こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも続伸となりました。
この日は特に大きな材料がなかったものの、AIへの期待などからハイテク株を中心に買いが優勢となりました。
NYダウは終値ベースで過去最高値を更新しました。
NASDAQは昨年来高値を更新しました。
S&P500は過去最高値を更新しました。
S&P500はあとちょっとで5,000ポイントに届きます。
NYダウ | 38,677.36 | +156.00 (+0.40%) |
NASDAQ | 15,756.64 | +147.64 (+0.95%) |
S&P500 | 4,995.06 | +40.83 (+0.82%) |
SOX指数 | 4,408.73 | +70.46 (+1.62%) |
経済指標
12月 貿易収支
決算発表(朝方)
ウーバー・テクノロジーズ<UBER>
ウーバー・テクノロジーズ<UBER> | 70.65 | +0.18 (+0.26%) |
アリババ・グループ<BABA>
アリババ・グループ<BABA> | 73.64 | -4.59 (-5.87%) |
決算発表(夕方)
ウォルト・ディズニー<DIS>
今後の利益見通しが市場予想を上回ったことなどから時間外の株価は大幅高となっています。
アーム・ホールディングス<ARM>
今後の売上高見通しが市場予想を上回ったことなどから時間外の株価は2割近くの大幅高となっています。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数の中ではグロース250だけが続落、その他の指数は上昇しました。
日経平均は昨晩の米国市場の続伸などを受け高く始まり、10時台後半と13時台に大きく上げ幅を拡大する場面がありました。
(今日の安値は9:05の36,206円(86円高)、高値は13:59の36,956円(837円高)、値幅は750円)
日経平均は終値ベースでバブル崩壊後の高値を更新しました。
TOPIXはバブル崩壊後の高値を更新しました。
- 昨晩の米国市場でSOX指数が大幅反発 → 半導体関連にプラス
- 好決算を発表した英アーム・ホールディングス<ARM>の時間外の株価が大幅高
→ ソフトバンクG<9984>や半導体関連にプラス → 日経平均押し上げ - 内田日銀副総裁の発言を受け緩和的な金融政策が続きそう → 円安
- ドル円が148円台後半まで円安に進んできた → 自動車など輸出関連にプラス
明日のオプションSQを前にちょうどいいタイミングで複数の材料が出たものだから、日経平均を吊り上げたい動きが顕著に出たようで…。
今日のプライム市場の売買代金は5兆5622億円と大きく膨らみました。
今日はソフトバンクG<9984>だけで日経平均を146円押し上げたのぉ。
日経平均 | 36,863.28 | +743.36 (+2.06%) |
TOPIX | 2,562.63 | +12.68 (+0.50%) |
JPX日経400 | 23,126.34 | +150.29 (+0.65%) |
グロース250 | 708.96 | -0.78 (-0.11%) |
ソフトバンクG<9984> | 7,350 | +732 (+11.06%) |
経済指標
12月 国際収支
12月の国際収支は経常収支が7443億円の黒字となりました。
1月 景気ウォッチャー調査
今日の午後の取引時間中には1月の景気ウォッチャー調査の結果発表があり、現状判断指数は前月比1.6ポイント低下の50.2、先行き判断指数は前月比2.1ポイント上昇の52.5となりました。
個別材料
協和キリン 自社株買いを実施すると発表し株価大幅高
医薬品の協和キリン<4151>は、2月7日に2023年12月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比51.5%増となりました。
期末配当は従来予想の27円から29円へと2円増額しています。(年間では前期比5円の増配)
併せて2024年12月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比22.4%減になりそうだとのことです。
また、1700万株(3.2%)・400億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しました。
取得期間は2月13日~10月31日で、取得した株式は11月14日にすべて消却するとのことです。
これを受け今日の協和キリンの株価は大幅高となりました。
協和キリン<4151> | 2,707.5 | +439.5 (+19.38%) |
清水建設 通期の利益予想の下方修正を発表し株価大幅安
大手ゼネコンの清水建設<1803>は、今日の午後の取引時間中に2023年4~12月期の連結決算を発表しました。
純利益は208億5500万円の赤字となりました。(前年同期は214億6800万円の黒字)
併せて通期の利益予想の下方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比1.9%増としていましたが、今回79.6%減へと改めました。
(営業利益は330億円の赤字へ)
期末配当予想も従来の13.5円から6.5円へと7円減額しています。(年間では前期比1円の減配)
また、1300万株(1.8%)・100億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しました。
取得期間は2月13日~5月10日としています。
これが伝わると清水建設の株価は急落しました。
清水建設<1803> | 878.8 | -169.2 (-16.15%) |
テルモ 通期の業績予想の上方修正と1対2の株式分割を発表し株価大幅高
医療機器のテルモ<4543>は、2月7日に2023年4~12月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比13.8%増となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比13.1%増としていましたが、今回17.5%増へと改めました。
また、3月31日を基準日とする1対2の株式分割を実施することも発表しました。
これらを受け今日のテルモの株価は大幅高となり、昨年来高値(株式分割を考慮しての上場来高値)をつけました。
テルモ<4543> | 5,425 | +352 (+6.94%) |
ディーエヌエー 第3四半期までが312億円の赤字となり株価大幅安
スマホゲームなどのディー・エヌ・エー<2432>は、2月7日に2023年4~12月期の連結決算を発表しました。
純利益は312億3300万円の赤字となりました。(前年同期は72億8700万円の黒字)
ソフトウェア資産やのれんの減損損失などを計上したとのことです。
通期の業績予想は開示していません。
これを受け今日のディーエヌエーの株価は大幅安となり、昨年来安値をつけました。
ディーエヌエー<2432> | 1,372 | -156.5 (-10.24%) |
決算発表
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
ホンダ
自動車やバイクのホンダ<7267>は、2月8日に2023年4~12月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比49.1%増となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比42.8%増としていましたが、今回47.4%増へと改めました。
また、3400万株(0.7%)・500億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しました。
取得期間は3月1日~4月30日としています。
ソフトバンクG
投資会社のソフトバンクグループ<9984>は、2月8日に2023年4~12月期の連結決算を発表しました。
純利益は4587億2300万円の赤字となりました。
通期の業績予想は開示していません。
中国
経済指標
1月 消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)
消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.8%の低下となり、市場予想(0.5%低下)を下回りました。
生産者物価指数(PPI)は前年同月比2.5%の低下となり、市場予想(2.6%低下)を上回りました。
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 前週分の新規失業保険申請件数
国内
明日はオプションSQです。
また、以下のような決算発表があります。
- 川崎重工業<7012>
- ENEOS<5020>
- マツダ<7261> ← 自動車関連
- 大和ハウス工業<1925>
- ヤクルト本社<2267>
- 長谷工<1808>
- 日揮HD<1963>
- 日本製紙<3863>
- 日産化学<4021>
- 資生堂<4911>
- 住友大阪セメント<5232>
- 神戸製鋼所<5406>
- 大平洋金属<5541>
- 三菱マテリアル<5711>
- DOWA<5714>
- リクルートHD<6098>
- シスメックス<6869>
- IHI<7013>
- いすゞ自動車<7202> ← 自動車関連
- 大日本印刷<7912>
- 東京エレクトロン<8035> ← 半導体関連 ← 要チェック
- ふくおか<8354>
- 三菱HCキャピタル<8593>
- 三井不動産<8801>
- 三菱地所<8802>
- 住友不動産<8830>
- 東急<9005>