【10月10日の市況】日経平均大幅反発で3万1千円台回復、ビジョナリーHD 投資ファンドからTOBされることになり株価ストップ高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は3指数とも続伸となりました。

中東の地政学リスクの高まりを受け序盤は売りが優勢となりましたが、ジェファーソンFRB副議長の講演の原稿などから追加利上げへの警戒感が後退し、その後は買いが優勢となりました。

NYダウ33,604.65+197.07 (+0.59%)
NASDAQ13,484.23+52.89 (+0.39%)
S&P5004,335.66+27.16 (+0.63%)
SOX指数3,467.35-7.86 (-0.23%)
NYダウ続伸、197ドル高 追加利上げへの警戒感和らぐ - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=川上純平】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前週末比197ドル07セント(0.58%)高の3万3604ドル65セントで終えた。中東地域での戦闘が激化したのを受けて朝方は売りが先行したが、その後上昇に転じた。米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げなど、金融引き締めが長期化することへ...
ジェファーソン副議長、FRBは慎重に進むこと可能
米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長は、インフレ率は依然高過ぎるとした上で、米国債利回り上昇が景気を一段と抑制する可能性があり、注視していると述べた。

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数すべてが上昇しました。

日経平均は3連休中の米国市場の上昇を織り込む形で3万1千円台を回復する水準まで上昇して始まり、その直後に大きく上げ幅を拡大。その後も午後2時半過ぎまでじりじりと上げ幅を拡大していきました。

(今日の安値は9:00の31,314円(320円高)、高値は14:33の31,818円(823円高)、値幅は503円)

TOPIXも2,300ポイント台を回復しました。

  • 中東の地政学リスクが高まってきた → 防衛関連(重工など)にプラス
  • WTI原油先物が86ドル近辺まで上昇してきた → 鉱業、石油などにプラス、空運などにマイナス
  • その他の資源関連も人気 → 海運、卸売などにプラス

日経平均は今年最大の上げ幅となりました。

日経平均31,746.53+751.86 (+2.43%)
TOPIX2,312.19+48.11 (+2.12%)
JPX日経40020,843.74+464.29 (+2.28%)
マザーズ指数708.09+6.82 (+0.97%)
日経平均反発、終値751円高の3万1746円 上げ幅今年最大 - 日本経済新聞
10日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、3連休前の前営業日比751円86銭(2.43%)高の3万1746円53銭で終えた。上げ幅は今年最大だった。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めの長期化観測が和らいだことなどを受けた9日の米株高を背景に、東京市場でも運用リスクをとる動きが優勢だった。日本時間10日の取引...

経済指標

8月 国際収支

8月の国際収支は経常収支が2兆2797億円の黒字となりました。

8月の経常収支、7カ月連続で黒字 2.2兆円 - 日本経済新聞
財務省が10日発表した8月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を示す経常収支は2兆2797億円の黒字だった。黒字は7カ月連続で、前年同月のおよそ3倍になった。資源高の一服で輸入額が減少し、貿易赤字の縮小が経常黒字を下支えした。経常収支は輸出から輸入を差し引く貿易収支や、外国との投資のやり...

9月 景気ウォッチャー調査

今日の午後の取引時間中には9月の景気ウォッチャー調査の結果発表があり、現状判断指数は前月比3.7ポイント低下の49.9、先行き判断指数は前月比1.9ポイント低下の49.5となりました。

9月の街角景気、2カ月連続低下 物価高で回復に一服感 - 日本経済新聞
内閣府が10日に公表した9月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、3カ月前と比べた現状判断指数(DI、季節調整値)は49.9と前月比で3.7ポイント低下した。2カ月連続で前月を下回った。物価高が続くなかで街角景気の回復に一服感がみられる。調査期間は9月25〜30日で、好不況の分かれ目となる50を8カ月ぶりに下回っ...

個別材料

ビジョナリーHD 投資ファンドからTOBされることになり株価ストップ高

日本企業成長投資系の投資ファンドが、メガネスーパーでおなじみのビジョナリーホールディングス<9263>に対してTOBを実施し非公開化を目指すと10月6日に発表しました。

TOB価格は200円、期間は今日~11月21日としています。

これを受け今日のビジョナリーHDの株価はストップ高となりました。

ビジョナリーHD<9263>160+50 (+45.45%)
投資ファンドがビジョナリーHDにTOB、エムスリーも応募
日本企業成長投資系の投資ファンドは6日、「メガネスーパー」などを展開するビジョナリーホールディングスへの株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。普通株は1株200円(6日終値は110円)で10日から11月21日まで買い付ける。新株予約権も対象とする。TOBを含む一連の取引でビジョナリーHDの非公開化を図る。

いなげや イオンからTOBされることになり株価大幅高

総合スーパーのイオン<8267>は、食品スーパーのいなげや<8182>に対して51%を上限にTOBを実施し子会社化を目指すと10月6日に発表しました。

TOB価格は1610円、期間は今日~11月21日としています。

これを受け今日のいなげやの株価は大幅高となりました。

いなげや<8182>1,588+94 (+6.29%)
イオン<8267>3,043-3 (-0.10%)
イオン、いなげやTOB開始 252億円で子会社化 - 日本経済新聞
イオンは6日、首都圏地盤の食品スーパー大手のいなげやに対し、10日から1株1610円でTOB(株式公開買い付け)を始めると発表した。発行済み株式の51%を上限に、最大252億円を投じて子会社化する。TOB後も当面は上場を維持するが、2024年11月までにイオンの子会社と経営統合し、上場廃止となる見通し。いなげやはすでに...

マルマエ 今期も減益の業績予想を発表し株価大幅安

半導体関連部品のマルマエ<6264>は、10月6日に2023年8月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比61.7%減となりました。

期末配当は従来予想どおりの18円とのことです。(年間では前期比12円の減配)

併せて2024年8月期の通期の業績予想を発表。

純利益は前期比43.4%減になりそうだとのことです。

配当予想は年間で30円としています。(前期比6円の減配)

これを受け今日のマルマエの株価は大幅安となり、年初来安値をつけました。

マルマエ<6264>1,464-178 (-10.84%)
マルマエの2024年8月期、税引き利益43.3%減 - 日本経済新聞
マルマエが6日発表した2023年8月期の単独決算で、税引き利益は前期比61.1%減の7億600万円となった。2024年8月期の税引き利益は前期比43.3%減の4億円を見込む。マルマエは半導体・FPD(フラットパネルディスプレイ)等の製造装置に使用される真空チャンバー(真空の環境を作る容器)や電極等の真空部品の製造を行う...

明日に向けての注目点

国内

明日の取引時間終了後には以下のような指標の発表があります。

  • 9月 工作機械受注

また、以下のような決算発表があります。

取引時間終了後
  • ABCマート<2670>
  • ビックカメラ<3048>
  • コスモス薬品<3349>
  • コメダHD<3543>
  • サイゼリヤ<7581>
  • イオン<8267>
  • 東宝<9602>
  • 吉野家HD<9861>
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