【8月5日の市況】日経平均は過去最大の下げ幅で3万2千円割れ

こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

先週末の米国市場
今日の日本市場
1. 概要
中国
明日に向けての注目点
1. 米国
2. 国内

先週末の米国市場

概要

先週末の米国市場は3指数とも大幅続落となりました。

この日発表された7月の雇用統計（下に記載）が市場予想を下回ったことで景気減速懸念が広がり幅広い銘柄に売りが出ました。

個別では前日引け後に決算発表を行ったインテル<INTC>やアマゾン･ドットコム<AMZN>の株価が大幅安となりました。

今話題になっているサーム・ルールの最新データは下のリンクから見れます。

NYダウ	39,737.26	-610.71 (-1.51％)
NASDAQ	16,776.16	-417.98 (-2.43％)
S&P500	5,346.56	-100.12 (-1.83％)

SOX指数	4,607.76	-251.83 (-5.18％)
ラッセル2000	2,109.31	-76.85 (-3.52％)

インテル<INTC>	21.48	-7.57 (-26.06％)
アマゾン･ドットコム<AMZN>	167.90	-16.17 (-8.78％)

米国株、ダウ続落し610ドル安　雇用統計で景気減速懸念　ナスダック大幅安 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=稲場三奈】2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比610ドル71セント（1.51%）安の3万9737ドル26セントで終えた。...

Real-time Sahm Rule Recession Indicator

Graph and download economic data for Real-time Sahm Rule Recession Indicator (SA...

インテル、売上高見通しが市場予想大きく下回る－人員削減を計画

米インテルの株価が２日の取引で一時29％安と急落。日中取引で少なくとも1982年以来の大幅安を記録した。同社が１日発表した７－９月（第３四半期）売上高見通しはア...

アマゾン、営業利益見通しが市場予想下回る－ＡＩコストの増加示唆

米アマゾン・ドット・コムが１日に示した７－９月（第３四半期）営業利益見通しはアナリスト予想を下回った。同社は人工知能（ＡＩ）サービス需要に対応するため投資を拡大...

経済指標

7月雇用統計

7月の雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比11万4000人増となり、市場予想（17万5000人増）を下回りました。

失業率は前月比0.2ポイント上昇の4.3%となり、市場予想(4.1%)を上回りました。

平均時給は前月比0.2%増となり、市場予想（0.3%増）を下回りました。

米雇用統計、雇用者数の伸びが予想以上に減速－失業率は4.3％に上昇

７月の米雇用統計では、雇用者数の伸びが市場の予想以上に減速。失業率はほぼ３年ぶりの水準に上昇した。労働市場が従来の想定よりも速いペースで悪化していることが示唆さ...

決算発表（朝方）

シェブロン<CVX>

148.55

-4.07 (-2.67％)

米シェブロン、第2四半期利益が予想届かず　精製マージン低下

米石油大手シェブロンが２日に発表した第２・四半期決算は、純利益が市場予想に届かなった。精製マージンの低下と天然ガス価格の下落が重しになった。

エクソン・モービル<XOM>

116.88

-0.07 (-0.06％)

エクソン、第2四半期利益が予想上回る生産目標も引き上げ

米石油大手エクソンモービルが２日に発表した第２・四半期決算は純利益が９２億４０００万ドルと、前年同期の７８億８０００万ドルから増加した。原油価格の上昇とシェール...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数すべてが大幅続落となり年初来安値をつけました。

日経平均は先週末の米国市場の大幅続落と円高を受け大きく下げて始まり、午前中は3万4千円のラインを挟んでのもみ合いを続けていましたが、午後に入ると急速に下げ幅を拡大。14時台前半には3万2千円を割り込んで大引け間際には3万1千円に迫る場面もありました。

（今日の高値は9:01の35,301円（608円安）、安値は14:53の31,156円（4,753円安）、値幅は4,145円）

今日の材料

米国の景気先行き懸念 → 全体にマイナス
中東情勢の悪化 → 全体にマイナス
先週末の米国市場でNASDAQ、SOX指数が大幅反落 → 半導体などハイテクにマイナス
エヌビディア<NVDA>の新AI半導体の出荷が遅れそう → 半導体にマイナス
バークシャーがアップル<AAPL>株を半分手放した → 電子部品などにマイナス
日米の長期金利が低下 → 銀行、保険などにマイナス
強烈な株価の下落 → 証券などにマイナス
ドル円が15時頃一時141円台後半まで円高に進んできた → 輸出関連、インバウンドなどにマイナス

今日のポイント

今日の日経平均の下落幅は過去最大、下落率は過去2番目の大きさ
日経平均は3営業日続落でトータル7,643円下落
日経平均採用銘柄すべてが下落
先週末に引き続き33業種すべてが下落
プライム市場で値上がりしたのはたったの14銘柄
プライム市場の売買代金は7兆9674億円と大きく膨らんだ
プライム市場の時価総額が1日で100兆円を超える減少
国債先物、日経平均先物、TOPIX先物、グロース250先物でサーキットブレーカー発動

今日は歴史的な1日となりました。

新NISAで投資を始めたほとんどの人が含み損を抱えてしまったじゃろうのぉ。

日経平均	31,458.42	-4,451.28 (-12.40％)
TOPIX	2,227.15	-310.45 (-12.23％)
JPX日経400	20,365.07	-2,883.47 (-12.40％)
グロース250	485.02	-91.27 (-15.84％)

日経平均下落寄与上位

銘柄	株価	下落幅（率）	寄与度	メモ
東京エレクトロン<8035>	22,055	-5,000 (-18.48％)	-490	ストップ安、年初来安値
ファーストリテイリング<9983>	36,470	-3,870 (-9.59％)	-379
ソフトバンクＧ<9984>	6,400	-1,468 (-18.66％)	-287	一時ストップ安
アドバンテスト<6857>	5,313	-1,000 (-15.84％)	-261	ストップ安
ＴＤＫ<6762>	7,831	-1,500 (-16.08％)	-147	ストップ安
信越化学<4063>	5,245	-676 (-11.42％)	-110	年初来安値