こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも上昇しました。
強気のレポートが出たエヌビディア<NVDA>の株価が大幅高となったことなどを受け、半導体などハイテク株を中心に買いが入りました。
| NYダウ | 35,307.63 | +26.23 (+0.07％) |
| NASDAQ | 13,788.33 | +143.48 (+1.05％) |
| S&P500 | 4,489.72 | +25.67 (+0.57％) |
| SOX指数 | 3,615.45 | +100.90 (+2.87％) |
| エヌビディア<NVDA> | 437.53 | +28.98 (+7.09％) |
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数の中ではマザーズ指数だけが続落、その他の指数は反発となりました。
日経平均は昨晩の米国市場の上昇や円安の進行などを受け高く始まり、その後もみ合いを続けましたが大引けにかけては若干上げ幅を縮小しました。
（今日の高値は9:03の32,403円（344円高）、安値は15:00の32,217円（157円安）、値幅は186円）
- 昨晩の米国市場でSOX指数、NASDAQが大幅反発 → 半導体などハイテクにプラス
- 日本の2QのGDP（下に記載）が市場予想を大きく上回った → 全体プラス
- 中国の経済指標（下に記載）が弱かった → 全体にマイナス
- ドル円が145円台半ばまで円安に進んできた → 自動車など輸出関連にプラス
- 決算発表が一巡してネタ切れ
ドル円が145円の壁をあっさり破って年初来の円安水準になってしまいました。
| 日経平均 | 32,238.89 | +178.98 (+0.56％) |
| TOPIX | 2,290.31 | +9.42 (+0.41％) |
| JPX日経400 | 20,698.34 | +85.09 (+0.41％) |
| マザーズ指数 | 741.49 | -7.12 (-0.95％) |
経済指標
2Q GDP
今日の取引時間開始前には4～6月期のGDPの発表があり、年率換算で6.0%増と市場予想（3.1%増）を大きく上回りました。
個別材料
メドレー 通期の業績予想の上方修正を発表し株価ストップ高
ヘルスケア業界向け人材紹介などのメドレー<4480>は、8月14日に2023年1～6月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比94.4%増となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比15.9%増としていましたが、今回96.5%増へと改めました。
これを受け今日のメドレーの株価はストップ高となりました。
| メドレー<4480> | 5,490 | +700 (+14.61％) |
日本郵政 今日から自社株買いを開始すると発表し株価大幅高
郵便、ゆうちょ、かんぽの持ち株会社の日本郵政<6178>は、以前に発表していた3億4600万株(10.0%)・3000億円を上限とする自社株買いについて取得期間を8月15日～2024年3月31日とすることを8月14日に発表しました。
今朝の段階で政府放出分1000億円強の株式をToSTNeT-3で買い付けており、残りを市場買い付けするとのことです。
これを受け今日の日本郵政の株価は大幅高となりました。
| 日本郵政<6178> | 1,084 | +50.5 (+4.89％) |
電通グループ 通期の業績予想の下方修正を発表し株価大幅安
広告代理店の電通グループ<4324>は、8月14日に2023年1～6月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比63.9%減となりました。
中間配当は従来予想どおりの78.5円とのことです。
併せて通期の業績予想の下方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比28.8%増としていましたが、今回15.6%増へと改めました。
これを受け今日の電通グループの株価は大幅安となりました。
| 電通グループ<4324> | 4,200 | -348 (-7.65％) |
中国
経済指標
7月 小売売上高、鉱工業生産
7月の小売売上高は前年同月比2.5%増となり、市場予想（4.0%増）を下回りました。
7月の鉱工業生産は前年同月比3.7%増となり、市場予想（4.3%増）を下回りました。
1～7月の固定資産投資は前年同期比3.4%増となり、市場予想（3.7%増）を下回りました。
また、中国人民銀行が利下げを発表したほか、若年層の失業率の公表を一旦停止することも発表しました。
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 7月 小売売上高
- 8月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
また、以下のような決算発表があります。
- ホームデポ<HD>
国内
明日の夕方には以下のような指標の発表があります。
- 7月 訪日外国人客数