【11月9日の市況】日経平均大幅反発、カシオ計算機 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高など

株式

こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は3指数まちまちの動きとなりました。

前日までにかなり上昇してきたこともあり、過熱感から上値の重い展開となりました。

NYダウはさすがに反落となりましたが、S&P500は8営業日続伸、NASDAQは9営業日続伸となっています。

NYダウ34,112.27-40.33 (-0.12%)
NASDAQ13,650.41+10.55 (+0.08%)
S&P5004,382.78+4.40 (+0.10%)
SOX指数3,472.67+1.21 (+0.03%)
NYダウ8日ぶり反落、40ドル安 過熱感から売り優勢 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=横内理恵】8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は8営業日ぶり反落し、前日比40ドル33セント(0.11%)安の3万4112ドル27セントで終えた。前日までの急ピッチの上昇で過熱感が意識された。半面、米国の利上げ観測の後退を背景にハイテクやディフェンシブ株などに物色が入り、相場を下支えた。ダウ平均...

決算発表(夕方)

ウォルト・ディズニー<DIS>

7~9月の利益が市場予想を上回ったことなどから時間外の株価は大幅高となっています。

ディズニー、利益が市場予想上回る-追加の経費削減目指す
米ウォルト・ディズニーの7-9月(第4四半期)決算は利益が市場予想を上回った。追加で20億ドル(約3000億円)の経費削減を目指すことも明らかにした。同社はアクティビスト(物言う投資家)のネルソン・ペルツ氏との闘いに巻き込まれている。

アーム・ホールディングス<ARM>

10~12月期の売上高見通しが市場予想を下回ったことなどから時間外の株価は大幅安となっています。

アームの売上高見通し中央値、予想下回る-時間外取引で株価下落
ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングスの10-12月(第3四半期)の売上高見通しは失望すべき数字となった。同社の決算発表は9月の新規株式公開(IPO)後、今回が初めて。

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数すべてが反発しました。

日経平均は円安の進行などを受け上げて始まり、その後も大引け間際まで上昇基調が続き、上げ幅は一時500円を超える場面もありました。

(今日の安値は9:12の32,193円(26円高)、高値は14:45の32,723円(557円高)、値幅は530円)

  • ドル円が一時151円まで円安に進んできた → 自動車など輸出関連にプラス
  • 任天堂<7974>が大幅続伸 → その他製品にプラス
  • リクルートHD<6098>が決算発表を受け大幅安 → サービス業にマイナス
  • 昨日大きく下げた反動 → 石油・石炭、鉱業、証券などにプラス

今日は他国の市場と比べて日本株だけ異常に上がりました。

明日オプションSQだからでしょうかね?

ちなみに昨日時点で日経平均のEPSが2,200円台に乗ってきたのぉ。

日経平均32,646.46+479.98 (+1.49%)
TOPIX2,335.12+29.17 (+1.26%)
JPX日経40021,025.98+281.91 (+1.36%)
グロース250692.00+2.55 (+0.37%)
日経平均3日ぶり反発 479円高の3万2646円 - 日本経済新聞
9日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発し、大引けは前日比479円98銭(1.49%)高の3万2646円46銭だった。前日の米ハイテク株高や外国為替市場で一時1ドル=151円まで進んだ円安・ドル高を受けた買いが先行した。その後も海外短期筋とみられる株価指数先物への断続的な買いで一方的な上昇が続き、午後は上げ幅を...

経済指標

日銀金融政策決定会合(10/30,31分)の主な意見

YCC柔軟化、緩和維持し円滑な金融正常化に大きくプラス-日銀意見
日本銀行がイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の再柔軟化を決めた10月30、31日の金融政策決定会合で、ある政策委員はYCCの柔軟化が金融緩和を維持しながら円滑に金融正常化を進める上でプラスに働くとの見解を示した。「主な意見」9日に公表した。

9月 国際収支

9月の国際収支は経常収支が2兆7236億円の黒字となりました。

経常黒字3倍の12.7兆円 4~9月、年度半期ベースで最大 - 日本経済新聞
財務省が9日発表した2023年度上期(4~9月)の国際収支統計の速報値によると、貿易や投資などの海外との取引状況を表す経常収支は12兆7064億円の黒字だった。前年同期から3倍に増え、年度の半期ベースで過去最大となった。資源高の一服でエネルギー関連の輸入額が減少した。貿易収支の改善が経常黒字を押し上げた。インバウンド(...

10月 オフィス空室率

今日の午前の取引時間中には10月のオフィス空室率の発表がありました。

東京都心5区の空室率は前月比0.05ポイント低下の6.10%。

平均賃料は前月比9円(0.05%)下落の19,741円/坪となりました。

東京都心のオフィス空室率、10月は6・10%…低下は4か月連続
【読売新聞】 オフィス仲介大手の三鬼商事が9日発表した10月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は、前月より0・05ポイント低い6・10%だった。空室率の低下は4か月連続。 10月は既存ビルでオフィスの

10月 景気ウォッチャー調査

今日の午後の取引時間中には10月の景気ウォッチャー調査の結果発表があり、現状判断指数は前月比0.4ポイント低下の49.5、先行き判断指数は前月比1.1ポイント低下の48.4となりました。

