こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
概要
先週末の米国市場は3指数とも反落となりました。
この日発表された2月の雇用統計（下に記載）が強弱入り混じる内容だったことなどから、朝方は堅調に始まったものの次第に売りが優勢となり特に半導体関連には利益確定売りが広がりました。
NASDAQ、S＆P500、SOX指数はザラ場ベースで過去最高値を更新しました。
| NYダウ | 38,722.69 | -68.66 (-0.18％) |
| NASDAQ | 16,085.11 | -188.26 (-1.16％) |
| S&P500 | 5,123.69 | -33.67 (-0.65％) |
| SOX指数 | 4,957.78 | -208.05 (-4.03％) |
| エヌビディア<NVDA> | 875.28 | -51.41 (-5.55％) |
経済指標
2月 雇用統計
2月の雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比27万5000人増となり、市場予想（20万人増）を上回りました。
失業率は前月比0.2ポイント上昇の3.9%となり、市場予想(3.7%)を上回りました。
平均時給は前月比0.1%増となり、市場予想（0.2%増）を下回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが下落しました。
日経平均は先週末の米国市場の下落や円高などを受け大きく下げて始まり3万9千円を割り込んで13時台後半まで下げ幅を拡大した後は大引けにかけて300円ちょっと戻しました。
（今日の高値は9:00の39,241円（447円安）、安値は13:52の38,496円（1,192円安）、値幅は744円）
TOPIXは2,700ポイントを割り込みました。
今日は前引け段階でTOPIXの下げ率が2.25%となりましたが、日銀によるETF買いはありませんでした。
- 先週末の米国市場でSOX指数が大幅反落 → 半導体にマイナス
- ドル円が一時146円台後半まで円高に進む場面があった → 自動車など輸出関連にマイナス
- WTI原油先物が77ドル台まで下落してきた → 鉱業などにマイナス
- 任天堂がマリオの新作映画を2026年4月に公開予定 → その他製品にプラス
- 内需株などに資金退避 → パルプ・紙などにプラス
日銀のマイナス金利解除期待で銀行ぐらいは買われるのかと思っていましたが、予想外に業種別で2番目に大きな下げ率となりました。
今日は人気銘柄の三井Ｅ＆Ｓ<7003>とさくらインターネット<3778>がストップ安になったのぉ。
| 日経平均 | 38,820.49 | -868.45 (-2.19％) |
| TOPIX | 2,666.83 | -59.97 (-2.20％) |
| JPX日経400 | 24,112.48 | -552.64 (-2.24％) |
| グロース250 | 737.29 | -17.67 (-2.34％) |
| 三井Ｅ＆Ｓ<7003> | 2,053 | -500 (-19.58％) |
| さくらインターネット<3778> | 6,620 | -1,500 (-18.47％) |
経済指標
2月 工作機械受注
今日の取引時間終了後には2月の工作機械受注の発表があり、前年同月比8%減となりました。
個別材料
大日本印刷 自社株買いを発表し株価大幅高
大日本印刷<7912>は2000万株(8.3%)・500億円を上限とする自社株買いを実施すると3月8日に発表しました。
取得期間は今日～9月30日としています。
これが好感されたようで今日の大日本印刷の株価は大幅高となりました。
| 大日本印刷<7912> | 4,550 | +249 (+5.79％) |
アマゾンがふるさと納税に参入との報道で関連株が大幅安
アマゾン・ドットコム<AMZN>がふるさと納税の仲介事業に来年春にも参入するとの報道が今朝ありました。
これを受け今日はふるさと納税関連銘柄の株価が大幅安となりました。
| チェンジＨＤ<3962> | 1,152 | -225 (-16.34％) |
| アイモバイル<6535> | 416 | -51 (-10.92％) |
| 雨風太陽<5616> | 1,156 | -64 (-5.25％) |
ｇｕｍｉ ジョジョのモバイルオンラインゲーム配信権を獲得したと発表し株価大幅高
スマホゲームのｇｕｍｉ<3903>は、「ジョジョの奇妙な冒険」アニメーションシリーズのモバイルオンラインゲーム配信権を獲得したと3月8日に発表しました。
これが好感されたようで今日のｇｕｍｉの株価は大幅高となりました。
| ｇｕｍｉ<3903> | 445 | +36 (+8.80％) |
中国
経済指標
2月 消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)
3月9日に中国で2月の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の発表がありました。
消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.7%の上昇となり、市場予想（0.3%上昇）を上回りました。
生産者物価指数(PPI)は前年同月比2.7%の低下となり、市場予想（2.5%低下）を下回りました。
明日に向けての注目点
米国
米国市場は今週から夏時間です。
また、以下のような決算発表があります。
- オラクル<ORCL>
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 2月 国内企業物価指数
また、以下のような決算発表があります。
- 三井ハイテック<6966>