こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は、3指数まちまちの動きとなりました。
翌日のFOMC結果発表に対する警戒感が依然くすぶるなかで、前日までに大きく売られた銘柄については買われるものもありました。
NYダウとS&P500は年初来安値を更新しました。
利上げ幅の市場予想がほぼ0.75%で固まってしまいました。
NYダウ | 30,364.83 | -151.91 (-0.50%) |
NASDAQ | 10,828.34 | +19.12 (+0.18%) |
S&P500 | 3,735.48 | -14.15 (-0.38%) |
SOX指数 | 2,689.89 | +16.89 (+0.63%) |
経済指標
5月 卸売物価指数(PPI)
5月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比10.8%の上昇となり、市場予想とほぼ一致しました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な4指数すべてが大幅下落となりました。
日経平均は小幅なマイナスで始まり、その後じりじりと下げ幅を拡大していきました。
- 米10年債利回りが3.4%台まで上昇してきた → 銀行にプラス
- WTI原油先物が118ドル台まで下落してきた → 鉱業・石油にマイナス
朝はドル円が135円台前半だったのですが、株式市場の取引時間中にずっと右肩下がりが続き134円台後半まで円高になってきました。
株式指数もそれに連動するように下げ幅を拡大していきました。
さて、今晩のFOMCで上下どちらに動くかのぉ。
日経平均 | 26,326.16 | -303.70 (-1.14%) |
TOPIX | 1,855.93 | -22.52 (-1.20%) |
JPX日経400 | 16,703.50 | -206.54 (-1.22%) |
マザーズ指数 | 644.84 | -9.92 (-1.52%) |
今日の午後の取引時間中には日本の国債先物市場でサーキットブレーカーが発動しました。
(何かの予兆でしょうか?)
経済指標
4月 機械受注
今日の取引時間開始前には4月の機械受注の発表があり、前月比10.8%増と市場予想を上回りました。
中国の5月 小売売上高、鉱工業生産
午前の取引時間中には中国の5月の小売売上高、鉱工業生産の発表がありました。
小売売上高は前年同月比6.7%減となり、市場予想より良い結果となりました。
鉱工業生産は前年同月比0.7%増となり、市場予想を上回りました。
個別材料
ヤーマン 今期も増益の業績予想を発表し株価大幅高
美顔器のヤーマン<6630>は、6月14日に2022年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比49.9%増となりました。
期末配当は従来予想の2円から6.5円へと4.5円増額されました。(年間では前期比0.4円の増配)
併せて2023年4月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比19.1%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で8.5円としています。(前期と同額)
これを受け今日のヤーマンの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
中国で巣ごもり需要が遅れてやってきたようです。
ヤーマン<6630> | 1,399 | +159 (+12.82%) |
関西ペイント 大規模な自社株買いを発表し株価大幅高
塗料の関西ペイント<4613>は、2900万株(11.23%)・500億円を上限とする自社株買いを実施すると6月14日に発表しました。
先日発表したアフリカの子会社売却で得た資金をこの自社株買いに充てるとのことです。
これを受け今日の関西ペイントの株価は大幅高となりました。
関西ペイント<4613> | 1,767 | +118 (+7.16%) |
パーク24 株主優待制度の中止を発表し株価大幅安
駐車場のパーク24<4666>は、2021年11月~2022年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は6億3000万円の赤字となりました。(前年同期は89億6000万円の黒字)
通期の業績予想は据え置きとのことです。
また、今年10月末の株主優待制度の中止も発表しました。
これを受け今日のパーク24の株価は大幅安となりました。
パーク24<4666> | 1,861 | -177 (-8.68%) |
明日に向けての注目点
米国
今晩米国ではFOMCの結果発表があります。
また、以下のような指標の発表があります。
- 5月 小売売上高
- 6月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 5月 貿易統計(通関ベース)
取引時間終了後には以下のような決算発表があります。
- 西松屋チェーン<7545>