【11月6日の市況】日経平均大幅続伸で3万2千円台回復、住友電気工業 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

先週末の米国市場

概要

先週末の米国市場は3指数とも続伸となりました。

この日発表された10月の雇用統計(下に記載)で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回ったことなどから、FRBの金融引き締め長期化懸念が後退し10年債利回りが一時4.5%近辺まで低下したことで、幅広い銘柄に買いが入りました。

NYダウ34,061.32+222.24 (+0.66%)
NASDAQ13,478.28+184.09 (+1.38%)
S&P5004,358.34+40.56 (+0.93%)
SOX指数3,454.57+86.03 (+2.55%)
NYダウ5日続伸、222ドル高 利上げ警戒和らぐ - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=横内理恵】3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸した。前日比222ドル24セント(0.65%)高の3万4061ドル32セントと、9月下旬以来の高値で終えた。3日朝発表の10月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長引くことへの警戒...

経済指標

10月 雇用統計

10月の雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比15万人増となり、市場予想(18万人増)を下回りました。

失業率は前月比0.1ポイント上昇の3.9%となり、市場予想(3.8%)を上回りました。

平均時給は前月比0.2%上昇となりました。

米雇用統計、10月の非農業部門雇用者数は15万人増-失業率3.9%
10月の米雇用者数は予想以上に伸びが鈍化し、失業率はほぼ2年ぶりの高水準となった。労働者に対する雇用主の旺盛な需要が冷え込みつつある兆候を示した。

10月 ISM非製造業景況指数

10月のISM非製造業景況指数は前月比1.8ポイント低下の51.8となり、市場予想(53.0)を下回りました。

米ISM非製造業指数、5カ月ぶり低水準-業況と雇用が減速
米供給管理協会(ISM)が発表した10月の非製造業総合景況指数は伸びが鈍化し、5カ月ぶりの低水準となった。業況と雇用の指数減速が影響した。

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数すべてが続伸となりました。

日経平均は3連休中の米国市場の続伸を織り込む形で3万2千円を大きく超える水準まで上げて始まり、11時頃まで上げ幅を拡大した後は高値水準でのもみ合いとなりました。

(今日の安値は9:03の32,395円(445円高)、高値は11:04の32,766円(816円高)、値幅は371円)

  • 先週末の米国市場でNASDAQ、SOX指数が大幅続伸 → 半導体などハイテク関連にプラス
  • 米10年債利回りが4.5%台後半まで低下してきた(日本の10年債利回りも低下)
    → グロース、不動産などにプラス、銀行などにマイナス
  • 決算発表で一喜一憂 → 非鉄金属(電線)などにプラス、海運、水産・農林などにマイナス
  • ドル円が149円台半ばまで円高に進んできた → 大きな反応なし
  • プライム市場の売買代金は5兆1756億円と高水準(連休明けだから?)

日経平均は4営業日続伸となりトータルで2,011円上昇しました。

また、75日移動平均線(32,160円)を超えてきました。

今日から「マザーズ指数」が「グロース250指数」に変わったのぉ。

日経平均32,708.48+758.59 (+2.37%)
TOPIX2,360.46+38.07 (+1.64%)
JPX日経40021,197.41+377.25 (+1.81%)
グロース250692.94+29.08 (+4.38%)
日経平均758円高、終値3万2708円 今年最大の上げ幅 - 日本経済新聞
6日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に4日続伸し、前営業日比758円59銭(2.37%)高の3万2708円48銭で終えた。節目の3万2000円を回復し、9月20日以来の高値を付けた。上げ幅は今年最大。日米の長期金利低下を追い風に値がさの半導体関連を中心に買いが優勢だった。日経平均は800円強上昇する場面もあった。前週...

