こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
概要
先週末の米国市場は、3指数まちまちの動きとなりました。
この日発表された6月の雇用統計が市場予想を上回り、FRBによる7月の利上げが0.75%ポイントとなる確率が高まったことによる売りと、雇用の力強さから景気悪化懸念が和らいだことによる買いが交錯しました。
NYダウ | 31,338.15 | -46.40 (-0.15%) |
NASDAQ | 11,635.30 | +13.96 (+0.12%) |
S&P500 | 3,899.38 | -3.24 (-0.08%) |
SOX指数 | 2,618.02 | +12.13 (+0.47%) |
経済指標
6月 雇用統計
6月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比37万2000人増となり、市場予想を大幅に上回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な4指数の中ではマザーズ指数だけが下落して、その他の指数は上昇しました。
日経平均は昨日の参院選で自民党が大勝したことを受け高く始まり、午前9時台には500円を超える上げ幅となり一時2万7千円台を回復しましたが、その後は新型コロナの「BA.5」が上海で確認されたことを嫌気した上海・香港市場の大幅な下げに引っ張られて上げ幅を縮小し、2万6千円台に押し戻されてしまいました。
日経平均は25日移動平均線(26679円)を超えてきました。
他にも黒田日銀総裁の発言でドル円が137円台前半まで円安に動く場面があったのぉ。
日経平均 | 26,812.30 | +295.11 (+1.11%) |
TOPIX | 1,914.66 | +27.23 (+1.44%) |
JPX日経400 | 17,236.20 | +232.45 (+1.37%) |
マザーズ指数 | 679.55 | -2.93 (-0.43%) |
経済指標
中国の6月 消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)
7月9日には中国の6月の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の発表がありました。
消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.5%の上昇となり、市場予想をわずかに上回りました。
生産者物価指数(PPI)は前年同月比6.1%の上昇となり、市場予想をわずかに上回りました。
5月 機械受注
今日の取引時間開始前には5月の機械受注の発表があり、前月比5.6%減と市場予想よりも悪い結果となりました。
個別材料
マニー 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高
手術用器具などのマニー<7730>は、7月8日に2021年9月~2022年5月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比8.9%増となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比7.1%減としていましたが、今回13.0%増へと改めました。
また、期末配当予想も従来の13円から18円へと5円増額しています。
これを受け今日のマニーの株価は大幅高となりました。
マニー<7730> | 1,600 | +164 (+11.42%) |
東レ 建材子会社で不適切な生産方法との報道があり株価大幅安
繊維などの東レ<3402>の子会社である東レ建材で、国土交通大臣から不燃材料の認定を受けている建設資材の一部が、20年近く不適切な方法で製造・出荷されていたとの報道がありました。
これを受け今日の東レの株価は大幅安となりました。
東レ<3402> | 709.3 | -38.3 (-5.12%) |
安川電機 第1四半期の純利益が2.8%増では物足りなかったのか株価大幅安
サーボモーターや産業用ロボットなどの安川電機<6506>は、7月8日に2022年3~5月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比2.8%増となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
この決算では物足りなかったのか今日の安川電機の株価は大幅安となりました。
安川電機<6506> | 4,290 | -255 (-5.61%) |
決算発表
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
ローツェ
半導体関連装置のローツェ<6323>は、7月11日に2022年3~5月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比90.1%増となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
明日に向けての注目点
国内
6月 工作機械受注
今日の取引時間終了後には6月の工作機械受注の発表があり、前年同月比17.1%増となりました。
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 6月 国内企業物価指数
取引時間終了後には以下のような決算発表があります。
- ビックカメラ<3048>
- 竹内製作所<6432>
- 東宝<9602>