【12月14日の市況】日経平均続伸で2万8千円台回復、米ユナイテッド航空がボーイング787を最大200機発注と発表し関連株が大幅高など

株式

こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は3指数とも続伸となりました。

この日発表された11月の消費者物価指数(CPI)(下に記載)が市場予想を下回ったことを受け3指数とも大幅上昇で始まりましたが、翌日にFOMCの結果発表が控えていることもあってその後伸び悩み、NYダウについては一時マイナスに転じる場面もありました。

10年債利回りが一時3.4%台まで低下したことで、高PERなハイテク株については買いが優勢となりました。

S&P500は4,000ポイントを回復しました。

NYダウ34,108.64+103.60 (+0.30%)
NASDAQ11,256.81+113.07 (+1.01%)
S&P5004,019.65+29.09 (+0.73%)
SOX指数2,821.53+42.32 (+1.52%)
NYダウ続伸、103ドル高 一時700ドル高も伸び悩む - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=横内理恵】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比103ドル60セント(0.3%)高の3万4108ドル64セントで終えた。朝方発表の11月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化への警戒が和らいだ。もっとも、朝方に700ドルあまり上げ...

経済指標

11月 消費者物価指数(CPI)

総合CPIは前年同月比7.1%の上昇となり、市場予想(7.3%上昇)を下回りました。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前年同月比6.0%の上昇となり、市場予想(6.1%上昇)を下回りました。

米消費者物価指数、11月は前月比0.1%上昇-前年比では7.1%上昇
11月の米消費者物価指数(CPI)統計では、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIが、前月比ベースで見て過去1年余りで最も低い伸びにとどまった。インフレの最悪期は過ぎた可能性が高いことを示唆し、予想される米利上げペースの減速を正当化する格好となった。

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数すべてが続伸となりました。

日経平均は昨晩の米国市場の続伸を受け2万8千円台を回復する水準まで上げて始まり、その後も上げ幅を拡大し昼過ぎのところで今日の高値をつけた後はもみ合いとなりました。

(今日の安値は9:30の27,993円(38円高)、高値は12:50の28,195円(240円高)、値幅は201円)

  • 昨晩のNASDAQ、SOX指数が大幅上昇 → 半導体などハイテク株にプラス
  • WTI原油先物が75ドル台まで上昇してきた → 鉱業、石油などにプラス
  • 米10年債利回りが3.5%を切る水準まで低下してきた → 銀行などにマイナス
  • ドル円が135円台半ばまで円高に進んできた → 一部の自動車などにマイナス
  • 中国の北京で新型コロナの感染急拡大 → インバウンド関連にマイナス

今日はドル円がかなり円高に進んだにも関わらす株式指数が堅調でした。

日経平均28,156.21+201.36 (+0.72%)
TOPIX1,977.42+11.74 (+0.60%)
JPX日経40017,878.45+120.40 (+0.68%)
マザーズ指数791.51+6.04 (+0.77%)
日経平均続伸、終値201円高の2万8156円 - 日本経済新聞
14日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日に比べ201円36銭(0.72%)高の2万8156円21銭で終えた。1日(2万8226円)以来およそ2週間ぶりに終値で2万8000円台を回復した。11月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回り、米国の利上げが長期化することへの過度な警戒感が和らいだ。日本時間...
中国が中央経済工作会議を延期へ、コロナ感染急拡大で-関係者
中国は15日に開始する予定だった中央経済工作会議を延期する。新型コロナウイルス感染が北京で急増したためだと、事情に詳しい関係者が明らかにした。

経済指標

4Q 日銀短観

今日の取引時間開始前には日銀短観の発表があり、大企業製造業の業況判断指数が前回比1ポイント低下の7と市場予想(6)を上回りました。

日銀短観、大企業製造業は原材料高で4期連続悪化 非製造業は改善
日銀が14日発表した12月短観は、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス7と、4四半期連続で悪化した。原材料コスト高が企業の景況感の重荷となっている。新型コロナウイルスの感染抑制と経済活動の両立が進む中、人出が回復して非製造業DIはプラス19と3期連続で改善した。

10月 機械受注

10月の機械受注は前月比5.4%となり、市場予想(2.6%増)を上回りました。

10月の機械受注、前月比5.4%増 市場予想は2.6%増 - 日本経済新聞
内閣府が14日発表した10月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比5.4%増の9147億円だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は2.6%増だった。製造業は6.4%減、非製造業は14.0%増だった。前年同月比での「船舶・電力を除く民需」受注額

個別材料

米ユナイテッド航空がボーイング787を最大200機発注と発表し関連株が大幅高

米ユナイテッド航空<UAL>はボーイング<BA>の中型機787を最大200機発注したと12月13日に発表しました。

これを受け今日はボーイング関連株が大幅高となりました。

ジャムコ<7408>1,700+171 (+11.18%)
東邦チタニウム<5727>3,170+249 (+8.52%)
東レ<3402>773.9+50.3 (+6.95%)
大阪チタ<5726>4,385+195 (+4.65%)
ユナイテッド航空、中型機「787」を最大200機発注 - 日本経済新聞
【ヒューストン=花房良祐】米航空大手ユナイテッド航空は13日、米航空機大手ボーイング製の中型機「787」を最大200機発注したと発表した。米国の航空会社による中大型機の発注機数としては過去最大という。新型コロナウイルス禍から旅行需要が回復するなか、機材の更新を進めて温暖化ガスの削減や燃費改善につなげる。100機は発注が...

ヤーマン 第2四半期までの純利益が37%増となり株価大幅高

美容機器などのヤーマン<6630>は、12月13日に2022年5~10月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比37%増となりました。

中間配当は従来予想どおりの4.25円とのことです。

通期の業績予想は据え置きとしています。

これを受け今日のヤーマンの株価は大幅高となりました。

ヤーマン<6630>1,527+157 (+11.46%)
ヤーマン、5~10月営業益37%増 中国向けに美顔器好調 - 日本経済新聞
ヤーマンが13日発表した2022年5~10月期連結決算は、営業利益が前年同期比37%増の53億円だった。中国の電子商取引(EC)サイト向けに美容機器の出荷が好調で

岩谷産業 経産省が水素・アンモニアを15年間補助する支援策を発表し株価大幅高

経済産業省は水素・アンモニア普及のための支援策の概要を12月13日に発表しました。

水素・アンモニアは従来の化石燃料と比べて価格が高いため、その価格差を15年間補助するとのことです。

これを受け今日は水素関連でおなじみの岩谷産業の株価が大幅高となりました。

岩谷産業<8088>5,920+330 (+5.90%)
水素・アンモニア15年間補助へ 経産省、供給網を構築 - 日本経済新聞
経済産業省は13日、燃やしても二酸化炭素(CO2)を排出しない水素とアンモニアの普及に向けた支援策の概要をまとめた。供給企業を原則15年間と長期間補助し、既存の化石燃料の販売価格との差をまかなう。貯蔵タンクなどインフラ拠点も今後10年で8カ所程度を整備する。2030年ごろまでに供給体制の構築をめざす。総合資源エネルギー...

明日に向けての注目点

米国

今晩米国ではFOMCの結果発表があります。

国内

明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。

  • 11月 貿易統計(通関ベース)

明日の取引時間終了後には以下のような決算発表があります。

  • アスクル<2678>
  • 神戸物産<3038>
  • H.I.S.<9603>

中国

明日中国では以下のような指標の発表があります。

  • 11月 小売売上高
  • 11月 鉱工業生産
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