こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
概要
先週末の米国市場は、3指数とも大幅に上昇しました。
この日発表された8月のミシガン大学消費者態度指数(下に記載)などの指標が改善し、インフレ圧力が低下してきたとの見方から幅広い銘柄に買いが入りました。
NYダウ | 33,761.05 | +424.38 (+1.27%) |
NASDAQ | 13,047.18 | +267.27 (+2.09%) |
S&P500 | 4,280.15 | +72.88 (+1.73%) |
SOX指数 | 3,067.84 | +89.15 (+2.99%) |

経済指標
8月 ミシガン大学消費者態度指数
8月のミシガン大学消費者態度指数は前月比3.6ポイント上昇の55.1となりました。

今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な4指数すべてが続伸となりました。
日経平均は先週末の米国市場の流れを引き継いで高く始まり、午後には一時350円高まで上げ幅を拡げる場面がありました。
- 先週末のNASDAQ、SOX指数が大幅上昇した → 半導体関連などハイテク株にプラス
- WTI原油先物が91ドル台まで下落してきた → 石油、鉱業などにマイナス

日経平均はこの2営業日で1052円上昇して、昨年末の終値(28,791円)を超えてきました。
日経平均 | 28,871.78 | +324.80 (+1.14%) |
TOPIX | 1,984.96 | +11.78 (+0.60%) |
JPX日経400 | 17,894.10 | +136.08 (+0.77%) |
マザーズ指数 | 730.59 | +4.32 (+0.59%) |

経済指標
2Q GDP
今日の取引時間開始前には4~6月期のGDPの発表がありました。
年率換算で2.2%増となり、市場予想(2.5%増)を下回りました。

中国の7月 小売売上高、鉱工業生産
午前の取引時間中には中国の7月の小売売上高、鉱工業生産の発表がありました。
小売売上高は前年同月比2.7%増となり、市場予想(5.0%増)を下回りました。
鉱工業生産は前年同月比3.8%増となり、市場予想(4.6%増)を下回りました。
個別材料
ペッパーフードサービス 赤字へ下方修正、優待廃止、社長辞任で株価ストップ安
「いきなり!ステーキ」でおなじみのペッパーフードサービス<3053>は、8月12日に2022年1~6月期の単独決算を発表しました。
純利益は8億6800万円の赤字となりました。
併せて通期の業績予想の下方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比44.2%減としていましたが、今回10億9000万円の赤字へと改めました。
また、2022年6月末時点分を最後に株主優待を廃止することや、業績不振の経営責任を明確にするための社長辞任も発表しました。
これを受け今日のペッパーフードサービスの株価はストップ安となり、年初来安値をつけました。
ペッパーフードサービス<3053> | 306 | -80 (-20.73%) |

第一三共 米国で抗がん剤の知財権が認められ株価大幅高
医薬品の第一三共<4568>は、同社の抗がん剤で使用している技術の知的財産権の帰属をめぐってシージェンという会社と争っていた問題で、米国仲裁協会がシージェンの主張を退け第一三共に知的財産権があることを認めたと8月13日に発表しました。
これを受け今日の第一三共の株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

この1銘柄だけで日経平均を56円押し上げました。
第一三共<4568> | 4,211 | +534 (+14.52%) |

トリドール 第1四半期で利益が通期計画を上回り株価大幅高
「丸亀製麺」などのトリドールホールディングス<3397>は、8月12日に2022年4~6月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比21.5%増となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
第1四半期の決算で既に利益が通期計画を上回ったことなどが好感され今日のトリドールHDの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
トリドールHD<3397> | 2,921 | +392 (+15.50%) |

決算発表
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
SBI
ネット証券などのSBIホールディングス<8473>は、8月15日に2022年4~6月期の連結決算を発表しました。
純利益は23億6000万円の赤字となりました。(前年同期は289億5800万円の黒字)
通期の業績予想は開示していません。

現時点のPTS取引の株価は大幅安となっています。

明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 8月 ニューヨーク連銀製造業景気指数