こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
概要
先週末の米国市場は、3指数とも反落となりました。
前日の引け後に市場予想を下回る決算を発表したスナップ<SNAP>の株価が大幅安となり、同じように広告で収益を上げているハイテク株にも売りが出ました。
また、この日発表のあった7月のPMI(下に記載)が良くなかったことを受け、景気敏感株などにも売りが出ました。
NYダウ | 31,899.29 | -137.61 (-0.43%) |
NASDAQ | 11,834.11 | -225.49 (-1.87%) |
S&P500 | 3,961.63 | -37.32 (-0.93%) |
SOX指数 | 2,842.41 | -74.40 (-2.55%) |
スナップ<SNAP> | 9.96 | -6.42 (-39.19%) |
経済指標
7月 製造業PMI、非製造業PMI
7月の製造業PMIは前月比0.4ポイント低下の52.3となり、市場予想を上回りました。
7月の非製造業PMIは前月比5.7ポイント低下の47.0となり、市場予想を下回りました。
決算発表(朝)
アメリカン・エキスプレス<AXP>
アメリカン・エキスプレス<AXP> | 153.01 | +2.83 (+1.88%) |
ベライゾン<VZ>
ベライゾン<VZ> | 44.45 | -3.22 (-6.75%) |
決算発表(夕)
ツイッター<TWTR>
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な4指数すべてが下落しました。
日経平均は先週末の米国市場の下落を受け安く始まり、午前10時半ぐらいまでは何度か下げ幅を縮めようとトライしたものの押し戻され、その後は狭いレンジでのもみ合いとなりました。
- 先週末NASDAQとSOX指数が大幅下落 → ハイテク関連にマイナス
- ドル円が136円台前半まで円高に進んできた → 外需にマイナス、内需にプラス
- WTI原油先物が94ドルちょうど近辺まで下落してきた → 空運・陸運などにプラス
先週末にドル円が大きく円高方向に動きました。
これが一時的なものなのか、それともしばらく続くのか気になるところです。
日経平均 | 27,699.25 | -215.41 (-0.77%) |
TOPIX | 1,943.21 | -12.76 (-0.65%) |
JPX日経400 | 17,486.31 | -119.72 (-0.68%) |
マザーズ指数 | 698.93 | -13.85 (-1.94%) |
経済指標
6月 全国百貨店売上高
今日の午後の取引時間中には6月の全国百貨店売上高の発表があり、既存店売上高は前年同月比11.7%増となりました。
個別材料
エフピコ 朝のニュース番組で取り上げられ株価大幅高
食品トレーなどのエフピコ<7947>がテレビ東京系の朝のニュース番組モーニングサテライトで取り上げられました。
これを受け今日のエフピコの株価は大幅高となりました。
たまたま放送を観ていましたが、パックのお寿司を崩れにくくしたり、弁当のフタを外れにくくしたり、樹脂の量を減らしたりといろいろな工夫をしていて興味深かったです。
エフピコ<7947> | 3,150 | +120 (+3.96%) |
WHOがサル痘で緊急事態を宣言し関連銘柄の株価が大幅高
WHOは7月23日にサル痘について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
これを受け今日はサル痘向けPCR検査キットを手掛けているプレシジョン・システム・サイエンス<7707>やコンドームの不二ラテックス<5199>の株価が大幅高となりました。
PSS<7707> | 827 | +88 (+11.91%) |
不二ラテ<5199> | 2,177 | +158 (+7.83%) |
東京製鐵 通期の利益予想を上方修正しても株価大幅安
鉄鋼の東京製鐵<5423>は、7月22日に2022年4~6月期の単独決算を発表しました。
純利益は前年同期比87.4%増となりました。
併せて通期の利益予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比24.9%減としていましたが、今回1.4%減へと改めました。
(売上高は47.7%増から46.2%増へと下方修正)
今後の世界的な景気悪化を警戒したのか、今日の東京製鐵の株価は大幅安となりました。
東京製鐵<5423> | 1,390 | -101 (-6.77%) |
決算発表
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
キヤノンMJ
キヤノン製品を販売しているキヤノンマーケティングジャパン<8060>は、7月25日に2022年1~6月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比28.7%増となりました。
これまで未定としていた中間配当は40円とのことです。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比0.3%増としていましたが、今回8.8%増へと改めました。
未定だった期末配当予想は40円とのことです。(年間では前期比5円の増配)
KOA
固定抵抗器などのKOA<6999>は、7月25日2022年4~6月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比65.8%増となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比4.8%増としていましたが、今回55.1%増へと改めました。
配当予想も従来の年間40円から50円へと10円増額しています。(前期比14円の増配)
現時点のPTS取引の株価は大幅高となっています。
明日に向けての注目点
国内
明日は時間帯は未定ですが以下のような指標の発表があります。
- 7月 月例経済報告
取引時間終了後には以下のような決算発表があります。
- 日清粉G<2002>
- マキタ<6586>
- オムロン<6645>
- 富士通ゼネラル<6755>
- 日東電工<6988>
- シマノ<7309>
- キヤノン<7751>
- カプコン<9697>