こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも続落となりました。
この日発表された8月のISM非製造業景況指数(下に記載)が市場予想を上回ったことで金融引き締め長期化懸念から10年債利回りが一時4.3%まで上昇。高PERなハイテク株を中心に売りが出ました。
個別では中国の政府機関でiPhoneなどの使用が禁止となったとの報道があり、アップル<AAPL>の株価が大幅安となりました。
NYダウ | 34,443.19 | -198.78 (-0.57%) |
NASDAQ | 13,872.47 | -148.48 (-1.06%) |
S&P500 | 4,465.48 | -31.35 (-0.69%) |
SOX指数 | 3,654.46 | -29.34 (-0.80%) |
アップル<AAPL> | 182.91 | -6.79 (-3.58%) |
経済指標
7月 貿易収支
8月 ISM非製造業景況指数
8月のISM非製造業景況指数は前月比1.8ポイント上昇の54.5となり、市場予想(52.5)を上回りました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが下落しました。
日経平均は昨晩の米国市場の続落を受けマイナスでスタートし、すぐにプラスに転じたものの長くは続かず午前10時半頃に再びマイナスに転じ、その後下げ幅を拡大していって3万3千円を割り込んで引けました。
(今日の高値は9:44の33,322円(81円高)、安値は14:54の32,986円(254円安)、値幅は336円)
TOPIXはザラ場ベースでバブル崩壊後の高値を更新しました。
- 昨晩の米国市場でNASDAQやSOX指数が下落 → 半導体などハイテク株にマイナス
- 中国の政府機関でiPhone使用禁止との報道 → 電子部品などにマイナス
- WTI原油先物が87ドル台まで上昇してきた → 鉱業、石油にプラス
- 米10年債利回りが一時4.3%まで上昇してきた → 保険などにプラス
日経平均もTOPIXも8連騰でストップしてしまいました。
日経平均 | 32,991.08 | -249.94 (-0.75%) |
TOPIX | 2,383.38 | -9.15 (-0.38%) |
JPX日経400 | 21,519.51 | -101.81 (-0.47%) |
マザーズ指数 | 755.08 | -11.87 (-1.55%) |
経済指標
8月 オフィス空室率
今日の午前の取引時間中には8月のオフィス空室率の発表がありました。
東京都心5区の空室率は前月比0.06ポイント低下の6.40%。
平均賃料は前月比63円(0.31%)下落の19,756円/坪となりました。
個別材料
インテージHD NTTドコモからTOBされることになり株価ストップ高
NTTドコモはマーケティング支援のインテージホールディングス<4326>に対してTOBで最大51%の株式を取得し連結子会社化することを目指すと9月6日に発表しました。
TOB価格は2400円、期間は今日~10月16日としています。
これを受け今日のインテージHDの株価はストップ高となり、年初来高値をつけました。
インテージHD<4326> | 2,298 | +400 (+21.07%) |
トーホー 通期の業績予想の上方修正を発表し株価ストップ高
業務用食品卸のトーホー<8142>は、9月6日に2024年1月期の通期の業績予想の上方修正を発表しました。
純利益は従来予想では前期比2.2倍としていましたが、今回2.9倍へと改めました。
また、配当予想も年間60円から70円へと10円増額しています。(前期比35円の増配)
これを受け今日のトーホーの株価はストップ高となり、年初来高値をつけました。
トーホー<8142> | 3,780 | +700 (+22.73%) |
丹青社 第2四半期までの業績予想の上方修正を発表し株価大幅高
空間ディスプレーの丹青社<9743>は、9月6日に2023年2~7月期の業績予想の上方修正を発表しました。
純利益は従来予想では前年同期比43.5%増としていましたが、今回2倍へと改めました。
これを受け今日の丹青社の株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
丹青社<9743> | 848 | +67 (+8.58%) |
中国
経済指標
8月 貿易収支
8月の貿易収支はドル建てで輸出が前年同月比8.8%減、輸入が7.3%減となりました。
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 前週分の新規失業保険申請件数
国内
明日はメジャーSQです。
取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 7月 毎月勤労統計
- 7月 国際収支
取引時間中には以下のような指標の発表があります。
- 8月 景気ウォッチャー調査