こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも反発しました。
この日発表された9月のADP雇用統計(下に記載)で非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことなどから、前日大きく売られた半導体株を中心に買い直されました。
個別では前日引け後に決算を発表したナイキ<NKE>の株価が大幅安となりNYダウの足を引っ張りました。
NYダウ | 42,196.52 | +39.55 (+0.09%) |
NASDAQ | 17,925.12 | +14.76 (+0.08%) |
S&P500 | 5,709.54 | +0.79 (+0.01%) |
SOX指数 | 5,099.20 | +74.26 (+1.48%) |
ラッセル2000 | 2,195.00 | -2.03 (-0.09%) |
ナイキ<NKE> | 83.10 | -6.03 (-6.77%) |
経済指標
9月 ADP雇用統計
9月のADP雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比14万3000人増となり、市場予想(12万5000人増)を上回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが反発しました。
日経平均は昨晩大きく円安が進んだことなどを受け3万8千円台を回復する水準まで上げて始まり、その後は38,600円を軸としたもみ合いが続きました。
(今日の安値は9:00の38,457円(648円高)、高値は9:03の38,856円(1,047円高)、値幅は399円)
- 石破首相が追加利上げに慎重な姿勢を示した → 円安進行、銀行などにマイナス
- ドル円が一時147円台前半まで円安に進んできた → 輸出関連にプラス
- 昨晩の米国市場でSOX指数が大幅反発 → 半導体にプラス
- エヌビディアのCEOが「ブラックウェルの需要は常軌を逸している」と発言 → 半導体にプラス
- 米バークシャーが次に買ってくるのではとの思惑 → 保険にプラス
- 中東情勢の緊迫化、米港湾ストで運賃が上昇するかも → 海運にプラス
株価を吊り上げるために安易な発言をして、円安が止まらなくなったらどうするつもりなのでしょうか。
日経平均 | 38,552.06 | +743.30 (+1.97%) |
TOPIX | 2,683.71 | +31.75 (+1.20%) |
JPX日経400 | 24,572.26 | +309.48 (+1.28%) |
グロース250 | 650.33 | +5.75 (+0.89%) |
個別材料
霞ヶ関キャピタル 今期純利益2倍の業績予想を発表し株価大幅高
不動産コンサルなどの霞ヶ関キャピタル<3498>は、10月2日に2024年8月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比2.4倍となりました。
期末一括配当は従来予想どおりの170円とのことです。(前期比110円の増配)
併せて2025年8月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比2倍になりそうだとのことです。
配当予想は年間で240円としています。(前期比70円の増配)
これを受け今日の霞ヶ関キャピタルの株価は大幅高となりました。
霞ヶ関キャピタル<3498> | 18,750 | +3,240 (+20.89%) |
西部HD 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高
プリンスホテルなどでおなじみの西部ホールディングス<9024>は、10月2日に2025年3月期の通期の業績予想の上方修正を発表しました。
純利益は従来予想では前期比3.7%減としていましたが、今回3.1倍へと改めました。
これを受け今日の西部HDの株価は大幅高となりました。
西部HD<9024> | 3,372 | +266 (+8.56%) |
兼松 東京海上などによる株式の売り出しを発表し株価大幅安
商社の兼松<8020>は、東京海上日動火災保険や農林中央金庫などが同社の株式を売り出すと10月2日に発表しました。
この売り出しよる需給悪化懸念から今日の兼松の株価は大幅安となりました。
兼松<8020> | 2,332 | -88 (-3.64%) |
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 前週分の新規失業保険申請件数
- 9月 ISM非製造業景況指数
国内
明日は以下のような決算発表があります。
- 安川電機<6506> ← 要チェック