こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は、3指数とも下落しました。
この日発表された5月の個人消費支出（下に記載）が市場予想を下回り、景気減速懸念から景気敏感株を中心に売りが広がりました。
| NYダウ | 30,775.43 | -253.88 (-0.82％) |
| NASDAQ | 11,028.73 | -149.15 (-1.33％) |
| S&P500 | 3,785.38 | -33.45 (-0.88％) |
| SOX指数 | 2,556.25 | -27.73 (-1.07％) |
経済指標
前週分の新規失業保険申請件数
前週分の新規失業保険申請件数は23万1000件となり、市場予想よりも悪い結果となりました。
5月 個人所得、個人消費支出
この日は5月の個人所得、個人消費支出の発表がありました。
個人所得は前月比0.5%増となりました。
個人消費支出は前月比0.2%増となり、市場予想を下回りました。
決算発表（朝）
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>
| ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA> | 37.90 | -2.97 (-7.27％) |
決算発表（夕）
マイクロン・テクノロジー<MU>
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な4指数すべてが大幅続落となりました。
日経平均は寄り付きはプラスで始まったものの、すぐにマイナスに転じてじわじわ下げ幅を拡大。
後場はさらに一段安となり2万6千円を割り込みました。
- 米10年債利回りが3%を割り込む水準まで低下してきた
- ドル円が一時134円台後半まで円高に進む場面があった → 自動車など輸出系にマイナス
- 米マイクロンの今後の見通しが市場予想を下回った → 半導体にマイナス
- WTI原油先物が一時104ドル台まで低下してきた → 鉱業にマイナス
- 新型コロナの新規感染者数に増加傾向が見え始めた → 旅行関連にマイナス
日経平均は3日間で1113円も下落してしまいました。
| 日経平均 | 25,935.62 | -457.42 (-1.73％) |
| TOPIX | 1,845.04 | -25.78 (-1.38％) |
| JPX日経400 | 16,575.45 | -236.01 (-1.40％) |
| マザーズ指数 | 646.29 | -15.27 (-2.31％) |
経済指標
6月 東京都区部消費者物価指数(CPI)
今日の取引時間開始前には6月の東京都区部消費者物価指数(CPI)の発表があり、前年同月比2.1%上昇の101.6となりました。
5月 失業率、有効求人倍率
5月の完全失業率は前月比0.1ポイント上昇の2.6%となりました。
5月の有効求人倍率は前月比0.01ポイント上昇の1.24倍となりました。
2Q 日銀短観
日銀短観は大企業製造業の業況判断指数が前回比5ポイント低下の9となり、市場予想を下回りました。
中国の6月 製造業PMI（財新）
午前の取引時間中には中国の6月の製造業PMI（財新）の発表があり、前月比3.6ポイント上昇の51.7と市場予想を上回りました。
6月 新車販売台数
午後の取引時間中には6月の国内新車販売台数の発表がありました。
軽自動車を含めた総販売台数は前年同月比10.3%減となりました。
個別材料
三井物産・三菱商事 サハリン２の権益が危うくなってきて株価大幅安
ロシアの石油・天然ガス開発事業「サハリン２」について、その権益を新たに設立した事業会社に移管するという大統領令にプーチン大統領が署名したとの報道がありました。
現在権益を持っているものは1カ月以内にロシア政府に承認申請をしなければ、権益が無償でこの新会社に譲渡されてしまうとのことです。
これを受けサハリン２の権益を持っている三井物産<8031>と三菱商事<8058>の株価は大幅安となりました。
また、ガス会社の株価も大幅安となりました。
| 三井物産<8031> | 2,829.5 | -165 (-5.51％) |
| 三菱商事<8058> | 3,820 | -217 (-5.38％) |
| 東京瓦斯<9531> | 2,531 | -276 (-9.83％) |
| 大阪瓦斯<9532> | 2,416 | -180 (-6.93％) |
良品計画 通期の業績予想の下方修正を発表し株価大幅安
無印良品でおなじみの良品計画<7453>は、6月30日に2022年8月期の通期の業績予想の下方修正を発表しました。
純利益は従来予想では前期比20.4%減としていましたが、今回41%減へと改めました。
これを受け今日の良品計画の株価は大幅安となりました。
| 良品計画<7453> | 1,196 | -187 (-13.52％) |
高島屋 第1四半期は53億4500万円の黒字となり株価大幅高
百貨店の高島屋<8233>は、6月30日に2022年3～5月期の連結決算を発表しました。
純利益は53億4500万円の黒字となりました。（前年同期は13億500万円の赤字）
通期の業績予想は据え置きとのことです。
これを受け今日の高島屋の株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
| 高島屋<8233> | 1,447 | +117 (+8.80％) |
来週に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 6月 ISM製造業景況指数
スケジュール
来週の主な予定は以下のようになっています。
| 7月4日（月） | 米国 | 休場（独立記念日） |
| 7月5日（火） | 日本 | 5月 毎月勤労統計 |
| 中国 | 6月 非製造業PMI（財新） | |
| 7月6日（水） | 米国 | 6月 ISM非製造業景況指数 |
| FOMC議事要旨(6/14,15分) | ||
| 7月7日（木） | 日本 | 6月 オフィス空室率 |
| 米国 | 前週分の新規失業保険申請件数 | |
| 6月 ADP雇用統計 | ||
| 5月 貿易収支 | ||
| 7月8日（金） | 日本 | オプションSQ |
| 5月 全世帯家計調査 | ||
| 5月 国際収支 | ||
| 6月 景気ウォッチャー調査 | ||
| 米国 | 6月 雇用統計 |