【11月14日の市況】日経平均続伸、日本マイクロニクス 通期の業績予想の上方修正を発表し株価ストップ高など

株式

こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は3指数まちまちの動きとなりました。

翌日に10月の消費者物価指数(CPI)の発表が控えていて動きづらいなかで、NYダウについてはボーイング<BA>などが個別の材料で指数を支えました。

その他の材料
  • ムーディーズが米国債格付け見通しをネガティブに引き下げ → マイナス
  • NY連銀の10月の消費者調査でインフレ期待が低下 → プラス
NYダウ34,337.87+54.77 (+0.16%)
NASDAQ13,767.74-30.36 (-0.22%)
S&P5004,411.55-3.69 (-0.08%)
SOX指数3,556.74-34.99 (-0.97%)
ボーイング<BA>204.54+7.89 (+4.01%)
NYダウ続伸、54ドル高 インフレ警戒が和らぐ - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=矢内純一】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。前週末比54ドル77セント(0.15%)高の3万4337ドル87セントと9月以来の高値で終えた。米国のインフレに対する過度な警戒が和らぎ、株式相場の支えとなった。ただ、14日に10月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えている。積極的な...
ボーイング、エミレーツ航空から大型受注獲得-520億ドル相当
ドバイで開幕した航空ショーに出展中の米ボーイングは、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空から520億ドル(約7兆8800億円)相当のワイドボディー機の大型受注を取り付けた。この他にも複数の航空会社が同社のナローボディー機を購入する意向を明らかにした。
中国政府、ボーイング737MAXのディール解禁を検討-関係者
中国政府は、サンフランシスコでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催に合わせて、米航空機メーカー、ボーイングの旅客機「737MAX」に対するコミットメントの公表を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。米中関係の最近の雪解けを示す兆候と受け取れる。
米信用格付け、見通し「ネガティブ」に修正-ムーディーズ
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは10日、米国の信用格付け見通しを従来の「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。財政の健全性に関するリスクや政治の分極化を理由に挙げた。
米消費者のインフレ期待に軟化の兆し=NY連銀10月調査
米ニューヨーク連銀が13日発表した10月の消費者調査によると、将来のガソリン価格上昇予測が高まったにもかかわらず、インフレ期待に軟化の兆しがみられた。

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数の中ではグロース250だけが下落、その他指数は上昇しました。

日経平均は今朝は上昇して始まり、その後終日もみ合いを続けました。

(今日の安値は10:16の32,667円(82円高)、高値は11:00の32,836円(251円高)、値幅は168円)

  • WTI原油先物が78ドル台まで上昇してきた → 鉱業、石油・石炭にプラス
  • メガバンクなどの決算発表に期待 → 銀行にプラス
  • 昨晩ドル円が151円90銭台まで円安に進む場面があった → 自動車など輸出関連にプラス
  • 今晩米国で10月の消費者物価指数(CPI)の発表がある → 動きづらい
日経平均32,695.93+110.82 (+0.34%)
TOPIX2,345.29+8.67 (+0.37%)
JPX日経40021,114.87+85.99 (+0.41%)
グロース250672.37-5.69 (-0.84%)
日経平均続伸、終値110円高の3万2695円 - 日本経済新聞
14日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比110円82銭(0.34%)高の3万2695円93銭で終えた。前日の米ダウ工業株30種平均が上昇した流れを受け、東京市場では値がさ株を中心に買いが優勢だった。外国為替市場で円相場が約1年ぶりの安値圏で推移しており、輸出関連銘柄の一角にも買いが入った。ただ日本時間14日夜...

個別材料

日本マイクロニクス 通期の業績予想の上方修正を発表し株価ストップ高

半導体検査用器具プローブカードなどの日本マイクロニクス<6871>は、11月13日に2023年1~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比61%減となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比69.5%減としていましたが、今回50.9%減へと改めました。

期末一括配当予想も従来の18円から29円へと11円増額しています。(前期比30円の減配)

これを受け今日の日本マイクロニクスの株価はストップ高となり、年初来高値をつけました。

日本マイクロニクス<6871>3,105+502 (+19.29%)
日本マイクロの23年1〜9月期、純利益61%減 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
日本マイクロニクスが13日発表した2023年1〜9月期の連結決算で、純利益は前年同期比61%減の17億3600万円となった。2023年12月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比50.9%減の37億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは25億1000万円だった。日本マイクロは半導体および...

