こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも反発しました。
この日はパウエルFRB議長が対談イベントで発言を行いましたが、事前に警戒していたほどタカ派的な内容ではなかったことから前日までに売られたハイテク株などを中心に買い直されました。
NASDAQは12,000ポイントを回復しました。
NYダウ | 34,156.69 | +265.67 (+0.78%) |
NASDAQ | 12,113.78 | +226.33 (+1.90%) |
S&P500 | 4,164.00 | +52.92 (+1.29%) |
SOX指数 | 3,124.15 | +94.40 (+3.12%) |
経済指標
12月 貿易収支
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数でまちまちの動きとなりました。
日経平均は寄り付きは小幅なプラスでスタートしましたが、すぐにマイナスに転じて午前9時半頃には200円を超える下げ幅となったものの、その後は徐々に下げ幅を縮小していきました。
(今日の高値は9:02の27,719円(33円高)、安値は9:35の27,458円(226円安)、値幅は260円)
- 昨晩のNASDAQ、SOX指数が大幅反発 → 半導体やグロースにプラス
- 米10年債利回りが3.65%近辺まで上昇してきた → 銀行などにプラス
- ドル円が一時131円を割る水準まで円高に進む場面があった → 輸出関連にマイナス
- WTI原油先物が77ドル台まで上昇してきた → 石油、鉱業などにプラス
- 任天堂<7974>の決算が良くなかった → その他製品にマイナス
決算発表はあまり良いものがない印象ですが、指数は底堅い動きをしていますね。
日経平均 | 27,606.46 | -79.01 (-0.29%) |
TOPIX | 1,983.97 | +0.57 (+0.03%) |
JPX日経400 | 17,908.00 | -4.87 (-0.03%) |
マザーズ指数 | 792.66 | +10.65 (+1.36%) |
経済指標
12月 国際収支
今日の取引時間開始前には12月の国際収支の発表があり、経常収支は334億円の黒字となりました。
1月 景気ウォッチャー調査
午後の取引時間中には1月の景気ウォッチャー調査の結果発表があり、現状判断指数は前月比0.2ポイント低下の48.5、先行き判断指数は前月比2.5ポイント上昇の49.3となりました。
個別材料
協和キリン 今期純利益41.9%増の業績予想を発表し株価大幅高
医薬品の協和キリン<4151>は、2月7日に2022年12月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比2.3%増となりました。
期末配当は従来予想の24円から27円へと3円増額しています。(年間では前期比5円の増配)
併せて2023年12月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比41.9%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で54円としています。(前期比3円の増配)
これを受け今日の協和キリンの株価は大幅高となりました。
協和キリン<4151> | 3,085 | +187 (+6.45%) |
東レ 通期の業績予想の下方修正を発表し株価大幅安
繊維などの東レ<3402>は、今日の昼の時間帯に2022年4~12月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比16.5%減となりました。
併せて通期の業績予想の下方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比12.8%増としていましたが、今回14.5%減へと改めました。
これを受け午後の東レの株価は急落しました。
東レ<3402> | 747.2 | -33.9 (-4.34%) |
任天堂 通期の業績予想の下方修正を発表し株価大幅安
ゲームの任天堂<7974>は、2月7日に2022年4~12月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比5.8%減となりました。
併せて通期の業績予想の下方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比16.3%減としていましたが、今回22.5%減へと改めました。
期末配当予想も109円から96円へと13円減額しています。
また、スイッチの販売計画も1900万台から1800万台へと下方修正しています。
これを受け今日の任天堂の株価は大幅安となりました。
任天堂<7974> | 5,201 | -423 (-7.52%) |
ソフトバンクG 第3四半期までの決算が9125億円の赤字となり株価大幅安
投資会社のソフトバンクG<9984>は、2月7日に2022年4~12月期の連結決算を発表しました。
純利益は9125億1300万円の赤字となりました。
通期の業績予想は開示していません。
これを受け今日のソフトバンクGの株価は大幅安となりました。
ソフトバンクG<9984> | 5,948 | -320 (-5.11%) |
決算発表
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
AGC
ガラスなどのAGC<5201>は、2月8日に2022年12月期の連結決算を発表しました。
純利益は31億5200万円の赤字となりました。(前期は1238億4000万円の黒字)
これはディスプレイ、プリント基板材料、ロシアにおける建築用・自動車用ガラス、欧州自動車用ガラスの各事業について、計1262億円の減損損失を計上したことによるものです。
期末配当は従来予想どおりの105円とのことです。(年間では前期と同額)
併せて2023年12月期の通期の業績予想を発表。
純利益は870億円の黒字になりそうだとのことです。
配当予想は年間で210円としています。(前期と同額)
また、1600万株(7.2%)・500億円を上限とする自社株買いを発表。
取得期間は2月9日~9月22日としています。
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような決算発表があります。
- ウーバー・テクノロジーズ<UBER>
- ウォルト・ディズニー<DIS>
国内
明日の取引時間終了後には以下のような指標の発表があります。
- 1月 工作機械受注
また、以下のような決算発表があります。
- クラレ<3405>
- トヨタ自動車<7203> ← 要チェック
- 明治HD<2269>
- INPEX<1605>
- 長谷工<1808>
- 宝HLD<2531>
- SUMCO<3436> ← 要チェック
- ネクソン<3659>
- 日本板硝子<5202>
- 住友大阪セメント<5232>
- 太平洋セメント<5233>
- 東海カーボン<5301>
- 神戸製鋼所<5406>
- 日本製鉄<5401>
- フジクラ<5803>
- アマダ<6113>
- ダイフク<6383>
- ルネサス<6723>
- 日産自動車<7201> ← 要チェック
- いすゞ自動車<7202>
- ニコン<7731>
- 大日本印刷<7912>
- 東京エレクトロン<8035> ← 要チェック
- クレディセゾン<8253>
- 三菱地所<8802>
- 住友不動産<8830>
- NTT<9432>
- NTTデータ<9613>
- セコム<9735>