【7月14日の市況】日経平均続伸、サカタのタネ 今期も営業増益と増配の予想を発表し株価大幅高など

株式
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こんにちは、進化型タヌキです。

今日の市況についての投稿です。

昨晩の米国市場

概要

昨晩の米国市場は、3指数とも続落となりました。

この日発表された6月の消費者物価指数(CPI)(下に記載)が市場予想を上回ったことで、FRBによる金融引き締めが加速するとの懸念から、景気敏感株を売ってディフェンシブ株を買う動きが出ました。

NYダウ30,772.79-208.54 (-0.67%)
NASDAQ11,247.58-17.14 (-0.15%)
S&P5003,801.78-17.02 (-0.45%)
SOX指数2,577.36+19.19 (+0.75%)
米国株、ダウ続落し208ドル安 CPI上振れで利上げ加速を警戒 ナスダック続落 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=戸部実華】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比208ドル54セント(0.7%)安の3万0772ドル79セントで終えた。朝方発表の6月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め加速を警戒した売りが出た。半面、業績が景気の影...

経済指標

6月 消費者物価指数(CPI)

6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比9.1%の上昇となり、市場予想を上回りました。

米消費者物価指数9.1%上昇 6月、40年半ぶり高水準 - 日本経済新聞
【ワシントン=鳳山太成】米労働省が13日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の伸び率が9.1%だった。ガソリン高や堅調な雇用環境を背景に、物価の伸びが頭打ちになる兆しは見えない。指数公表後、米市場では米連邦準備理事会(FRB)が7月にも大幅な利上げをして、物価高の沈静化を図るとの見方が強まった。米国民の不...

米地区連銀経済報告(ベージュブック)

米経済「需要に減速の兆し」 地区連銀報告、消費に陰り - 日本経済新聞
【ニューヨーク=大島有美子】米連邦準備理事会(FRB)は13日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、5月中旬以降、米経済は「穏やかに拡大したが、一部で需要に減速の兆しがみられた」と総括した。供給制約と人手不足が重荷となったほか、インフレで個人消費にも陰りがみえた。一部の地区は経済が減速したと記述し、景気後退を懸...

今日の日本市場

今日の日本市場は、主要な4指数すべてが続伸となりました。

日経平均は昨晩の米国市場の下落を受け朝は下げてスタートしましたが、ドル円が138円台へと急速に円安に進んできたことに下支えされ午前10時過ぎにはプラスに転じ、その後26,650円~26,700円近辺でのもみ合いとなりました。

  • 今日発表予定の台湾TSMCの決算(下に記載)への期待 → 半導体関連にプラス
  • ドル円が138円台まで円安に進んできた → 輸出関連にプラス
  • 東電の旧経営陣に13兆円の賠償命令が出て原発再稼働に影響があるかも → 電力にマイナス

日経平均は25日移動平均線(26,480円)を超えてきました。

ドル円は取引時間中は138円台前半で留まっておったが、引け後さらに円安が進んで今は139円台に入ってきたのぉ。

日経平均26,643.39+164.62 (+0.62%)
TOPIX1,893.13+4.28 (+0.23%)
JPX日経40017,038.44+38.71 (+0.23%)
マザーズ指数682.26+12.09 (+1.80%)
日経平均続伸、終値164円高の2万6643円 - 日本経済新聞
14日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比164円62銭(0・62%)高の2万6643円39銭で終えた。外国為替市場で円相場が対ドルで1ドル=138円台に下落し、24年ぶりの円安・ドル高水準になった。輸出採算の改善につながるとの観測から、自動車や機械の一部に買いが入った。主力の値がさ株に断続的に買いが入ったこと...
時事ドットコム
円、一時139円台に下落 24年ぶり安値更新 - 日本経済新聞
円安の流れが続いている。14日の外国為替市場では、1998年9月以来およそ24年ぶりに1ドル=139円台に下落する場面があった。米国で物価上昇の高止まりが懸念され、米連邦準備理事会(FRB)が急激な利上げを続けるとの見方が浮上している。大規模な金融緩和を続ける日銀との対比から円安・ドル高が進みやすくなっている。円は13...

経済指標

中国の6月 貿易収支

7月13日には中国の6月の貿易収支の発表があり、ドル建てで輸出が前年同月比17.9%増、輸入が1.0%増となりました。

中国6月輸出は5カ月ぶり大幅増、輸入は1%増 封鎖で消費低迷
中国税関総署が13日発表した6月の貿易統計によると、ドル建て輸出は前年比17.9%増加と、前月(16.9%増)およびアナリストの予想を上回り5カ月ぶりの大幅な伸びを記録した。

台湾TSMCの決算発表

大引け間際には台湾TSMCの2022年4~6月期の決算発表があり、純利益は前年同期比76.4%増となりました。

台湾TSMC、4~6月最高益 半導体「在庫調整期」に - 日本経済新聞
【台北=中村裕、龍元秀明】半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)は14日、2022年4~6月期の売上高、純利益がともに四半期ベースで過去最高を更新したと発表した。ただ業界全体で需要が低迷し、在庫調整期に入ったとの認識を示し、23年前半まで続くとの見通しを明らかにした。約2年間好調が続いた業界は節目を迎えた。売上高は前...

