりました。
かんぽ生命<7181> | 3,031 | +343 (+12.76%) |
電通グループ 通期の業績予想の下方修正を発表し株価ストップ安
広告代理店の電通グループ<4324>は、11月14日に2024年1~9月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比93.1%減となりました。
併せて通期の業績予想の下方修正を発表。
純利益は従来予想では367億円の黒字としていましたが、今回235億円の黒字へと改めました。(前期は107億1400万円の赤字)
これを受け今日の電通グループの株価はストップ安となりました。
電通グループ<4324> | 4,097 | -700 (-14.59%) |
マクロミル 投資ファンドからTOBされることになり株価ストップ高
マーケティング調査のマクロミル<3978>について、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズがTOBを実施し完全子会社化を目指すと11月14日に発表しました。
TOB価格は1,150円、期間は今日~12月26日としています。
これを受け今日のマクロミルの株価はストップ高となり、年初来高値をつけました。
マクロミル<3978> | 971 | +150 (+18.27%) |
中国
経済指標
10月 小売売上高、鉱工業生産
小売売上高は前年同月比4.8%増となり、市場予想(3.8%増)を上回りました。
鉱工業生産は前年同月比5.3%増となり、市場予想(5.6%増)を下回りました。
来週に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 10月 小売売上高 ← 要チェック
- 11月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
- 10月 鉱工業生産
スケジュール
来週の主な予定は以下のようになっています。
11月18日(月) | 日本 | 9月 機械受注 |
11月19日(火) | 米国 | 10月 住宅着工件数 |
11月20日(水) | 日本 | 10月 貿易統計(通関ベース) |
10月 コンビニ売上高 | ||
10月 訪日外国人客数 | ||
米国 | 引け後にエヌビディアの決算発表 | |
11月21日(木) | 米国 | 前週分の新規失業保険申請件数 |
11月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 | ||
10月 中古住宅販売件数 | ||
11月22日(金) | 日本 | 10月 全国消費者物価指数(CPI) |
10月 全国スーパー売上高 | ||
米国 | 11月 製造業PMI、非製造業PMI |