こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも反落となりました。
この日公開されたFOMC議事要旨(4/30,5/1分)がタカ派的な内容だったことから利下げ期待がやや後退し、景気敏感株を中心に売りが優勢となりました。
NASDAQはザラ場ベースで過去最高値を更新しました。
| NYダウ | 39,671.04 | -201.95 (-0.51％) |
| NASDAQ | 16,801.54 | -31.08 (-0.18％) |
| S&P500 | 5,307.01 | -14.40 (-0.27％) |
| SOX指数 | 5,126.81 | +52.42 (+1.03％) |
経済指標
4月 中古住宅販売件数
4月の中古住宅販売件数は年率換算で前月比1.9%減の414万戸となり、市場予想（423万戸）を下回りました。
決算発表（朝方）
ターゲット<TGT>
| ターゲット<TGT> | 143.27 | -12.51 (-8.03％) |
決算発表（夕方）
エヌビディア<NVDA>
2～4月期の売上高・1株利益、5～7月期の売上高見通しが市場予想を上回り、1対10の株式分割も発表したことなどから、時間外の株価は6%を超える大幅高となっています。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数の中ではグロース250だけが続落、その他指数は反発となりました。
日経平均は今朝発表された米エヌビディア<NVDA>の好調な決算を受け高く始まり、その直後に一旦昨日の終値近辺まで押し戻されたものの、それ以降は上昇基調が続いて午後は一段高となり3万9千円台を回復しました。
（今日の安値は9:14の38,617円（昨日の終値とほぼ同じ）、高値は13:05の39,129円（512円高）、値幅は512円）
グロース250は年初来安値を更新しました。
- 決算発表を受けエヌビディア<NVDA>の時間外の株価が大幅高 → 半導体関連にプラス
- 日本の長期金利の上昇を警戒 → 不動産やグロースなどにマイナス、保険などにプラス
- WTI原油先物が77ドルちょうど近辺まで下落してきた → 石油・石炭、鉱業などにマイナス
- 金など非鉄金属の先物が下落→ 非鉄金属にマイナス
- ドル円が156円台後半まで円安に進んできた → 輸出関連にプラス？
日経平均は75日移動平均線（38,757円）を上回ってきました。
| 日経平均 | 39,103.22 | +486.12 (+1.26％) |
| TOPIX | 2,754.75 | +17.39 (+0.64％) |
| JPX日経400 | 25,170.12 | +182.19 (+0.73％) |
| グロース250 | 615.48 | -9.18 (-1.47％) |
| ディスコ<6146> | 62,260 | +4,590 (+7.96％) |
| レーザーテック<6920> | 45,470 | +2,700 (+6.31％) |
| ルネサス<6723> | 2,849 | +148 (+5.48％) |
| アドバンテスト<6857> | 5,853 | +298 (+5.36％) |
| ニデック<6594> | 7,974 | +348 (+4.56％) |
| ソフトバンクＧ<9984> | 8,730 | +358 (+4.28％) |
| ソシオネクスト<6526> | 4,580 | +166 (+3.76％) |
経済指標
4月 全国スーパー売上高
4月の全国スーパー売上高は既存店ベースで前年同月比0.4%増となりました。
個別材料
帝人 大株主に投資ファンドの名前が浮上してきて株価大幅高
合成繊維などの帝人<3401>について、香港のオアシス・マネジメント系のオアシス・ジャパン・ストラテジック・ファンドが持ち株比率2.49%で7位の大株主に浮上してきたことが、株主総会資料から明らかとなりました。
これを受け今日の帝人の株価は大幅高となりました。
| 帝人<3401> | 1,550 | +145 (+10.32％) |
住石ＨＤ 麻生による株式の取得が完了したとの見方から株価大幅安
石炭などの住石ホールディングス<1514>は、5月17日時点で株式会社麻生の持ち株比率が50.01%となり連結子会社となったことを5月22日に発表しました。
これにより麻生による住石ＨＤの株式取得が完了したとの見方が広がり、今日の住石ＨＤの株価は大幅安となりました。
| 住石ＨＤ<1514> | 1,549 | -220 (-12.44％) |
明日に向けての注目点
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 前週分の新規失業保険申請件数
- 5月 製造業PMI、非製造業PMI
- 4月 新築住宅販売件数
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 4月 全国消費者物価指数(CPI)
午後の取引時間中には以下のような指標の発表があります。
- 4月 全国百貨店売上高