【3月18日の市況】日経平均大幅反発で3万9千円台回復、ACCESS 今期黒字転換の業績予想を発表し株価ストップ高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

先週末の米国市場

概要

先週末の米国市場は3指数とも続落となりました。

10年債利回りが一時4.32%まで上昇したことで株式の相対的な割高感が出てハイテク株などを中心に売りが優勢となりました。

NYダウ 38,714.77 -190.89 (-0.49%)
NASDAQ 15,973.17 -155.35 (-0.96%)
S&P500 5,117.09 -33.39 (-0.64%)
SOX指数 4,757.71 -25.94 (-0.54%)
NYダウ続落、190ドル安 金利高でハイテク株に売り - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=稲場三奈】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比190ドル89セント(0.49%)安の3万8714ドル77セントで終えた...

経済指標

3月 ニューヨーク連銀製造業景気指数

3月のニューヨーク連銀製造業景気指数は前月比18.5ポイント低下の-20.9となり、市場予想(-7.0)を下回りました。

NY連銀製造業景況指数、3月は予想以上に落ち込む-受注や出荷低下
3月のニューヨーク連銀製造業景況指数は市場が予想していた以上に落ち込んだ。受注と出荷、雇用の指数がいずれも低下した。一方、製造業者はコスト上昇分の製品価格への転...

2月 鉱工業生産

2月の鉱工業生産指数は前月比0.1%の上昇となり、市場予想(横ばい)を上回りました。

2月の米鉱工業生産指数、小幅上昇にとどまる-製造業生産は大幅回復
米連邦準備制度理事会(FRB)が15日発表した2月の鉱工業生産指数は、わずかな上昇にとどまった。温暖な天候の影響で公益事業の需要が抑制されたものの、製造業の生産...

3月 ミシガン大学消費者態度指数

3月のミシガン大学消費者態度指数は前月比0.4ポイント低下の76.5となり、市場予想(77.1)を下回りました。

1年先のインフレ期待は前月比横ばいの3%となり、市場予想(3.1%)を下回りました。

5年先のインフレ期待は前月比横ばいの2.9%となり、市場予想(2.9%)と一致しました。

ミシガン大消費者マインド指数、3月速報値76.5に低下 -予想下回る
3月初旬における米消費者のセンチメントは、前月からほぼ変化がなかった。ただ大統領選を控え、先行きについては慎重姿勢がやや強まっている。

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数すべてが大幅上昇となりました。

日経平均は明日の日銀金融政策決定会合の結果発表でマイナス金利が解除され悪材料出尽くしになるだろうとの見方から上げて始まり、3万9千円台を回復した後は10時頃まで急速に、その後は緩やかに上昇を続け大引けではほぼ高値引けとなりました。

(今日の安値は9:00の38,935円(227円高)、高値は15:00の39,769円(1061円高)、値幅は833円)

TOPIXは2,700ポイント台を回復しました。

  • マイナス金利解除後も緩和的な金融政策が続きそう → 不動産にプラス
  • ドル円が149円台前半まで円安に進んできた → 自動車など輸出関連にプラス
  • 先週金曜日に大きく下げた反動 → 半導体にプラス
  • TSMCが半導体の後工程の日本への設置を検討しているとの報道 → 半導体にプラス
  • 今晩開催されるエヌビディア<NVDA>の開発者会議への期待 → 半導体にプラス
  • 先週大きく上げた反動で東京電力HD<9501>が大幅安 → 電気・ガスにマイナス

日銀金融政策決定会合の結果が想定通りだったら明日もさらに株価が上昇するということでしょうか?

