こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は、3指数とも続落となりました。
この日発表された8月のISM非製造業景況指数(下に記載)が市場予想を上回ったことなどから、10年債利回りが上昇し、高PERなハイテク株を中心に幅広い銘柄に売りが出ました。
NYダウ | 31,145.30 | -173.14 (-0.55%) |
NASDAQ | 11,544.90 | -85.95 (-0.74%) |
S&P500 | 3,908.19 | -16.07 (-0.41%) |
SOX指数 | 2,571.47 | -27.80 (-1.07%) |
経済指標
8月 ISM非製造業景況指数
8月のISM非製造業景況指数は前月比0.2ポイント上昇の56.9となり、市場予想(54.9)を上回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な4指数すべてが下落しました。
日経平均は昨晩の米国市場の下落を受け安く始まり、さらに米株指数先物の下落に追随するように一時350円を超える下げ幅となる場面もありましたが、午後になると徐々に下げ幅を縮小していきました。
- 米10年債利回りが3.35%近辺まで上昇してきた → 保険などにプラス
- ドル円が144円台前半まで円安に進んできた → 自動車(トヨタ以外)などにプラス
- WTI原油先物が85ドル台まで下落してきた → 鉱業、石油にマイナス
日経平均は久しぶりに200日移動平均線(27,467円)を割ってきました。
日経平均 | 27,430.30 | -196.21 (-0.71%) |
TOPIX | 1,915.65 | -10.93 (-0.57%) |
JPX日経400 | 17,285.29 | -93.61 (-0.54%) |
マザーズ指数 | 717.00 | -14.48 (-1.98%) |
経済指標
中国の8月 貿易収支
中国の8月の貿易収支はドル建てで輸出が前年同月比7.1%増、輸入が0.3%増となりました。
個別材料
日本郵船社長のインタビュー記事を受け海運株が大幅安
今朝の日経新聞に海運の日本郵船<9101>社長が以下のように述べたとの記事が掲載され、今日の大手海運株は大幅安となりました。
- 2022年末に向けてリセッション(景気後退)が避けられない
- コンテナ船の狂乱も今年いっぱいで平時に戻る
日本郵船<9101> | 9,420 | -810 (-7.92%) |
商船三井<9104> | 3,250 | -245 (-7.01%) |
川崎汽船<9107> | 7,890 | -520 (-6.18%) |
くら寿司 通期の営業利益予想を赤字へと修正し株価大幅安
回転ずしのくら寿司<2695>は、9月6日に2021年11月~2022年7月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比2.2倍となりました。
併せて通期の業績予想の下方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比51.4%増としていましたが、今回53.5%減へと改めました。
また、営業利益については従来予想では28億2700万円の黒字としていましたが、今回9億200万円の赤字へと改めました。
これを受け今日のくら寿司の株価は大幅安となり、年初来安値をつけました。
くら寿司<2695> | 2,824 | -311 (-9.92%) |
ウェルネット これまで開示していなかった業績予想を発表し株価大幅高
決済代行のウェルネット<2428>は、9月7日にこれまで開示していなかった通期の業績予想を発表。
純利益は前期比12.8%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で16円としています。(前期比1.87円の増配)
これを受け今日のウェルネットの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
ウェルネット<2428> | 588 | +49 (+9.09%) |
明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 7月 貿易収支
- 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
また、アップル<AAPL>の発表会があります。
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 7月 国際収支
取引時間中には以下のような指標の発表があります。
- 8月 オフィス空室率
- 8月 景気ウォッチャー調査
また、取引時間終了後には以下のような決算発表があります。
- 積水ハウス<1928>