街角景気、10月は0.4ポイント低下 判断表現は維持
内閣府が9日発表した10月の景気ウオッチャー調査では、現状判断DIが49.5と前月から0.4ポイント低下した。ⅮⅠの低下は3カ月連続。景気判断は「緩やかな回復基調が続いているものの、一服感がみられる」とし前回の表現を維持した。

個別材料

カシオ計算機 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高

腕時計などのカシオ計算機<6952>は、11月8日に2023年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比12.5%減となりました。

未定としていた中間配当は22.5円とのことです。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比19.7%減としていましたが、今回7.0%増へと改めました。

これを受け今日のカシオ計算機の株価は大幅高となりました。

カシオ計算機<6952>1,296+84.5 (+6.97%)
カシオの23年4〜9月期、純利益12.5%減 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
カシオ計算機が8日発表した2023年4〜9月期の連結決算で、純利益は前年同期比12.5%減の72億5900万円となった。2024年3月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比7%増の140億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは129億2700万円だった。カシオはコンシューマ向けを中心とし...

クラレ 通期の業績予想の下方修正を発表し株価大幅安

高機能樹脂などのクラレ<3405>は、今日の午前の取引時間中に2023年1~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比22.7%減となりました。

併せて通期の業績予想の下方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比13.5%減としていましたが、今回17.1%減へと改めました。

これが伝わるとクラレの株価は急落しました。

クラレ<3405>1,503-120 (-7.39%)
クラレの23年1〜9月期、純利益22.7%減 通期予想を下方修正 - 日本経済新聞
クラレが9日発表した2023年1〜9月期の連結決算で、純利益は前年同期比22.7%減の364億8700万円となった。2023年12月期通期の純利益予想は引き下げた。純利益は前期比17.1%減の450億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは488億4000万円だった。クラレは合成繊維大手の一角だが...

決算発表

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

ソフトバンクG

投資会社のソフトバンクG<9984>は、11月9日に2023年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は1兆4087億2700万円の赤字となりました。(前年同期は1290億9800万円の赤字)

中間配当は従来予想どおりの22円とのことです。

通期の業績予想は開示していません。

現時点のPTS取引の株価は大幅安となっています。

SBGの23年4〜9月期、最終損益が1兆4087億2700万円の赤字 通期予想は非開示 - 日本経済新聞
ソフトバンクグループが9日発表した2023年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)で、最終損益は1兆4087億2700万円の赤字となった。前年同期は1290億9800万円の赤字だった。2024年3月期通期の純利益予想は開示していない。売上高にあたる売上収益や経常利益予想もそれぞれ開示していない。アナリスト予想の平均である...

ホンダ

自動車やバイクのホンダ<7267>は、11月9日に2023年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比82.1%増となりました。

中間配当は従来予想の75円から87円へと12円増額しています。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比22.8%増としていましたが、今回42.8%増へと改めました。

期末配当予想も従来の25円から29円へと4円増額しています。

ホンダ純利益43%増9300億円 24年3月期、北米好調で - 日本経済新聞
ホンダは9日、2024年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比43%増の9300億円になる見通しだと発表した。従来予想を1300億円上回る。北米の自動車販売が好調で、円安も利益を押し上げる。売上高にあたる売上収益は18%増の20兆円、営業利益は54%増の1兆2000億円となる見通し。従来予想をそれぞれ1兆8000億...

ソニーグループ

イメージセンサやゲームのソニーグループ<6758>は、11月9日に2023年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比23.1%減となりました。

中間配当は従来予想どおりの40円とのことです。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比14.5%減としていましたが、今回12.5%減へと改めました。

ソニーグループ純利益200億円上振れ 24年3月期、円安が寄与 - 日本経済新聞
ソニーグループは9日、2024年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比13%減の8800億円になりそうだと発表した。従来予想から200億円上方修正した。為替の円安効果によって売上高が増えるほか、保有株の評価益なども加わる。売上高は同13%増の12兆4000億円と従来予想から2000億円引き上げた。主にドル建てで取引...

中国

経済指標

10月 消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)

消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.2%の低下となり、市場予想(0.1%低下)を下回りました。

生産者物価指数(PPI)は前年同月比2.6%の低下となり、市場予想(2.7%低下)を上回りました。

https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/NY3IWCFUWZOHNMAQSQY2CKZRD4-2023-11-09/

明日に向けての注目点

米国

今晩米国では以下のような指標の発表があります

  • 前週分の新規失業保険申請件数

国内

明日はオプションSQです。

また、以下のような決算発表があります。

取引時間中(昼の時間帯含む)
  • F&LC<3563>
  • 横浜ゴム<5101>
  • 大和ハウス工業<1925>
取引時間終了後
  • 長谷工<1808>
  • サッポロHD<2501>
  • アサヒGHD<2502>
  • サントリーBF<2587>
  • 三越伊勢丹<3099>
  • 日本製紙<3863>
  • 日産化学<4021>
  • 資生堂<4911>
  • ブリヂストン<5108>
  • 日本製鋼所<5631>
  • 三井金属鉱業<5706>
  • DOWA<5714>
  • しずおかFG<5831>
  • コンコルディアFG<7186>
  • いすゞ自動車<7202>
  • パンパシHD<7532>
  • ゼンショーHD<7550>
  • 大日本印刷<7912>
  • 東京エレクトロン<8035> ← 要チェック
  • りそなHD<8308>
  • 三菱HCキャピタル<8593>
  • 住友不動産<8830>
  • ニトリHD<9843>
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