今後もずっと円安というのは勘弁してほしいのぉ。

日経平均 39,740.44 +1,032.80 (+2.67%)
TOPIX 2,721.99 +51.19 (+1.92%)
JPX日経400 24,629.13 +502.41 (+2.08%)
グロース250 740.45 +18.97 (+2.63%)
東証大引け 日経平均急反発、1032円高 日銀政策織り込む - 日本経済新聞
18日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、終値は前週末比1032円80銭(2.67%)高の3万9740円44銭だった。6日以来の高値で、上げ幅は2月13日...
日本に先端半導体「後工程」の生産能力、TSMCが検討=関係者
半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、人工知能(AI)向け半導体の生産に不可欠な先端パッケージング工程を日本に設置する検討をしていることが分かった...
エヌビディア、18日に開発者会議 パンデミック後で初の対面方式
人工知能(AI)向け半導体で圧倒的なシェアを誇る米エヌビディアは、週明け18日に年次開発者会議を開催する。対面方式での開催は新型コロナウイルスのパンデミック以降...

経済指標

1月 機械受注

1月の機械受注は前月比1.7%減となり、市場予想(0.8%減)を下回りました。

機械受注1月1.7%減 基調判断「足元は弱含み」に下げ - 日本経済新聞
内閣府が18日発表した1月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標とされる民需(船舶・電力を除く、季節調整済み)は前月比1.7%減の8238億円だった。マイナ...

個別材料

ACCESS 今期黒字転換の業績予想を発表し株価ストップ高

IoTデバイス受託開発などのACCESS<4813>は、3月15日に2024年1月期の連結決算を発表しました。

純利益は2億8000万円の赤字となりました。(前期は26億8400万円の赤字)

併せて2025年1月期の通期の業績予想を発表。

純利益は2億1000万円の黒字になりそうだとのことです。

この黒字転換予想が好感されたようで今日のACCESSの株価はストップ高となり、昨年来高値をつけました。

ACCESS<4813> 1,627 +300 (+22.61%)
ACCESSの2025年1月期、最終損益は2億1000万円の黒字 - 日本経済新聞
ACCESSが15日発表した2024年1月期の連結決算で、最終損益は2億8000万円の赤字となった。前期は26億8400万円の赤字だった。2025年1月期の最終...

H.I.S. 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高

旅行会社のエイチ・アイ・エス<9603>は、3月15日に2023年11月~2024年1月期の連結決算を発表しました。

純利益は25億8200万円の黒字となりました。(前年同期は35億7100万円の赤字)

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では52億円の黒字としていましたが、今回60億円の黒字へと改めました。(前期は26億1800万円の赤字)

これが好感されたようで今日のH.I.S.の株価は大幅高となりました。

H.I.S.<9603> 2,018 +243 (+13.69%)
HIS、最終黒字60億円に上方修正 24年10月期 - 日本経済新聞
エイチ・アイ・エス(HIS)は15日、2024年10月期の最終損益が60億円の黒字(前期は26億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想から8億円上方修正した...

スマレジ 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高

クラウドPOSのスマレジ<4431>は、3月15日に2023年5月~2024年1月期の単独決算を発表しました。

純利益は前年同期比31.7%増となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比0.3%減としていましたが、今回18.6%増へと改めました。

これを受け今日のスマレジの株価は大幅高となりました。

スマレジ<4431> 2,499 +145 (+6.16%)
スマレジの23年5月〜24年1月期、税引き利益31.7%増 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
スマレジが15日発表した2023年5月〜24年1月期の単独決算で、税引き利益は前年同期比31.7%増の8億7700万円となった。2024年4月期通期の税引き利益...

中国

経済指標

1~2月期 小売売上高、鉱工業生産

今日の午前中には中国の1~2月期の小売売上高、鉱工業生産の発表がありました。

小売売上高は前年同期比5.5%増となり、市場予想(5.2%増)を上回りました。

鉱工業生産は前年同期比7.0%増となり、市場予想(5.0%増)を上回りました。

中国鉱工業生産と小売売上高、1─2月は予想上回る 不動産低迷
中国国家統計局が18日発表した1─2月の鉱工業生産と小売売上高は予想を上回った。政策当局に一定の安心感を与える内容となったが、引き続き不動産部門の低迷が経済と信...

明日に向けての注目点

国内

明日の昼頃には日銀金融政策決定会合の結果発表があります。

また、夕方には以下のような指標の発表があります。

  • 2月 訪日外国人客数

以下のような決算発表もあります。

取引時間終了後
  • 日本オラクル<4716>
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