こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数まちまちの動きとなりました。
翌日に10月の消費者物価指数(CPI)の発表が控えていて動きづらいなかで、NYダウについてはボーイング<BA>などが個別の材料で指数を支えました。
- ムーディーズが米国債格付け見通しをネガティブに引き下げ → マイナス
- NY連銀の10月の消費者調査でインフレ期待が低下 → プラス
NYダウ | 34,337.87 | +54.77 (+0.16%) |
NASDAQ | 13,767.74 | -30.36 (-0.22%) |
S&P500 | 4,411.55 | -3.69 (-0.08%) |
SOX指数 | 3,556.74 | -34.99 (-0.97%) |
ボーイング<BA> | 204.54 | +7.89 (+4.01%) |
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数の中ではグロース250だけが下落、その他指数は上昇しました。
日経平均は今朝は上昇して始まり、その後終日もみ合いを続けました。
(今日の安値は10:16の32,667円(82円高)、高値は11:00の32,836円(251円高)、値幅は168円)
- WTI原油先物が78ドル台まで上昇してきた → 鉱業、石油・石炭にプラス
- メガバンクなどの決算発表に期待 → 銀行にプラス
- 昨晩ドル円が151円90銭台まで円安に進む場面があった → 自動車など輸出関連にプラス
- 今晩米国で10月の消費者物価指数(CPI)の発表がある → 動きづらい
日経平均 | 32,695.93 | +110.82 (+0.34%) |
TOPIX | 2,345.29 | +8.67 (+0.37%) |
JPX日経400 | 21,114.87 | +85.99 (+0.41%) |
グロース250 | 672.37 | -5.69 (-0.84%) |
個別材料
日本マイクロニクス 通期の業績予想の上方修正を発表し株価ストップ高
半導体検査用器具プローブカードなどの日本マイクロニクス<6871>は、11月13日に2023年1~9月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比61%減となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比69.5%減としていましたが、今回50.9%減へと改めました。
期末一括配当予想も従来の18円から29円へと11円増額しています。(前期比30円の減配)
これを受け今日の日本マイクロニクスの株価はストップ高となり、年初来高値をつけました。
日本マイクロニクス<6871> | 3,105 | +502 (+19.29%) |
ヤクルト本社 通期の業績予想の下方修正を発表し株価大幅安
乳酸菌飲料などのヤクルト本社<2267>は、今日の午後の取引時間中に2023年4~9月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比3.1%減となりました。
中間配当は従来予想どおりの55円とのことです。
併せて通期の業績予想の下方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比15.5%増としていましたが、今回2.7%増へと改めました。
また、1200万株(3.84%)・300億円を上限とする自社株買いを実施すると発表。
取得期間は11月15日~2024年5月14日としています。
これらが伝わるとヤクルト本社の株価は急落し、年初来安値をつけました。
ヤクルト本社<2267> | 3,496 | -215 (-5.79%) |
シンクロ・フード 今期末10円の初配当予想を発表し株価ストップ高
飲食店向け情報サイトなどのシンクロ・フード<3963>は、11月13日に2023年4~9月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比18%増となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
また、これまで年間ゼロ円としていた配当予想を10円に変更(初配当)することも発表しました。
これを受け今日のシンクロ・フードの株価はストップ高となりました。
シンクロ・フード<3963> | 700 | +100 (+16.67%) |
自社株買い・株式分割
取引時間終了後に発表された自社株買いや株式分割についていくつかご紹介します。
出光興産<5019>の現時点のPTS取引の株価は大幅高となっています。
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 10月 消費者物価指数(CPI) ← 要チェック
また、以下のような決算発表があります。
- ホームデポ<HD> ← NYダウ構成銘柄
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 3Q GDP
夕方には以下のような指標の発表があります。
- 10月 訪日外国人客数
中国
明日中国では以下のような指標の発表があります。
- 10月 小売売上高
- 10月 鉱工業生産