こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも大幅下落となりました。
この日発表された8月の雇用動態調査(JOLTS)(下に記載)で非農業部門の求人件数が市場予想を上回ったことなどを受け、FRBによる金融引き締めが長期化するとの懸念から10年債利回りが4.8%台まで上昇し、高PERなハイテク株を筆頭に幅広い銘柄に売りが出ました。
NYダウ | 33,002.38 | -430.97 (-1.29%) |
NASDAQ | 13,059.46 | -248.30 (-1.87%) |
S&P500 | 4,229.45 | -58.94 (-1.37%) |
SOX指数 | 3,376.58 | -72.27 (-2.10%) |
経済指標
8月 雇用動態調査(JOLTS)
8月の雇用動態調査(JOLTS)では非農業部門の求人件数が961万件となり、市場予想(881万5000件)を上回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが大幅続落となりました。
日経平均は昨晩の米国市場の大幅下落を受け3万1千円を割り込む水準まで大きく下げて始まり、その後も大引け直前までじりじり下げ幅を拡大していきました。
(今日の高値は9:16の30,830円(407円安)、安値は14:53の30,487円(750円安)、値幅は343円)
今日は前引け段階でTOPIXの下げ率が2.01%となり、日銀のETF買いが701億円入りました。
- 直近堅調だったバリュー株に利益確定売り → 自動車、鉄鋼、銀行などにマイナス
- ドル円が149円台前半まで円高に進んできた → 自動車などにマイナス
- 昨晩の米国市場でNASDAQ、SOX指数が大幅反落 → 半導体、グロースなどにマイナス
- 米下院議長が解任されてますます予算成立が怪しくなった → 全体にマイナス
日経平均は5営業日続落となりトータル1,845円下落しました。
前日に引き続き業種別で33業種すべてがマイナスになったのぉ。
長期金利が上昇して不動産だけでなく自動車も売れなくなる心配が出てきたんかのぉ?
日経平均 | 30,526.88 | -711.06 (-2.28%) |
TOPIX | 2,218.89 | -56.58 (-2.49%) |
JPX日経400 | 20,004.41 | -496.93 (-2.42%) |
マザーズ指数 | 677.80 | -20.17 (-2.89%) |
三菱自動車<7211> | 579.9 | -45.1 (-7.22%) |
マツダ<7261> | 1,494 | -111 (-6.92%) |
日産自動車<7201> | 590.6 | -39.5 (-6.27%) |
SUBARU<7270> | 2,637 | -159.5 (-5.70%) |
ホンダ<7267> | 1,554.5 | -90.5 (-5.50%) |
トヨタ自動車<7203> | 2,477.5 | -127.5 (-4.89%) |
スズキ<7269> | 5,457 | -269 (-4.70%) |
個別材料
クスリのアオキ 1対3の株式分割などを発表し株価大幅高
ドラッグストアのクスリのアオキホールディングス<3549>は、10月3日に2023年6~8月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比15.6%増となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
また、11月20日を基準日とする1対3の株式分割を実施することも発表しました。
(株式分割に伴い期末配当は従来予想の16円から5.5円に修正(分割前換算で16.5円なので実質増配))
これらを受け今日のクスリのアオキの株価は大幅高となりました。
クスリのアオキ<3549> | 9,070 | +515 (+6.02%) |
マネックスG NTTドコモと資本業務提携との報道で株価上昇
NTT<9432>傘下のNTTドコモがマネックスグループ<8698>と資本業務提携する方針を固めたとの報道が今日の午後の取引時間中にありました。
これが伝わるとマネックスGの株価はマイナスからプラスへと急転換しました。
マネックスG<8698> | 559 | +14 (+2.57%) |
引け後に正式発表がありました。
明日に向けての注目点
欧州
今晩欧州ではノーベル賞(化学賞)の発表があります。
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 9月 ADP雇用統計 ← 要チェック
- 9月 ISM非製造業景況指数