【9月22日の市況】日経平均続落、為替介入、GDO 通期の利益予想の下方修正を発表し株価大幅安など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は3指数とも大幅続落となりました。

この日はFOMCの結果発表があり以下のような内容となりました。

  • 0.75%の利上げが決定された(市場予想どおり)
  • 2022年末の政策金利見通しを前回(6月)の3.4%から4.4%へと引き上げ(タカ派な内容)
  • 2023年末の政策金利見通しを前回(6月)の3.8%から4.6%へと引き上げ(タカ派な内容)

この発表がされる前は3指数ともプラスで推移していましたが、発表後はマイナス→プラス→マイナスと推移し、引けにかけて下げ幅を拡大していきました。

NYダウ30,183.78-522.45 (-1.70%)
NASDAQ11,220.19-204.85 (-1.79%)
S&P5003,789.93-66.00 (-1.71%)
SOX指数2,514.96-24.54 (-0.97%)
米国株、ダウ続落し522ドル安 大幅利上げの継続を警戒 ナスダックも続落 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=戸部実華】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落した。前日比522ドル45セント(1.7%)安の3万0183ドル78セントと3カ月ぶりの安値で終えた。米連邦準備理事会(FRB)は21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを決め、インフレ抑制に向け当面は大幅利上げを続ける方...
FRB、3回連続の0.75%利上げ 年末4.4%で景気に試練 - 日本経済新聞
【この記事のポイント】・政策金利3%超に、リーマン危機以前の水準に引き上げ・年末見通しは3.4%から4.4%へ、大幅に上方修正・利上げの到達点は4.6%、24年から利下げも視野【ワシントン=高見浩輔】米連邦準備理事会(FRB)は21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを決めた。通常の3倍の利上げ幅で...

経済指標

8月 中古住宅販売件数

8月の中古住宅販売件数は前月比0.4%減の年率480万戸となり、市場予想(470万戸)を上回りました。

米中古住宅販売、8月は年換算480万戸に減少-市場予想は上回る
全米不動産業者協会(NAR)が発表した8月の中古住宅販売件数は、7カ月連続で減少した。住宅ローン金利上昇が物件の取得しやすさに影響を及ぼす状況が続いており、住宅市場への大きな打撃となっている。

今日の日本市場

概要

今日の日本市場は主要な4指数の中ではマザーズ指数だけが反発して、その他の指数は続落となりました。

日経平均は昨晩の米国市場の大幅安を受け大きく下げて始まり、午前10時台には350円を超える下げ幅(一時2万7千円割れ)となる場面もありましたが、昼の時間帯に日銀金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持が決定されたと伝わると、その後は急速な円安進行にサポートされて下げ幅を縮小していきました。

  • ドル円が一時145円台まで円安に進む場面があった → 自動車などにプラス
  • 岸田首相が水際対策を10月以降さらに緩和する考えとの報道 → 陸運、空運にプラス

引け後ドル円が145円台後半までさらに円安に進みましたが、為替介入(円買い・ドル売り)が行われたと午後5時過ぎに伝わると一気に円高が進み一時140円台に突入する場面がありました。

日経平均27,153.83-159.30 (-0.58%)
TOPIX1,916.12-4.68 (-0.24%)
JPX日経40017,222.23-56.29 (-0.33%)
マザーズ指数712.50+2.24 (+0.32%)
日経平均続落、159円安の2万7153円 2カ月ぶり安値 - 日本経済新聞
22日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比159円30銭(0.58%)安の2万7153円83銭と7月19日以来およそ2カ月ぶりの安値で終えた。21日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場の想定よりも強い金融引き締めを長く続けるタカ派姿勢が示された。景気悪化懸念から同日の米国株が大幅に下落し、日本株...
日銀、現状維持決定で米との違い鮮明 コロナオペは段階的に終了
日銀は21―22日に開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を全員一致で決めるとともに、先行き指針の文言も維持した。景気の下支えを優先する日銀の姿勢は、前日に大幅利上げの継続を決めた米国との違いが鮮明で、現状維持を発表した直後に円相場は対ドルで1円近く下落した。新型コロナウイルス対応の特別オペは段階的に終了すること...
岸田文雄首相「10月以降、水際対策さらに緩和」 - 日本経済新聞
【ニューヨーク=秋山裕之】訪米中の岸田文雄首相は21日(日本時間22日)、新型コロナウイルスの水際対策を10月以降さらに緩和する考えを示した。ニューヨークで食品関連業者らに日本食の魅力を伝えるイベントに参加して発言した。政府は9月7日からワクチンを3回接種済みで
政府・日銀、24年ぶり円買い介入 円一時140円台に上昇 - 日本経済新聞
【この記事のポイント】・輸入物価の高騰で家計の負担増につながる円安を阻止・一時1ドル=145円台まで進んだ円安、介入後5円程度上昇した・大規模な介入繰り返すのは難しく、効果は限定的との見方も政府・日銀は22日、1998年6月以来、約24年ぶりとなる円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った。日銀が金融政策決定会合で大規模な...

