こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は以下のような材料で3指数まちまちの動きとなりました。
- 複数のFRB高官が年内のさらなる利上げの可能性について言及 → 全体にマイナス
- この日の引け後に債務上限問題の協議がある → 動きづらい
NYダウ | 33,286.58 | -140.05 (-0.42%) |
NASDAQ | 12,720.77 | +62.87 (+0.50%) |
S&P500 | 4,192.63 | +0.65 (+0.01%) |
SOX指数 | 3,215.04 | +11.55 (+0.36%) |
結局債務上限の協議は合意に至りませんでした。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが反落となりました。
日経平均は午前中はプラス圏で推移していましたが、午後に入ると一気に下げてマイナスに転じ3万1千円を割り込み、その後もみ合いとなりました。
(今日の高値は9:52の31,352円(265円高)、安値は12:47の30,828円(258円安)、値幅は523円)
日経平均もTOPIXもザラ場ベースでのバブル崩壊後の高値を更新しました。
- 経産省が先端半導体輸出規制の省令改正を公布 → 半導体製造装置にマイナス
- 国内証券会社が日本製紙<3863>の投資判断引き上げ → パルプ・紙にプラス
- 大引けにかけてトヨタ自動車<7203>が大きく売られた → 自動車にマイナス
トヨタ自動車の株価は14:59:59から15:00:00の1秒間で1930円から1857円へと一気に73円下げました。今日の寄り付き直後には年初来高値(1979円)をつけていたというのに、いったいどうしちゃったのでしょうか?
日経平均 | 30,957.77 | -129.05 (-0.42%) |
TOPIX | 2,161.49 | -14.41 (-0.66%) |
JPX日経400 | 19,588.71 | -87.37 (-0.44%) |
マザーズ指数 | 748.60 | -4.30 (-0.57%) |
東京エレクトロン<8035> | 18,180 | -480 (-2.57%) |
日本製紙<3863> | 1,273 | +166 (+15.00%) |
トヨタ自動車<7203> | 1,857 | -93 (-4.77%) |
経済指標
4月 全国百貨店売上高
4月の全国百貨店売上高は前年同月比8.6%増となりました。
個別材料
スミダコーポ 公募増資を発表し株価大幅安
コイルなどのスミダコーポレーション<6817>は470万株の公募増資や20万株の売り出しなどを実施すると5月22日に発表しました。
これによる株式の希薄化が嫌気されたようで、今日のスミダコーポの株価は大幅安となりました。
スミダコーポ<6817> | 1,373 | -266 (-16.23%) |
レオン自動機 今期営業利益14.7%増の業績予想を発表し株価大幅高
食品成型機などのレオン自動機<6272>は、5月22日に2023年3月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比84.2%増となりました。
これまで未定としていた期末配当は19円とのことです。(年間では前期比15円の増配)
併せて2024年3月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比1.4%減になりそうだとのことです。
(営業利益は14.7%増、経常利益は10.3%増の予想)
配当予想は年間で31円としています。(前期と同額)
今期の営業増益予想などが好感されたようで今日のレオン自動機の株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
レオン自動機<6272> | 1,546 | +130 (+9.18%) |
ヤマハ発動機 シルチェスターによる株式の買い増しが明らかとなり株価上昇
バイクなどのヤマハ発動機<7272>について、英投資ファンドのシルチェスターが同社株を買い増ししていたことが変更報告書から明らかとなりました。(5.05%→6.08%)
これを受けさらなる買い増しがあるのではとの思惑から今日のヤマハ発動機の株価は上昇しました。
ヤマハ発動機<7272> | 3,540 | +75 (+2.16%) |
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 5月 製造業PMI、非製造業PMI
- 4月 新築住宅販売件数
国内
村田製作所が1対3の株式分割を実施すると発表
明日の取引時間中には以下のような指標の発表があります。
- 4月 全国スーパー売上高