【5月17日の市況】日経平均5日続伸で3万円台回復、クオールHD 第一三共エスファの全株式を取得することになり株価大幅高など

株式
スポンサーリンク

こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は以下のような材料で3指数とも反落となりました。

  • ホーム・デポ<HD>が通期の見通しを下方修正 → 消費関連株にマイナス
  • 4月の小売売上高は市場予想を下回ったがプラスで金融引き締めが続きそう → 景気敏感株にマイナス
  • AIなどへの期待 → ハイテク株は底堅い
  • 債務上限問題の協議待ち → 動きづらい
NYダウ 33,012.14 -336.46 (-1.01%)
NASDAQ 12,343.05 -22.15 (-0.18%)
S&P500 4,109.90 -26.38 (-0.63%)
SOX指数 3,048.71 -3.94 (-0.13%)
NYダウ反落、336ドル安 消費関連株に売り広がる - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=戸部実華】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比336ドル46セント(1.0%)安の3万3012ドル14セントで終えた。...
バイデン氏と共和が債務上限協議、下院議長「週末までの合意可能」
バイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長らが16日午後、連邦債務上限問題を巡る協議を行った。マッカーシー氏は協議後、大きな隔たりが依然あるが「週末までに合...

経済指標

4月 小売売上高

4月の小売売上高は前月比0.4%増となり、市場予想(0.8%増)を下回りました。

米小売売上高、4月は前月比0.4%増-予想下回る伸び
4月の米小売売上高は前月比で増加し、3カ月ぶりにプラスとなった。インフレや高い借り入れコストといった逆風の中でも消費が持ちこたえていることが示唆された。

4月 鉱工業生産

4月の鉱工業生産は前月比0.5%の上昇となり、市場予想(横ばい)を上回りました。

米鉱工業生産指数、4月は前月比0.5%上昇-市場予想を上回る
米国では製造業の生産が4月に持ち直した。自動車の生産が大きく伸びて全体をけん引し、財の需要がいくらか安定したことが示唆された。

決算発表(朝方)

ホームデポ<HD>

ホームデポ<HD> 282.33 -6.21 (-2.15%)
米ホーム・デポ4%減収、2〜4月 通期見通しを下方修正 - 日本経済新聞
【ニューヨーク=弓真名】米ホームセンター最大手のホーム・デポが16日発表した2023年2〜4月期決算は、売上高が前年同期比4.2%減の372億5700万ドル(約...

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数すべてが上昇しました。

日経平均は昨晩円安が進んだこともあってプラスでスタートし程なく3万円台を回復(2021年9月以来)。午後は一段高となった後もみ合いとなり、今日も年初来高値を更新しました。

(今日の安値は9:00の29,912円(69円高)、高値は14:26の30,115円(272円高)、値幅は202円)

TOPIXは今日もバブル崩壊後の高値を更新しました。

  • ドル円が136円台後半まで円安に進んできた → 指数押し上げ
  • 米10年債利回りが3.5%台前半まで上昇してきた → 保険、銀行などにプラス
  • 岸田首相が米台韓の半導体メーカー幹部と面会へ → 半導体関連にプラス
  • 今日の夕方発表予定の4月の訪日外国人客数に期待 → 空運、陸運などインバウンド関連にプラス

日経平均は5営業日続伸となり、トータルで971円の上昇となりました。

終値でも3万円をキープしたいという執念のようなものを感じたのぉ。

日経平均 30,093.59 +250.60 (+0.84%)
TOPIX 2,133.61 +6.43 (+0.30%)
JPX日経400 19,246.92 +57.39 (+0.30%)
マザーズ指数 747.28 +0.82 (+0.11%)
東証大引け 5日続伸、1年8カ月ぶり3万円回復 円安と半導体株高で - 日本経済新聞
17日の東京株式市場で日経平均株価は5日続伸し、前日比250円60銭(0.84%)高の3万0093円59銭で終えた。終値で3万円を回復するのは、2021年9月2...
米台韓の半導体大手、岸田首相と面会へ 対日投資を協議 - 日本経済新聞
松野博一官房長官は17日の記者会見で、岸田文雄首相と半導体メーカー幹部との面会を18日にも開けるよう調整していると明かした。米台韓の半導体大手と、日本への投資や...

経済指標

1Q GDP

今日の取引時間開始前には1~3月期のGDPの発表があり、年率換算で1.6%増と市場予想(0.7%増)を上回りました。

GDP年率1.6%増 1~3月、3四半期ぶりプラス - 日本経済新聞
内閣府が17日発表した2023年1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で前期比0.4%増、年率換算で1.6%増だった。...

4月 訪日外国人客数

今日の夕方には4月の訪日外国人客数の発表がありました。

4月訪日外国人は194万人、コロナ前19年比33.4%減=政府観光局
日本政府観光局(JNTO)が17日発表した4月の訪日外国人客数は194万9100人(推計)だった。新型コロナウイルス流行前の19年同月比では33.4%減だったが...

個別材料

クオールHD 第一三共エスファの全株式を取得することになり株価大幅高

調剤薬局のクオールホールディングス<3034>は、第一三共<4568>の連結子会社でジェネリック医薬品製造の第一三共エスファの全株式を取得して子会社化すると5月16日に発表しました。

まずは2024年4月までに51%取得、将来的に100%取得する予定とのことです。

これにより2024年3月期の通期の業績予想を上方修正。

純利益は従来予想では前期比2.8%減としていましたが、今回9.6%増へと改めました。

これを受け今日のクオールHDの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

クオールHD<3034> 1,450 +277 (+23.61%)
第一三共が第一三共エスファ株をクオールHに譲渡、250億円で
第一三共は16日、第一三共エスファ(東京都中央区)株をクオールホールディングスに譲渡すると発表した。譲渡額は250億円。
クオールHD、通期の純利益予想を上方修正 55億円から62億円に - 日本経済新聞
クオールホールディングスは16日、2024年3月期の純利益が前期比9.6%増の62億円になる見通しだと発表した。従来予想の55億円(前期比2.8%減)から上方修...

安川電機 新中計が物足りなかったのか株価大幅安

サーボモーターや産業用ロボットなどの安川電機<6506>は、5月16日に2024年2月期から3年間の中期経営計画を発表しました。

  • 2026年2月期の売上収益目標6500億円(2023年3月期比で17%増)
  • 2026年2月期の営業利益目標1000億円(2023年3月期比で46%増)
  • ROE15%以上、ROIC15%以上、配当性向30%+α

これが物足りなかったのか、今日の安川電機の株価は大幅安となりました。

安川電機<6506> 5,490 -240 (-4.19%)
安川電機、26年2月期に売上高6500億円 新中計 - 日本経済新聞
安川電機は16日、2024年2月期から3カ年の中期経営計画を発表した。最終年度となる26年2月期に売上高に相当する売上収益を、前期に比べ17%増の6500億円に...

明日に向けての注目点

米国

今晩米国では以下のような指標の発表があります。

  • 4月 住宅着工件数

また、以下のような決算発表があります。

朝方
  • ターゲット<TGT>
夕方
  • シスコシステムズ<CSCO>

国内

明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。

  • 4月 貿易統計(通関ベース)
タイトルとURLをコピーしました