個別材料

住友電気工業 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高

自動車用ワイヤーハーネスなどの住友電気工業<5802>は、11月2日に2023年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比23.9%減となりました。

中間配当は従来予想どおりの25円とのことです。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比11.2%減としていましたが、今回2.4%減へと改めました。

これを受け今日の住友電気工業の株価は大幅高となりました。

住友電気工業<5802>1,801.5+184.5 (+11.41%)
住友電工の純利益1100億円に 24年3月期、減益幅縮小 - 日本経済新聞
住友電気工業は2日、2024年3月期の連結純利益が前期比2%減の1100億円になる見通しだと発表した。従来予想を100億円上回る。前期に324億円の投資有価証券売却益を計上した反動が出るが、主力の車部品は好調で減益幅が縮小する。売上高は7%増の4兆3000億円、営業利益は13%増の2000億円となる見通し。それぞれ従来...

川崎汽船 通期の業績予想の下方修正を発表し株価大幅安

海運の川崎汽船<9107>は、11月2日に2023年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比88.8%減となりました。

中間配当は従来予想どおりの100円とのことです。

併せて通期の業績予想の下方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比82.7%減としていましたが、今回84.9%減へと改めました。

これを受け今日の川崎汽船の株価は大幅安となりました。

川崎汽船<9107>4,760-611 (-11.38%)
川崎汽船の24年3月期、純利益85%減 税負担が増加 - 日本経済新聞
川崎汽船は2日、2024年3月期の連結純利益が前期比85%減の1050億円になりそうだと発表した。従来予想から150億円下方修正した。予定していた船舶売却の一部を来期に延期したことや、税負担の増加が利益を押し下げる。コンテナ船の運賃の回復遅れも響く。純利益の下方修正の要因は法人税負担の増加だ。山鹿徳昌常務執行役員は「1...

ニッスイ 第2四半期までの純利益が0.5%減となり株価大幅安

水産のニッスイ<1332>は、今日の午後の取引時間中に2023年4~9月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比0.5%減となりました。

中間配当は従来予想どおりの10円とのことです。

通期の業績予想は据え置きとしています。

この決算が伝わるとニッスイの株価は急落しました。

ニッスイ<1332>681.5-56.5 (-7.66%)
ニッスイの23年4〜9月期、純利益0.5%減 通期予想据え置き - 日本経済新聞
ニッスイが6日発表した2023年4〜9月期の連結決算で、純利益は前年同期比0.5%減の116億8500万円となった。2024年3月期通期の純利益予想は据え置いた。純利益は前期比1.3%増の215億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは209億円だった。ニッスイは明治時代から続く水産の老舗企業。一...

韓国

韓国では今日から2024年6月まで株式の空売りが禁止なのだそうです。

韓国株上昇、総合指数が一時4%高-約8カ月間の空売り全面禁止開始
6日の韓国株式相場は大きく上昇。約8カ月間の空売り全面禁止措置が始まった。韓国総合株価指数は一時4%高と、取引時間中としては2021年1月以来の上昇率を記録した。

明日に向けての注目点

米国

今晩から米国市場は冬時間となります。

国内

明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。

  • 9月 全世帯家計調査
  • 9月 毎月勤労統計

また、以下のような決算発表があります。

取引時間中(昼の時間帯含む)
  • エーザイ<4523>
  • 旭化成<3407>
  • 清水建設<1803>
  • 王子HD<3861>
  • NTT<9432>
取引時間終了後
  • 東急不HD<3289>
  • LINEヤフー<4689>
  • 東海カーボン<5301>
  • ダイキン工業<6367>
  • GSユアサ<6674>
  • 横河電機<6841>
  • 太陽誘電<6976>
  • IHI<7013>
  • マツダ<7261>
  • スズキ<7269>
  • ヤマハ発動機<7272>
  • 島津製作所<7701>
  • バンナムHD<7832>
  • 任天堂<7974>
  • ユニチャーム<8113>
  • スクエニHD<9684>

中国

明日中国では以下のような指標の発表があります。

  • 10月 貿易収支
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