経済指標

8月 全国スーパー売上高

今日の午後の取引時間中には8月の全国スーパー売上高の発表があり、既存店売上高は前年同月比0.6%増となりました。

スーパー売上高、8月は0.6%増 浴衣やレジャー品堅調 - 日本経済新聞
日本チェーンストア協会(東京・港)が22日発表した8月の全国スーパー売上高(既存店ベース)は前年同月比0.6%増だった。前年実績を上回るのは2カ月連続。全体の7割を占める食料品は値上げや天候不順の影響で前年を下回った。一方で今年の夏は移動制限が緩和されたため、レジャー関連の雑貨や衣料品の販売が伸びた。食料品は2.9%減...

8月 全国百貨店売上高

8月の全国百貨店売上高は既存店で前年同月比26.1%増となりました。

百貨店売上高、8月26%増 6カ月連続のプラス - 日本経済新聞
日本百貨店協会(東京・中央)が22日発表した8月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比26.1%増と6カ月連続のプラスだった。前年の行動制限の反動や高級ブランドの価格改定前の駆け込み需要などがあり、宝飾品や時計といった高額品を中心に販売が伸びた。新型コロナウイルス禍前の2019年8月と比べると14.1%減だった...

個別材料

GDO 通期の利益予想の下方修正を発表し株価大幅安

ゴルフ用品販売などのゴルフダイジェスト・オンライン<3319>は、今日の昼の時間帯に2022年12月期の通期の利益予想の下方修正を発表しました。

純利益は従来予想では前期比83.6%増としていましたが、今回23.7%増へと改めました。

(売上高は10.9%増から17.4%増へと上方修正)

これが伝わると午後のGDOの株価は急落しました。

GDO<3319>1,830-92 (-4.79%)
GDO、通期の純利益予想を下方修正 19億円から12億8000万円に - 日本経済新聞
ゴルフダイジェスト・オンラインは22日、2022年12月期の純利益が前期比23.7%増の12億8000万円になる見通しだと発表した。従来予想の19億円(前期比83.6%増)から下方修正した。営業利益は前期比6.8%減の15億9000万円(従来予想は前期比23.1%増の21億円)、経常利益は同36.4%減の10億9000...

日本オラクル 第1四半期の決算が減益となり株価大幅安

データベースソフトやクラウドの日本オラクル<4716>は、9月21日に2022年6~8月期の単独決算を発表しました。

純利益は前年同期比3.8%減となりました。

通期の業績予想は据え置きのとのことです。(部分的にしか開示していない)

これを受け今日の日本オラクルの株価は大幅安となりました。

日本オラクル<4716>7,580-420 (-5.25%)
日本オラクルの22年6〜8月期、税引き利益3.7%減 通期予想は非開示 - 日本経済新聞
日本オラクルが21日発表した2022年6〜8月期の単独決算で、税引き利益は前年同期比3.7%減の113億2600万円となった。2023年5月期通期の税引き利益予想は開示していない。売上高や営業利益、経常利益予想もそれぞれ開示していない。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは526億7900万円だった。日本オ...

アクセル 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高

LSIの開発・販売などのアクセル<6730>は、9月21日に2023年3月期の通期の業績予想の上方修正を発表しました。

純利益は従来予想では前期比42.2%減としていましたが、今回17.9%増へと改めました。

また、配当予想も従来予想の年間40円から63円へと23円増額しています。(前期比23円の増配)

これを受け今日のアクセルの株価はストップ高となりました。

アクセル<6730>1,095+150 (+15.87%)
アクセル、通期の純利益予想を上方修正 5億円から10億2000万円に - 日本経済新聞
アクセルは21日、2023年3月期の純利益が前期比17.9%増の10億2000万円になる見通しだと発表した。従来予想の5億円(前期比42.2%減)から上方修正した。営業利益は前期比45.4%増の12億2000万円(従来予想は前期比45.2%減の4億6000万円)、経常利益は同35.9%増の13億6000万円(従来予想は...

来週に向けての注目点

米国

今晩米国では以下のような指標の発表があります。

  • 前週分の新規失業保険申請件数
  • 2Q 経常収支

また、以下のような決算発表があります。

  • コストコ・ホールセール<COST>
  • フェデックス<FDX>

明日の晩(9月23日)の米国では以下のような指標の発表があります。

  • 9月 製造業PMI、非製造業PMI

国内

明日の日本市場は休場(秋分の日)です。

スケジュール

来週の主な予定は以下のようになっています。

9月27日(火)米国8月 耐久財受注
8月 新築住宅販売件数
9月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
9月29日(木)米国前週分の新規失業保険申請件数
9月30日(金)日本8月 失業率、有効求人倍率
8月 鉱工業生産
8月 小売業販売額
中国9月 製造業PMI、非製造業PMI
9月 製造業PMI(財新)
米国8月 個人所得、個人消費支出
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