こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は3指数とも続落となりました。
バイデン政権が半導体製造装置の対中輸出規制を大幅拡大すると発表したことを受け、半導体関連などハイテク株を中心に売りが出ました。
NASDAQは年初来安値を更新しました。
NYダウ | 29,202.88 | -93.91 (-0.32%) |
NASDAQ | 10,542.10 | -110.30 (-1.04%) |
S&P500 | 3,612.39 | -27.27 (-0.75%) |
SOX指数 | 2,275.34 | -81.41 (-3.45%) |
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は主要な4指数すべてが大幅続落となりました。
日経平均は先週からの米国市場の大幅下落を受け2万7千円割れの水準で始まり、その後も午後2時過ぎまで下げ幅を拡大していきました。(最安値は14:05の26,369円(746円安))
- 米国で半導体製造装置の対中輸出規制強化が発表された → 半導体関連などにマイナス
- 今日から水際対策緩和 → 空運、陸運、百貨店などにプラス
TOPIXも1,900ポイント割れとなりました。
インバウンド関連ぐらいしか買うものがないという…。
日経平均 | 26,401.25 | -714.86 (-2.64%) |
TOPIX | 1,871.24 | -35.56 (-1.86%) |
JPX日経400 | 16,790.23 | -340.47 (-1.99%) |
マザーズ指数 | 716.87 | -8.36 (-1.15%) |
経済指標
8月 国際収支
今日の取引時間開始前には8月の国際収支の発表があり、経常収支は589億円の黒字となりました。
9月 景気ウォッチャー調査
午後の取引時間中には9月の景気ウォッチャー調査の結果発表があり、現状判断指数は前月比2.9ポイント上昇の48.4、先行き判断指数は前月比0.2ポイント低下の49.2となりました。
個別材料
マルマエ 今期純利益33.9%減の業績予想を発表し株価大幅安
半導体関連部品のマルマエ<6264>は、10月7日に2022年8月期の単独決算を発表しました。
純利益は前期比2倍となりました。
期末配当は従来予想の22円から26円へと4円増額しています。(年間では前期比24円の増配)
併せて2023年8月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比33.9%減になりそうだとのことです。
配当予想は年間で36円としています。(前期比12円の減配)
これを受け今日のマルマエの株価は大幅安となり、年初来安値をつけました。
マルマエ<6264> | 1,631 | -236 (-12.64%) |
安川電機 通期の利益予想の下方修正を発表し株価大幅安
サーボモーターや産業用ロボットなどの安川電機<6506>は、10月7日に2022年3~8月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比12.0%増となりました。
中間配当は従来予想どおりの32円とのことです。
併せて通期の利益予想の下方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比36.9%増としていましたが、今回34.3%増へと改めました。
(売上高は9.6%増から14.8%増へと上昇修正)
これを受け今日の安川電機の株価は大幅安となりました。
安川電機<6506> | 4,120 | -265 (-6.04%) |
日本電産 永守会長が自社株買いに関与の疑いとの報道で株価大幅安
モーターの日本電産<6594>について大株主の永守会長が自社株買いの条件を細かく指定している疑いがあるとの報道が10月7日にありました。
日本電産はこの報道について今日の午後に「一切事実ではない」とのコメントを発表しました。
これを受け今日の日本電産の株価は大幅安となり、年初来安値をつけました。
世代交代を要求する圧力が相当高まってきているようです。
日本電産<6594> | 7,639 | -787 (-9.34%) |
明日に向けての注目点
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 8月 機械受注
取引時間終了後には以下のような指標の発表があります。
- 9月 工作機械受注
また、以下のような決算発表があります。
- ABCマート<2670>
- ビックカメラ<3048>
- サイゼリヤ<7581>
- 東宝<9602>