【1月17日の市況】日経平均続落、サワイGHD 米国事業から撤退すると発表し株価大幅高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は3指数とも下落しました。

この日はFRBウォラー理事が利下げを急ぐべきではないと述べたことなどを受け10年債利回りが一時4.08%まで上昇し、株式に相対的な割高感が出て売りが優勢となりました。

個別では737MAX-9の事故の影響が広がっているボーイング<BA>の株価が大幅安となりNYダウを押し下げました。

また、アナリストが半導体のエヌビディア<NVDA>とアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>の目標株価を引き上げたことで両社の株価が大幅高となりSOX指数は大きく上昇しました。

NYダウ 37,361.12 -231.86 (-0.62%)
NASDAQ 14,944.34 -28.41 (-0.19%)
S&P500 4,765.98 -17.85 (-0.37%)
SOX指数 4,105.94 +53.52 (+1.32%)
ボーイング<BA> 200.52 -17.18 (-7.89%)
エヌビディア<NVDA> 563.82 +16.72 (+3.06%)
アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD> 158.74 +12.18 (+8.31%)
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経済指標

1月 ニューヨーク連銀製造業景気指数

1月のニューヨーク連銀製造業景気指数は前月比29.2ポイント低下の-43.7となり、市場予想(-5)を大きく下回りました。

NY連銀製造業景況指数、1月はマイナス43.7に低下-予想マイナス5
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決算発表(朝方)

モルガン・スタンレー<MS>

モルガン・スタンレー<MS> 85.97 -3.73 (-4.16%)
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ゴールドマン・サックス<GS>

ゴールドマン・サックス<GS> 380.45 +2.70 (+0.71%)
ゴールドマン・サックスの10〜12月、9四半期ぶり増益 株売買好調 - 日本経済新聞
【ニューヨーク=斉藤雄太】米金融大手ゴールドマン・サックスが16日発表した2023年10〜12月期決算は純利益が前年同期比51%増の20億ドル(約2900億円)...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数すべてが続落となりました。

日経平均は昨晩のうちに円安が進んだことなどを受け高く始まり、10時半過ぎには600円を超える上げ幅となってザラ場ベースでバブル崩壊後の高値を更新しましたが、その直後に上げ幅を急速に縮小。午後にはマイナスに転じ、ほぼ安値引けとなりました。

(今日の高値は10:35の36,239円(620円高)、安値は14:59の35,476円(142円安)、値幅は762円)

TOPIXは2,500ポイントを割り込みました。

グロース250は700ポイントを割り込みました。

  • バフェット氏が商社株を買い増している可能性との報道 → 卸売りにプラス
  • 昨晩の米国市場でSOX指数が大幅上昇 → 半導体の一角にプラス
  • 米10年債利回りが4.05%近辺まで上昇してきた → 保険、銀行などにプラス
  • 今日の夕方発表予定の12月の訪日外国人客数に期待? → 小売りにプラス
  • ドル円が147円台後半まで円安に進んできた → 自動車の一角などにプラス
  • アップル<AAPL>について複数の悪材料 → 電子部品などにマイナス
  • 上海市場で日経平均ETFの売買を一時停止 → 日経平均下落のきっかけに
  • 東アジアの他の市場もすべて大幅下落 → 指数押し下げ

指数が乱高下したこともあって今日のプライム市場の売買代金は5兆2787億円と大きく膨らみました。

日経平均は先週のSQ値「36,025.97」をザラ場で超えたので幻のSQではなくなったのぉ。

日経平均 35,477.75 -141.43 (-0.40%)
TOPIX 2,496.38 -7.60 (-0.30%)
JPX日経400 22,574.49 -86.41 (-0.38%)
グロース250 689.08 -17.88 (-2.53%)
日経平均一転して続落 終値は141円安の3万5477円 - 日本経済新聞
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アップル、中国でiPhone15を異例の値下げ 競争激化で
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日本株ETFに中国の投資家殺到-運用会社リスク警告、取引一時停止
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経済指標

12月 訪日外国人客数

今日の夕方には12月の訪日外国人客数の発表があり273万4000人となりました。

訪日客、12月はコロナ後最多の273万人 通年も約8割回復=政府観光局
日本政府観光局(JNTO)が17日発表した2023年12月の訪日外国人客数は273万4000人(推計)で、新型コロナウイルス感染症拡大以降で最多となった。23年...

個別材料

サワイGHD 米国事業から撤退すると発表し株価大幅高

ジェネリック医薬品のサワイグループホールディングス<4887>は、米国事業から原則撤退し国内事業に優先投資していくと今日の取引時間開始前に発表しました。

これが好感されたようでサワイGHDの株価は大幅高となり、昨年来高値をつけました。

サワイGHD<4887> 5,635 +213 (+3.93%)
サワイグループHD、米事業から原則撤退 国内事業に優先投資へ
サワイグループホールディングスは17日、資本収益性の向上を目指し、米国事業から原則撤退し、国内ジェネリック事業に優先投資するなど事業構造を見直すと発表した。政策...

ヤマエGHD 新株発行などを実施すると発表し株価大幅安

食品卸などのヤマエグループホールディングス<7130>は、新株発行と株式売り出しで最大168億3859万円を調達すると1月16日に発表しました。

これによる希薄化が嫌気されたようで今日のヤマエGHDの株価は大幅安となりました。

ヤマエGHD<7130> 3,560 -695 (-16.33%)
ヤマエグループHD、新株発行などで最大168億円調達
ヤマエグループホールディングスは16日、新株発行と株式売り出しなどで最大168億3859万円を調達すると発表した。調達資金はコンフェックスホールディングスの株式...

エムスリー ベネフィット・ワンのTOBを再延長して株価大幅安

医療関係者向け情報サイトのエムスリー<2413>は、現在実施中の福利厚生代行のベネフィット・ワン<2412>に対してのTOB期間を2月15日まで延長すると発表しました。

TOB成立への不透明感から今日のエムスリーの株価は大幅安となりました。

エムスリー<2413> 2,227 -110 (-4.71%)
エムスリー、ベネワンTOB期間を再延長 2月15日まで - 日本経済新聞
医療情報サイト運営のエムスリーは16日、福利厚生代行大手のベネフィット・ワンに実施中のTOB(株式公開買い付け)期間を2月15日までに延長すると発表した。従来は...

中国

経済指標

4Q GDP、12月 小売売上高、鉱工業生産

今日の午前中には中国の10~12月期のGDP、12月の小売売上高、鉱工業生産の発表がありました。

GDPは前年同期比5.2%増となり、市場予想(5.2%増)と一致ました。

小売売上高は前年同月比7.4%増となり、市場予想(8%増)を下回りました。

鉱工業生産は前年同月比6.8%増となり、市場予想(6.6%増)を上回りました。

中国、23年の経済成長率5.2%-今年はマクロ政策強化の方向
中国は2023年の経済成長率目標を達成した。焦点は今、政策当局が今後の成長を支えるため何をするかにシフトしている。

明日に向けての注目点

米国

今晩米国では以下のような指標の発表があります。

  • 12月 小売売上高 ← 要チェック
  • 12月 鉱工業生産
  • 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

国内

明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。

  • 11月 機械受注
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