こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも反落となりました。
前日に大きく上昇した反動が出たほか、この日発表された5月のISM非製造業景況指数(下に記載)が低水準となったことで景気悪化懸念から売りが優勢となりました。
個別ではアップル<AAPL>が開発者会議で新製品のヘッドマウントディスプレイを発表したものの、価格が3,499ドル(日本円で約50万円)と高すぎて失望されたのか株価が下落するという出来事もありました。
NYダウ | 33,562.86 | -199.90 (-0.59%) |
NASDAQ | 13,229.42 | -11.33 (-0.09%) |
S&P500 | 4,273.79 | -8.58 (-0.20%) |
SOX指数 | 3,444.12 | -57.29 (-1.64%) |
アップル<AAPL> | 179.58 | -1.37 (-0.76%) |
経済指標
5月 ISM非製造業景況指数
5月のISM非製造業景況指数は前月比1.6ポイント低下の50.3となり、市場予想(52.4)を下回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが続伸となりました。
日経平均は昨晩の米国市場が反落したことを受け下げて始まりましたが、その後右肩上がりを続けプラスに転じ、午後もじりじりと上げ幅を拡大していってバブル崩壊後の高値を更新しました。
(今日の安値は9:02の31,933円(283円安)、高値は14:54の32,534円(317円高)、値幅は600円)
TOPIXもバブル崩壊後の高値を更新しました。
日経平均は4営業日続伸でトータル1,618円上昇しました。
ドル円が139円台半ばまで円高に進んできたのに、お構いなしで自動車など輸出関連株も買われたのぉ。
日経平均 | 32,506.78 | +289.35 (+0.90%) |
TOPIX | 2,236.28 | +16.49 (+0.74%) |
JPX日経400 | 20,364.92 | +182.61 (+0.90%) |
マザーズ指数 | 784.05 | +6.57 (+0.85%) |
経済指標
4月 全世帯家計調査
4月の全世帯家計調査の結果では、2人以上世帯の消費支出は実質で前年同月比4.4%減となりました。
4月 毎月勤労統計
4月の毎月勤労統計の結果では実質賃金が前年同月比3.0%減となり、市場予想(2.3%減)を下回りました。
現金給与総額(名目賃金)は1.0%増となりました。
個別材料
ローム 1対4の株式分割を発表し株価大幅高
カスタムLSIなどのローム<6963>は、9月30日を基準日とする1対4の株式分割を実施すると6月5日に発表しました。
これを受け今日のロームの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
ローム<6963> | 12,640 | +460 (+3.78%) |
内田洋行 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高
オフィス家具などの内田洋行<8057>は、6月5日に2022年8月~2023年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比32.9%増となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比7.2%増としていましたが、今回18.4%増へと改めました。
これを受け今日の内田洋行の株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
内田洋行<8057> | 5,670 | +350 (+6.58%) |
立花エレテック 自社株買いなどを発表し株価大幅高
技術商社の立花エレテック<8159>は、100万株(4.0%)・30億円を上限とする自社株買いを実施すると6月5日に発表しました。
取得期間は今日~2024年3月31日としています。
また、今後3年間(2026年3月期まで)で以下の株主還元を実施するとのことです。
- 300万株(12%)の自社株買い
- 総還元性向50%以上を目指す
これを受け今日の立花エレテックの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
立花エレテック<8159> | 2,712 | +479 (+21.45%) |
明日に向けての注目点
中国
明日中国では以下のような指標の発表があります。
- 5月 貿易収支