こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも続伸となりました。
この日発表された5月の消費者物価指数(CPI)がほぼ市場予想と一致したことで、今回のFOMCで利上げが見送られるとの見方がさらに強まり買いが優勢となりました。
また、中国の景気刺激策への期待で関連する景気敏感株にも買いが入りました。
NYダウ | 34,212.12 | +145.79 (+0.43%) |
NASDAQ | 13,573.32 | +111.39 (+0.83%) |
S&P500 | 4,369.01 | +30.08 (+0.69%) |
SOX指数 | 3,683.66 | +42.00 (+1.15%) |
経済指標
5月 消費者物価指数(CPI)
総合CPIは前年同月比4.0%の上昇となり、市場予想(4.1%上昇)を下回りました。
変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前年同月比5.3%の上昇となり、市場予想(5.2%上昇)を上回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数の中ではマザーズ指数だけが反落、その他の指数は続伸となりました。
日経平均は昨晩の米国市場の続伸を受け高く始まり午前中はもみ合っていましたが、午後に入ると上げ幅を拡大し、今日もバブル崩壊後の高値を更新しました。
(今日の安値は9:31の33,203円(185円高)、高値は14:22の33,665円(646円高)、値幅は461円)
TOPIXもバブル崩壊後の高値を更新しました。
- 衆院解散・総選挙への思惑 → 指数押し上げ
- 前日に引き続きトヨタ自動車<7203>が堅調(株主総会も無事通過) → 自動車にプラス
- ドル円が140円まで円安に進んできた → 自動車などにプラス
- 中国の景気刺激策への期待 → 鉄鋼、非鉄、建機などにプラス
日経平均は4営業日続伸でトータル1,861円上昇しました。
今晩米国でFOMCの結果発表があるというのに、まったくお構いなしです。
昨日の時点で日経平均のPERが15倍を超えてきたんじゃが、一体どこまで行くんじゃろうか?
日経平均 | 33,502.42 | +483.77 (+1.47%) |
TOPIX | 2,294.53 | +29.74 (+1.31%) |
JPX日経400 | 20,881.30 | +265.94 (+1.29%) |
マザーズ指数 | 797.75 | -8.47 (-1.05%) |
トヨタ自動車<7203> | 2,310 | +136.5 (+6.28%) |
個別材料
アイティフォー 自社株買いを発表し株価大幅高
システム開発などのアイティフォー<4743>は、88万2千株(3.18%)・9億円を上限とする自社株買いを実施すると6月13日に発表しました。
取得期間は今日~2024年3月29日としています。
これを受け今日のアイティフォーの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
アイティフォー<4743> | 1,153 | +113 (+10.87%) |
ヤーマン 今期の業績予想で利益の戻りが鈍く株価大幅安
美顔器などのヤーマン<6630>は、6月13日に2023年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比29.9%減となりました。
期末配当は従来予想どおりの8.75円とのことです。(記念配当4.5円含む)
併せて2024年3月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比11.2%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で8.5円としています。(前期の記念配当分を抜くと同額)
今期の業績予想で利益の戻りが鈍いことなどから今日のヤーマンの株価は大幅安となりました。
ヤーマン<6630> | 1,074 | -88 (-7.57%) |
神戸物産 第2四半期までの純利益が17.5%減となり株価大幅安
業務スーパーでおなじみの神戸物産<3038>は、6月13日に2022年11月~2023年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比17.5%減となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
これを受け今日の神戸物産の株価は大幅安となりました。
神戸物産<3038> | 3,727 | -182 (-4.66%) |
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 5月 卸売物価指数(PPI) ← 要チェック
また、FOMCの結果発表があります。
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 4月 機械受注
- 5月 貿易統計(通関ベース)
中国
明日中国では以下のような指標の発表があります。
- 5月 小売売上高
- 5月 鉱工業生産