こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
概要
先週末の米国市場は3指数とも続落となりました。
この日発表された6月の雇用統計の結果(下に記載)で非農業部門の雇用者数は市場予想を下回ったものの、平均時給の伸びが市場予想を上回り、賃金インフレの継続で金融引き締めが長期化するとの懸念が広がりました。
NYダウ | 33,734.88 | -187.38 (-0.55%) |
NASDAQ | 13,660.71 | -18.32 (-0.13%) |
S&P500 | 4,398.95 | -12.64 (-0.28%) |
SOX指数 | 3,577.73 | +0.24 (+0.01%) |
経済指標
6月 雇用統計
6月の雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比20万9000人増となり、市場予想(23万人増)を下回りました。
失業率は前月比0.1ポイント低下の3.6%となり、市場予想(3.6%)と一致しました。
平均時給は前月比0.4%増となり、市場予想(0.3%増)を上回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが下落しました。。
日経平均の今日の値動きは以下のようになりました。
- 午前9時台はプラスとマイナスを行ったり来たり
- 午前10時半過ぎから下げ幅を拡大し、その後もみ合い
- 午後1時半ごろから下げ幅を縮小し、一瞬プラスに転じる場面も
- 午後2時過ぎからまた下げ幅を拡大
(今日の高値は9:15の32,558円(170円高)、安値は12:41の32,065円(322円安)、値幅は493円)
- ドル円が142円台後半まで円高に進んできた → 自動車など輸出関連にマイナス
- WTI原油先物が73ドル台まで上昇してきた → 鉱業などにプラス
- ETFの分配金捻出のための売りを警戒 → 全体にマイナス
日経平均は5営業日続落でトータル 1,563円下落しました。
日経平均 | 32,189.73 | -198.69 (-0.61%) |
TOPIX | 2,243.33 | -11.57 (-0.51%) |
JPX日経400 | 20,304.28 | -113.20 (-0.55%) |
マザーズ指数 | 782.20 | -5.07 (-0.64%) |
経済指標
5月 国際収支
今日の取引時間開始前には5月の国際収支の発表があり、経常収支は1兆8624億円の黒字となりました。
6月 景気ウォッチャー調査
今日の午後の取引時間中には6月の景気ウォッチャー調査の結果発表があり、現状判断指数は前月比1.4ポイント低下の53.6、先行き判断指数は前月比1.6ポイント低下の52.8となりました。
個別材料
良品計画 第3四半期の業績が好調で株価ストップ高
無印良品でおなじみの良品計画<7453>は、7月7日に2022年9月~2023年5月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比6.6%減となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
ただ、直近の四半期(2023年3~5月期)に限っていうと純利益が前年同期比2.2倍となっていることなどから、今日の良品計画の株価はストップ高となり、年初来高値をつけました。
良品計画<7453> | 1,672.5 | +300 (+21.86%) |
安川電機 第1四半期の純利益が12.6%増では物足りなかったようで株価大幅安
サーボモーターや産業用ロボットなどの安川電機<6506>は、7月7日に2023年3~5月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比12.6%増となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
株価が高値圏にある中でこの決算では物足りなかったのか、今日の安川電機の株価は大幅安となりました。
安川電機<6506> | 6,003 | -214 (-3.44%) |
ライフコーポ 第1四半期の純利益が11%増となり株価大幅高
食品スーパーのライフコーポレーション<8194>は、7月7日に2023年3~5月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比11%増となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
これを受け今日のライフコーポの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
ライフコーポ<8194> | 3,305 | +245 (+8.01%) |
決算発表
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
USEN-NEXT
音楽サービス、動画配信などのUSEN-NEXT HOLDINGS<9418>は、7月10日に2022年9月~2023年5月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比22.9%増となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比5.9%増としていましたが、今回20.9%増へと改めました。
期末配当予想も従来の10円から11円へと1円増額しています。(年間では前期比6円の増配)
現時点のPTS取引の株価は大幅高となっています。
中国
経済指標
6月 消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)
消費者物価指数(CPI)は前年同月比横ばいとなり、市場予想(0.2%上昇)を下回りました。
生産者物価指数(PPI)は前年同月比5.4%の低下となり、市場予想(5%低下)を下回りました。
明日に向けての注目点
国内
明日は以下のような決算発表があります。
- タマホーム<1419>
- ローソン<2651>
- ビックカメラ<3048>
- ローツェ<6323>
- コーナン商事<7516>