こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも反発しました。
この日は以下のような材料で大手ハイテク株を中心に買いが優勢となりました。
- アップル<AAPL>がiPhoneにグーグルの生成AIを搭載する方向で交渉中との報道
- テスラ<TSLA>がモデルYの値上げを発表
| NYダウ | 38,790.43 | +75.66 (+0.20％) |
| NASDAQ | 16,103.44 | +130.27 (+0.82％) |
| S&P500 | 5,149.42 | +32.33 (+0.63％) |
| SOX指数 | 4,757.60 | -0.10 (-0.00%) |
| アップル<AAPL> | 173.72 | +1.10 (+0.64％) |
| アルファベット<GOOG> | 148.48 | +6.31 (+4.44％) |
| アルファベット<GOOGL> | 147.68 | +6.50 (+4.60％) |
| テスラ<TSLA> | 173.88 | +10.31 (+6.31％) |
引け後にはエヌビディア<NVDA>の開発者会議初日の基調講演がありましたが、時間外の株価は下げています。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが続伸となりました。
日経平均は昨日大幅高した反動もあって午前中はマイナス圏で推移していましたが、後場に入ってすぐのところで日銀金融政策決定会合の結果が伝わるとプラスに転じ、大引けまで上昇を続けて高値引けとなり4万円台を回復しました。
（今日の安値は10:36の39,407円（332円安）、高値は15:00の40,003円（263円高）、値幅は596円）
TOPIXは終値ベースでバブル崩壊後の高値を更新しました。
日銀金融政策決定会合の結果概要
- マイナス金利(-0.1%)を解除して0～0.1%とする
- イールドカーブコントロール(YCC)廃止
- ETFの新規購入停止
- 長期国債の買い入れは継続
その他のポイント
- マイナス金利解除後も緩和的な金融政策が続く見通し → 不動産にプラス
- マイナス金利解除で材料出尽くし → 銀行にマイナス
- ドル円が150円台前半まで円安に進んできた → 自動車など輸出関連にプラス
- WTI原油先物が一時82ドル台まで上昇してきた → 鉱業、石油・石炭にプラス
米国で利下げが始まるまでずっと円安が続くのでしょうか？
| 日経平均 | 40,003.60 | +263.16 (+0.66％) |
| TOPIX | 2,750.97 | +28.98 (+1.06％) |
| JPX日経400 | 24,884.79 | +255.66 (+1.04％) |
| グロース250 | 746.07 | +5.62 (+0.76％) |
経済指標
2月 訪日外国人客数
今日の夕方には2月の訪日外国人客数の発表があり278万8000人となりました。
個別材料
日銀金融政策決定会合の結果を受け不動産株が大幅高
今日の日銀金融政策決定会合の結果でマイナス金利は解除（デフレからインフレへの転換）されたものの、今後も緩和的な金融政策が続くとの見方から今日は不動産株が大幅高となりました。
| 住友不動産<8830> | 5,243 | +402 (+8.30％) |
| 東京建物<8804> | 2,378 | +163 (+7.36％) |
| 東急不ＨＤ<3289> | 1,170.5 | +64.5 (+5.83％) |
| 三井不動産<8801> | 4,763 | +243 (+5.38％) |
| 三菱地所<8802> | 2,713.5 | +137 (+5.32％) |
神戸物産 2月度の経常利益が19%減となり株価大幅安
業務スーパーの神戸物産<3038>は、3月18日に2月度の単体業績を発表しました。
- 売上高は前年同月比11.6%増
- 営業利益は前年同月比16.0%増
- 経常利益は前年同月比19.2%減（為替予約の関係で）
経常利益の減益が嫌気されたようで今日の神戸物産の株価は大幅安となりました。
| 神戸物産<3038> | 3,689 | -225 (-5.75％) |
日立製作所 エヌビディアと協業すると発表し株価上昇
電機・重電・ITなどの日立製作所<6501>は、米エヌビディア<NVDA>とAIシステムの開発で協業すると今日発表しました。
生成AIの学習時間を1/20に短縮するデータ保存サーバーやデジタルツインのシステムで協業するとのことです。
これを受け今日の日立製作所の株価は上昇しました。
| 日立製作所<6501> | 13,070 | +370 (+2.91％) |
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 2月 住宅着工件数
明日（3月20日（水））の晩にはFOMCの結果発表があります。
国内
明日の日本市場は休場（春分の日）です。
3月21日（木）の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 2月 貿易統計（通関ベース）
取引時間中には以下のような指標の発表があります。
- 2月 コンビニ売上高