個別材料

サカタのタネ 今期も営業増益と増配の予想を発表し株価大幅高

種苗のサカタのタネ<1377>は、7月13日に2022年5月期の連結決算を発表しました。

純利益は前期比60.5%増となりました。

期末配当は従来予想の20円から27円へと7円増額しています。(年間では前期比7円の増配)

併せて2023年5月期の通期の業績予想を発表。

純利益は前期比30.6%減になりそうだとのことです。

(営業利益は前期比1.1%増予想)

配当予想は年間で50円としています。(前期比5円の増配)

これを受け今日のサカタのタネの株価は一時ストップ高になるなど大幅高となり、年初来高値をつけました。

サカタのタネ<1377>5,030+680 (+15.63%)
サカタタネの2023年5月期、純利益30.6%減 予想平均下回る - 日本経済新聞
サカタのタネが13日発表した2022年5月期の連結決算で、純利益は前期比60.5%増の122億5600万円となった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(110億9400万円)を上回った。2023年5月期の純利益は前期比30.6%減の85億円を見込む。QUICKコンセンサスの86億2000万円を下回る。サカ...

JINSHD 通期の業績予想の下方修正を発表し株価大幅安

アイウェアのジンズホールディングス<3046>は、7月13日に2021年9月~2022年5月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比62.6%減となりました。

併せて通期の業績予想の下方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比22.5%増としていましたが、今回71.9%減へと改めました。

また、期末配当予想も37円から無配に変更しました。

これを受け今日のJINSHDの株価は大幅安となり、年初来安値をつけました。

JINSHD<3046>3,590-685 (-16.02%)
ジンズHDの22年8月期、純利益72%減 期末配もゼロに - 日本経済新聞
眼鏡専門店を運営するジンズホールディングスは13日、2022年8月期の連結純利益が前期比72%減の9億2600万円になる見通しだと発表した。従来予想を31億円下回る。国内でまん延防止等重点措置が解除されたが売り上げが想定より回復しない。米国事業で特別損失を計上することなども響く。売上高は5%増の669億円と従来予想を4...

トレファク 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高

リユースのトレジャー・ファクトリー<3093>は、7月13日に2022年3~5月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比2.2倍となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比5.5%増としていましたが、今回25.9%増へと改めました。

これを受け今日のトレファクの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。

トレファク<3093>1,283+80 (+6.65%)
トレファクの22年3〜5月期、純利益2.2倍 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
トレジャー・ファクトリーが13日発表した2022年3〜5月期の連結決算で、純利益は前年同期比2.2倍の5億3200万円となった。2023年2月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比26%増の8億8600万円を見込む。トレファクは首都圏主体に総合リサイクルショップの「トレジャーファクトリー」、衣料・服飾雑貨専門リ...

決算発表

今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。

ファーストリテイリング

ユニクロなどでおなじみのファーストリテイリング<9983>は、7月14日に2021年9月~2022年5月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比57.1%増となりました。

併せて通期の業績予想の上方修正を発表。

純利益は従来予想では前期比11.9%増としていましたが、今回47.2%増へと改めました。

また、期末配当予想も従来の280円から340円へと60円増額しています。(年間では140円の増配)

ファストリの21年9月〜22年5月期、純利益57.1%増 通期予想を上方修正 - 日本経済新聞
ファーストリテイリングが14日発表した2021年9月〜22年5月期の連結決算(国際会計基準)で、純利益は前年同期比57.1%増の2378億3600万円となった。2022年8月期通期の純利益予想は引き上げた。純利益は前期比47.2%増の2500億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは1942億70...

IDOM

中古車のガリバーでおなじみのIDOM<7599>は、7月14日に2022年3~5月期の連結決算を発表しました。

純利益は前年同期比2倍となりました。

通期の業績予想は据え置きとのことです。

IDOMの22年3〜5月期、純利益2倍 通期予想据え置き - 日本経済新聞
IDOMが14日発表した2022年3〜5月期の連結決算で、純利益は前年同期比2倍の53億7700万円となった。2023年2月期通期の純利益予想は据え置いた。純利益は前期比7.5%増の116億円を見込む。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスは116億9700万円だった。IDOMは中古車の買取・販売事業を手掛け...

明日に向けての注目点

米国

今晩米国では以下のような指標の発表があります。

  • 前週分の新規失業保険申請件数
  • 6月 卸売物価指数(PPI) ← 要チェック

また、以下のような決算発表があります。

  • JPモルガン・チェース<JPM>
  • モルガン・スタンレー<MS>

国内

明日の取引時間終了後には以下のような決算発表があります。

  • パソナグループ<2168>
  • 出前館<2484>
  • ベイカレント<6532>

中国

明日中国では以下のような指標の発表があります。

  • 2Q GDP
  • 6月 小売売上高
  • 6月 鉱工業生産
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