こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数まちまちの動きとなりました。
8月の消費者物価指数(CPI)発表を無難に通過できたことで買いが優勢となりましたが、2024年の成長鈍化見通しを示したスリーエム<MMM>が他の景気敏感株とともに足を引っ張りNYダウはマイナスとなりました。
NYダウ | 34,575.53 | -70.46 (-0.20%) |
NASDAQ | 13,813.58 | +39.95 (+0.29%) |
S&P500 | 4,467.44 | +5.54 (+0.12%) |
SOX指数 | 3,560.46 | +19.37 (+0.55%) |
スリーエム<MMM> | 101.05 | -6.12 (-5.71%) |
経済指標
8月 消費者物価指数(CPI)
総合CPIは前年同月比3.7%の上昇となり、市場予想(3.6%上昇)を上回りました。
変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前年同月比4.3%の上昇となり、市場予想(4.3%上昇)と一致しました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが反発となりました。
日経平均は昨晩米国で8月の消費者物価指数(CPI)発表を無難に通過したことを受けプラスで始まり、午前10時台後半に3万3千円台を回復。その後も午後2時半過ぎまで右肩上がりが続き一時500円を超える上げ幅となる場面がありました。
(今日の安値は9:19の32,851円(144円高)、高値は14:32の33,244円(537円高)、値幅は393円)
TOPIXは2400ポイントを回復しバブル崩壊後の高値を更新しました。
- 昨晩の米国市場でNASDAQ、SOX指数が反発 → 半導体などにプラス
- 日本の20年債の入札が堅調となり利回り低下 → 全体にプラス
- 内閣改造後の政策期待や衆院解散・総選挙期待など → 全体にプラス
- 9月末の配当狙いなどで低PBR・高配当が人気 → 石油・石炭、鉄鋼、不動産などにプラス
なんでこんなに上がったのかよくわかりません。
日経平均 | 33,168.10 | +461.58 (+1.41%) |
TOPIX | 2,405.57 | +26.93 (+1.13%) |
JPX日経400 | 21,684.80 | +263.21 (+1.23%) |
マザーズ指数 | 741.04 | +3.50 (+0.47%) |
経済指標
7月 機械受注
7月の機械受注は前月比1.1%減となり、市場予想(0.2%減)を下回りました。
個別材料
鳥貴族HD 今期純利益68.3%増の業績予想を発表し株価大幅高
焼き鳥の鳥貴族ホールディングス<3193>は、9月13日に2023年7月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比45.7%減となりました。
期末配当は従来予想どおりの6円とのことです。(年間では前期比6円の増配)
併せて2024年7月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比68.3%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で10円としています。(前期と同額)
これを受け今日の鳥貴族HDの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
鳥貴族HD<3193> | 3,525 | +290 (+8.96%) |
アイシン 中期経営計画を発表し株価大幅高
パワートレインなど自動車部品のアイシン<7259>は、今日の午後の取引時間中に2025年中期経営計画を発表しました。
この中で2026年3月期の営業利益目標を3000億円以上(2023年3月期の5倍以上)としていることなどが好感されたようで、アイシンの株価は急伸し年初来高値をつけました。
アイシン<7259> | 5,452 | +410 (+8.13%) |
H.I.S. 第3四半期までが56億3500万円の赤字となり株価大幅安
旅行会社のエイチ・アイ・エス<9603>は、9月13日に2022年11月~2023年7月期の連結決算を発表しました。
純利益は56億3500万円の赤字となりました。(前年同期は332億6300万円の赤字)
通期の業績予想は未定としています。
これを受け今日のH.I.S.の株価は大幅安となり、年初来安値をつけました。
H.I.S.<9603> | 1,835 | -142 (-7.18%) |
明日に向けての注目点
欧州
今晩欧州ではECB理事会の結果発表があります。
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 前週分の新規失業保険申請件数
- 8月 小売売上高 ← 要チェック
- 8月 卸売物価指数(PPI) ← 要チェック
また、ソフトバンクG<9984>傘下の英アームがNASDAQに上場します。
国内
明日は以下のような決算発表があります。
- アスクル<2678>
中国
明日中国では以下のような指標の発表があります。
- 8月 小売売上高
- 8月 鉱工業生産