こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
概要
先週末の米国市場は3指数とも大幅反落となりました。
この日発表された1月の個人所得、個人消費支出でPCE価格指数が市場予想を上回り、さらなるインフレへの警戒から幅広い銘柄に売りが出ました。
S&P500は4,000ポイントを割り込みました。
NYダウ | 32,816.92 | -336.99 (-1.02%) |
NASDAQ | 11,394.94 | -195.45 (-1.69%) |
S&P500 | 3,970.04 | -42.28 (-1.05%) |
SOX指数 | 2,935.11 | -53.69 (-1.80%) |
経済指標
1月 個人所得、個人消費支出
この日は1月の個人所得、個人消費支出の発表がありました。
項目 | 結果 | 市場予想 |
個人所得(前月比) | +0.6% | +0.9% |
個人消費支出(前月比) | +1.8% | +1.4% |
PCE総合価格指数(前月比) | +0.6% | +0.5% |
PCEコア価格指数(前月比) | +0.6% | +0.4% |
1月 新築住宅販売件数
1月の新築住宅販売件数は年率換算で前月比5.8%増の64万戸となり、市場予想(60万戸)を上回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数でまちまちの動きとなりました。
日経平均は先週末の米国市場の大幅下落を受け下げて始まりましたが、円安に下支えされ下げ幅を縮小し一時プラスに転じる場面もありました。
(今日の安値は9:10の27,292円(160円安)、高値は10:53の27,456円(2円高)、値幅は163円)
- 先週末の米国市場でNASDAQ、SOX指数が大幅下落 → 半導体やグロースなどにマイナス
- ドル円が136円台前半まで円安に進んできた → 自動車(トヨタ以外)など輸出関連にプラス
- 2月、8月決算企業の配当落ち → 小売などにマイナス
- 低PBR、高配当な業種に買い → 鉄鋼、証券、建設などにプラス
今日からファーストリテイリング<9983>が株式分割されています。
ちょっと日経平均に似た値段になっていますね。
日経平均 | 27,423.96 | -29.52 (-0.11%) |
TOPIX | 1,992.78 | +4.38 (+0.22%) |
JPX日経400 | 17,972.60 | +27.25 (+0.15%) |
マザーズ指数 | 736.23 | -12.61 (-1.68%) |
ファーストリテイリング<9983> | 26,735 | +5 (+0.02%) |
個別材料
アイル 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高
販売在庫管理システムなどのアイル<3854>は、2月24日に2023年7月期の通期の業績予想の上方修正を発表しました。
純利益は従来予想では前期比12.8%増としていましたが、今回48.4%増へと改めました。
これを受け今日のアイルの株価は一時ストップ高になるなど大幅高となり、昨年来高値をつけました。
アイル<3854> | 2,240 | +295 (+15.17%) |
アジアパイルHD 期末配当予想の増額を発表し株価大幅高
コンクリート杭などのアジアパイルホールディングス<5288>は、2月24日に期末配当予想を10円から20円(普通配当15円+創業100周年記念配当5円)に増額すると発表しました。(年間では前期比10円の増配)
これを受け今日のアジアパイルHDの株価は大幅高となり、昨年来高値をつけました。
アジアパイルHD<5288> | 743 | +73 (+10.90%) |
ラサ商事 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高
鉱物、金属素材などの専門商社のラサ商事<3023>は、2月24日に2023年3月期の通期の業績予想の上方修正を発表しました。
純利益は従来予想では前期比13.1%減としていましたが、今回4.3%増へと改めました。
また、期末配当予想も29円から39円へと10円増額しています。(年間では前期比18円の増配)
これを受け今日のラサ商事の株価は大幅高となり、昨年来高値をつけました。
ラサ商事<3023> | 1,601 | +216 (+15.60%) |
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 1月 耐久財受注
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 1月 鉱工業生産
- 1月 小売業販売額