【10月11日の市況】日経平均続伸、スクロール 物流会社を子会社化すると発表し株価大幅高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は3指数とも続伸となりました。

複数のFRB高官が追加利上げについて慎重な姿勢を示したことや中東情勢の悪化を受け債券が買われたことから10年債利回りが一時4.61%まで低下し、株式への買いが入りました。

NYダウ33,739.30+134.65 (+0.40%)
NASDAQ13,562.84+78.60 (+0.58%)
S&P5004,358.24+22.58 (+0.52%)
SOX指数3,512.07+44.72 (+1.29%)
NYダウ3日続伸、134ドル高 中東情勢警戒で伸び悩む - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=横内理恵】10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日続伸し、前日比134ドル65セント(0.40%)高の3万3739ドル30セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退したとの受け止めから米長期金利が大幅に低下。株式の相対的な割高感が和らいだことが買いを誘った。自律反発...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数の中では日経平均だけが続伸、その他の指数は反落となりました。

日経平均は昨晩の米国市場の続伸を受けプラスで始まり昼過ぎまで上げ幅を拡大していって、一時3万2千円台を回復する場面もありましたが、その後は伸び悩みました。

(今日の安値は9:11の31,804円(57円高)、高値は13:25の32,037円(290円高)、値幅は232円)

  • 昨晩の米国市場でSOX指数が大幅反発 → 半導体にプラス
  • 韓国サムスンの決算速報で業績が底を打ったもよう → 半導体にプラス
  • 前日大幅高した業種に利益確定売り → 海運などにマイナス

日経平均はあっという間に3万2千円近辺まで戻ってきました。

明日決算発表予定のファーストリテイリング<9983>が買われて日経平均を65円押し上げたのぉ。

日経平均31,936.51+189.98 (+0.60%)
TOPIX2,307.84-4.35 (-0.19%)
JPX日経40020,809.60-34.14 (-0.16%)
マザーズ指数699.48-8.61 (-1.22%)
ファーストリテイリング<9983>33,340+660 (+2.02%)
東証大引け 日経平均続伸、米金利低下で 一時3万2000円上回る - 日本経済新聞
11日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比189円98銭(0.60%)高の3万1936円51銭で終えた。前日の米長期金利の低下を受けて株式の相対的な割高感が和らぎ、東京市場では指数寄与度の高い値がさ株を中心に買い戻しを入れる動きが優勢だった。午後に一段高となり、節目の3万2000円を上回る場面があった。米連邦準...
サムスン第3四半期、78%営業減益へ 半導体回復期待で株価上昇
韓国サムスン電子は11日、第3・四半期の営業利益が前年同期比78%減少するとの見通しを示した。主力の半導体事業が世界的な供給過剰に直面し、損失を計上する見込みであることが背景。

経済指標

9月 工作機械受注

今日の取引時間終了後には9月の工作機械受注の発表があり、前年同月比11%減となりました。

9月の工作機械受注額11%減 9カ月連続マイナス - 日本経済新聞
日本工作機械工業会(日工会)が11日発表した9月の工作機械受注額(速報値)は、前年同月に比べ11%減の1339億円だった。9カ月連続で前年同月を下回った。中国の景気回復の足取りは鈍く、調整局面が続いている。国内では半導体製造装置関連の投資が低調だった。受注額の内訳は、内需が14%減の450億円だった。牧野フライス製作所...

個別材料

スクロール 物流会社を子会社化すると発表し株価大幅高

通販などのスクロール<8005>は、物流会社のサンワネッツを子会社化すると10月10日に発表しました。

これが好感されたようで今日のスクロールの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

スクロール<8005>1,068+73 (+7.34%)
スクロール、静岡県袋井市の「サンワネッツ」取得へ - 日本経済新聞
スクロールは10日、物流会社のサンワネッツ(静岡県袋井市)を子会社化する方針を決めた。同日、株式取得に関する基本合意書を締結した。11月中に株式譲渡契約を締結し、2024年1月に正式に譲り受ける予定。取得株式数や取得価額は今後詰める。サンワネッツは運送業や倉庫業などを手掛けており、2023年

タマホーム 第1四半期の純利益が51.7%減となり株価大幅安

注文住宅のタマホーム<1419>は、10月10日に2023年6~8月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比51.7%減となりました。

通期の業績予想は据え置きとのことです。

これを受け今日のタマホームの株価は大幅安となりました。

タマホーム<1419>3,200-275 (-7.91%)
タマホームの23年6〜8月期、純利益51.7%減 通期予想据え置き - 日本経済新聞
タマホームが10日発表した2023年6〜8月期の連結決算で、純利益は前年同期比51.7%減の9億3200万円となった。2024年5月期通期の純利益予想は据え置いた。純利益は前期比5.6%増の92億円を見込む。タマホームは自由設計の木造注文住宅の建築請負を主力とする住宅メーカー。住宅事業において、人員増による販売管理費が...

日本ケミコン 業績予想の下方修正と第三者割当増資を発表し株価大幅安

コンデンサなどの日本ケミコン<6997>は、10月10日に2024年3月期の通期の業績予想の下方修正を発表しました。

純利益は従来予想では95億円の赤字としていましたが、今回205億円の赤字へと改めました。

独占禁止法関連損失として111億円を計上するとのことです。

また、第三者割当増資で174億円を調達することも発表しました。

これによる株式の希薄化などが嫌気されたようで今日の日本ケミコンの株価は大幅安となりました。

日本ケミコン<6997>1,287-232 (-15.27%)
日本ケミコン、24年3月期最終赤字205億円 訴訟関連損 - 日本経済新聞
日本ケミコンは10日、2024年3月期の連結最終損益が205億円の赤字(前期は22億円の黒字)になる見通しだと発表した。従来予想を110億円引き下げた。半導体商社のアローエレクトロニクスが起こした電子部品カルテルに関する訴訟に関連し、7500万ドル(約110億円)を支払うことで23年9月に合意。独占禁止法関連損失を計上...

明日に向けての注目点

米国

今晩米国では以下のような指標の発表があります。

  • 9月 卸売物価指数(PPI) ← 要チェック
  • FOMC議事要旨(9/19,20分)

国内

明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。

  • 9月 国内企業物価指数
  • 8月 機械受注

取引時間中には以下のような指標の発表があります。

  • 9月 オフィス空室率

また、以下のような決算発表があります。

取引時間終了後
  • 7&iHD<3382>
  • 竹内製作所<6432>
  • USEN-NEXT<9418>
  • ファーストリテイリング<9983>
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