ヤクルト本社 通期の業績予想の下方修正を発表し株価大幅安

乳酸菌飲料などのヤクルト本社<2267>は、今日の午後の取引時間中に2023年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比3.1%減となりました。

中間配当は従来予想どおりの55円とのことです。

併せて通期の業績予想の下方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比15.5%増としていましたが、今回2.7%増へと改めました。

また、1200万株(3.84%)・300億円を上限とする自社株買いを実施すると発表。

取得期間は11月15日~2024年5月14日としています。

これらが伝わるとヤクルト本社の株価は急落し、年初来安値をつけました。

ヤクルト本社<2267>3,496-215 (-5.79%)
ヤクルトの23年4〜9月期、純利益3.1%減 通期予想を下方修正 - 日本経済新聞
ヤクルト本社が14日発表した2023年4〜9月期の連結決算で、純利益は前年同期比3.1%減の260億7400万円となった。2024年3月期通期の純利益予想は引き下げた。純利益は前期比2.7%増の520億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは576億4200万円だった。ヤクルトは「ヤクルト」等を国...
ヤクルト本社、発行済み株式の3.84%・300億円を上限に自社株買いを決議
ヤクルト本社は14日、1200万株(発行済み株式の3.84%)・300億円を上限とする自社株買いを決議したと発表した。期間は11月15日から2024年5月14日。

シンクロ・フード 今期末10円の初配当予想を発表し株価ストップ高

飲食店向け情報サイトなどのシンクロ・フード<3963>は、11月13日に2023年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比18%増となりました。

通期の業績予想は据え置きとのことです。

また、これまで年間ゼロ円としていた配当予想を10円に変更(初配当)することも発表しました。

これを受け今日のシンクロ・フードの株価はストップ高となりました。

シンクロ・フード<3963>700+100 (+16.67%)
シンクロがS高、初配当10円実施見通しをポジティブ視(シンクロ) 2023年11月14日[みんかぶ] - みんかぶ(旧みんなの株式)
2023/11/14 - シンクロ(3963) の関連ニュース。 シンクロ・フード<3963.T>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の700円に買われた。13日の取引終了後、配当予想の修正を発表。今期末に普通配当5円と設立20周年を記念した記念配当5円を合わせた初配当10円を実施する見込みだと発表しており、ポ...

自社株買い・株式分割

取引時間終了後に発表された自社株買いや株式分割についていくつかご紹介します。

出光興産<5019>の現時点のPTS取引の株価は大幅高となっています。

出光興産、発行済み株の5.3%・350億円上限に自社株買いを決議
出光興産は14日、7500万株(発行済み株式の5.3%)・350億円を上限とする自社株買いを決議したと発表した。期間は11月15日から2024年8月14日。取得した株式はすべて消却する。
出光、12月31日の株主に1対5の株式分割を実施
出光興産は14日、12月31日を基準日として、1対5の株式分割を実施すると発表した。同社はまた、2023―25年度を対象とする中期経営計画の財務目標を見直し、25年度のROE(自己資本利益率)目標を8%から10%以上に引き上げた。
SMC、発行済み株式の0.7%・350億円を上限に自社株買いを決議
SMCは14日、45万株(発行済み株式の0.7%)・取得総額350億円を上限とする自社株買いを決議したと発表した。取得期間は11月21日から2024年3月22日。
三菱UFJFG、発行済み株式の3.31%・4000億円上限に自社株買い
三菱UFJフィナンシャル・グループは14日、4億株(発行済み株式の3.31%)・取得総額4000億円を上限とする自社株買いを決議したと発表した。期間は11月15日から2024年3月31日。
三井住友FG、発行済み株の1.9%・1500億円上限に自社株買い
三井住友フィナンシャルグループは14日、2600万株(発行済み株式の1.9%)・1500億円を上限とする自己株取得を決議したと発表した。取得期間は11月15日―2024年3月31日で、取得した全株式を24年4月20日に消却する予定。

明日に向けての注目点

米国

今晩米国では以下のような指標の発表があります。

  • 10月 消費者物価指数(CPI) ← 要チェック

また、以下のような決算発表があります。

朝方
  • ホームデポ<HD> ← NYダウ構成銘柄

国内

明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。

  • 3Q GDP

夕方には以下のような指標の発表があります。

  • 10月 訪日外国人客数

中国

明日中国では以下のような指標の発表があります。

  • 10月 小売売上高
  • 10月 鉱工業生産
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