【6月10日の市況】日経平均反発で3万9千円台回復、カナモト 第2四半期までの純利益が23.9%増となり株価大幅高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

先週末の米国市場

概要

先週末の米国市場は3指数とも下落しました。

この日発表された5月の雇用統計(下に記載)で非農業部門の雇用者数が市場予想を大きく上回ったことで、利下げ期待が後退し10年債利回りが4.4%台半ばまで上昇。株式の相対的な割高感が出て売りが優勢となりました。

S&P500はザラ場ベースで過去最高値を更新しました。

NYダウ 38,798.99 -87.18 (-0.22%)
NASDAQ 17,133.12 -39.99 (-0.23%)
S&P500 5,346.99 -5.97 (-0.11%)
SOX指数 5,287.24 -14.44 (-0.27%)
NYダウ反落、87ドル安 雇用統計で利下げ観測が後退 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=川上純平】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前日比87ドル18セント(0.22%)安の3万8798ドル99セン...

経済指標

5月 雇用統計

5月の雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比27万2000人増となり、市場予想(18万人増)を上回りました。

失業率は前月比0.1ポイント上昇の4%となり、市場予想(3.9%)を上回りました。

平均時給は前月比0.4%増となり、市場予想(0.3%増)を上回りました。

米雇用統計、5月の非農業部門雇用者数27万2000人増-失業率は上昇
米国では5月、雇用者数が大幅に増加し、賃金の伸びも加速した。これを受け、市場では米利下げ開始時期に関する予想が後ずれした。

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数すべてが上昇しました。

日経平均は先週末にドル円が大きく円安に進んだことをなどを受け上げて始まり、その後ももみ合いながら徐々に上げ幅を拡げていきました。

(今日の安値は9:00の38,689円(5円高)、高値は14:06の39,081円(397円高)、値幅は391円)

  • 日米の長期金利が再び上昇してきた → 保険、銀行などにプラス
  • ドル円が157円台前半まで円安に進んできた → 自動車など輸出関連にプラス

今週は水曜日以降に重要なイベントが控えていて動きづらいのか、今日のプライム市場の売買代金は3兆3195億円とかなり少な目でした。

日経平均は75日移動平均線(39,008円)を上回ってきたのぉ。

日経平均 39,038.16 +354.23 (+0.92%)
TOPIX 2,782.49 +27.46 (+1.00%)
JPX日経400 25,421.57 +246.06 (+0.98%)
グロース250 625.78 +4.14 (+0.67%)
日経平均反発、終値は354円高の3万9038円 - 日本経済新聞
10日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前週末比354円23銭(0.92%)高の3万9038円16銭だった。外国為替市場で円相場が1ドル=157円台ま...

経済指標

4月 国際収支

4月の国際収支は経常収支が2兆505億円の黒字となりました。

経常黒字、4月は2兆505億円 債券利子や配当金が増加 - 日本経済新聞
財務省が10日発表した4月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を示す経常収支は2兆505億円の黒字だった。前年同月から8.2%増...

5月 景気ウォッチャー調査

今日の午後の取引時間中には5月の景気ウォッチャー調査の結果発表があり、現状判断指数は前月比1.7ポイント低下の45.7、先行き判断指数は前月比2.2ポイント低下の46.3となりました。

街角景気5月は1.7ポイント低下、電気料金値上げ・円安など物価高影響
内閣府が10日発表した5月の景気ウオッチャー調査は、景気の現状判断DIが45.7と、前月から1.7ポイント低下した。DIは2022年8月(45.5)以来の低水準...

個別材料

カナモト 第2四半期までの純利益が23.9%増となり株価大幅高

建機レンタルのカナモト<9678>は、6月7日に2023年11月~2024年4月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比23.9%増となりました。

中間配当は従来予想どおりの35円とのことです。

通期の業績予想は据え置きとしています。

これを受け今日のカナモトの株価は大幅高となりました。

カナモト<9678> 2,989 +424 (+16.53%)
カナモト純利益24%増 23年11月〜24年4月建機需要拡大 - 日本経済新聞
カナモトは7日、2023年11月〜24年4月期の連結純利益が36億円となり、前年同期に比べて24%増えたと発表した。国内の建設工事が堅調に推移し、主力の建機レン...

シーイーシー 自社株買いを実施すると発表し株価大幅高

独立系SIのシーイーシー<9692>は、6月7日に2024年2~4月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比2.0%増となりました。

通期の業績予想は据え置きとのことです。

また、200万株(5.95%)・30億円を上限とする自社株買いを実施することも発表しました。

取得期間は今日~12月31日としており、取得したすべての株式を2025年1月17日に消却するとのことです。

これを受け今日のシーイーシーの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

シーイーシー<9692> 2,055 +264 (+14.74%)
シーイーシー急伸、自社株買いや2~4月期決算を好感(シーイーシー) 2024年06月10日[みんかぶ] - みんかぶ
2024/06/10 - シーイーシー(9692) の関連ニュース。 シーイーシー<9692.T>が急伸。前週末7日取引終了後、取得上限200万株(自己株式を除...

政府がM&A仲介事業者に手数料の開示を求めると伝わり関連銘柄の株価が大幅安

政府が6月7日に公表した「新しい資本主義」の実行計画改定版案で、M&A仲介事業者に手数料の開示を求めることなどが盛り込まれていることが明らかとなりました。

これにより収益に悪影響が出るとの警戒から今日のM&A仲介事業者の株価は大幅安となりました。

M&A総研HD<9552> 3,450 -455 (-11.65%)
ストライク<6196> 4,200 -375 (-8.20%)
M&Aキャピタル<6080> 2,068 -159 (-7.14%)
日本M&A<2127> 737.2 -29.3 (-3.82%)
ホットストック:Ⅿ&A株が軒並み2桁の大幅安、政府が仲介事業者の手数料開示へ
Ⅿ&A(買収と合併)関連銘柄が大幅安となっている。政府がⅯ&A仲介事業者に手数料の開示を求めると伝わり、嫌気する売りが先行している。

明日に向けての注目点

国内

明日の取引時間終了後には以下のような指標の発表があります。

  • 5月 工作機械受注
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