こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
昨晩の米国市場
概要
昨晩の米国市場は、3指数とも大幅続落となりました。
先週の金曜日に引き続きFRBによる利上げ加速で景気が悪化するのではとの懸念から幅広い銘柄に売りが出ました。
これによりNYダウ、NASDAQ、S&P500の3指数すべてが年初来安値を更新。
S&P500は年初の高値からの下落が20%を超え弱気相場入りとなりました。
また、10年債利回りと2年債利回りが逆転する逆イールドも一時的に発生しました。

この日は暗号資産も急落しました。
NYダウ | 30,516.74 | -876.05 (-2.79%) |
NASDAQ | 10,809.22 | -530.79 (-4.68%) |
S&P500 | 3,749.63 | -151.23 (-3.88%) |
SOX指数 | 2,673.00 | -158.97 (-5.61%) |


決算発表(夕)
オラクル<ORCL>
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な4指数の中ではマザーズ指数だけが反発して、その他の指数は大幅続落となりました。
日経平均は昨晩の米国市場の大幅安の流れを引き継いで大きく下げて始まり、午前11時前に629円安まで下げ幅を拡げた後は、米株指数先物の上昇に合わせ徐々に下げ幅を縮小していきました。
- 米10年債利回りが3.3%台まで上昇してきた → 銀行にプラス
- WTI原油先物が一時121ドル台まで上昇する場面があった → 空運にマイナス

日経平均はこの3営業日で1616円も下がってしまいました。
日経平均 | 26,629.86 | -357.58 (-1.32%) |
TOPIX | 1,878.45 | -22.61 (-1.19%) |
JPX日経400 | 16,910.04 | -205.67 (-1.20%) |
マザーズ指数 | 654.76 | +0.78 (+0.12%) |
ANA<9202> | 2,457 | -92 (-3.61%) |


個別材料
H.I.S. 第2四半期までの決算で赤字幅が拡大し株価大幅安
旅行会社のエイチ・アイ・エス<9603>は、6月13日に2021年11月~2022年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は269億円の赤字となりました。(前年同期は235億円の赤字)
通期の業績予想は未定とのことです。
この赤字が同期間で過去最大となったことなどから今日のH.I.S.の株価は大幅安となりました。
H.I.S.<9603> | 2,013 | -146 (-6.76%) |

東建コーポ 今期減益の業績予想を発表し株価大幅安
アパート経営などの東建コーポレーション<1766>は、6月13日に2022年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比1.9%増となりました。
期末配当は従来予想どおりの250円とのことです。(年間では前期比30円の増配)
併せて2023年4月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比19.5%減になりそうだとのことです。
配当予想は年間で250円としています。(前期と同額)
この減益予想が嫌気されたようで今日の東建コーポの株価は大幅安となり、年初来安値をつけました。
東建コーポ<1766> | 7,580 | -930 (-10.93%) |

スマレジ 自社株買いを発表し株価ストップ高
クラウドPOSのスマレジ<4431>は、6月13日に2022年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は5億5700万円の黒字となりました。(この期から連結決算となったため前期との比較なし)
併せて2023年4月期の単独の業績予想を発表。(連結子会社を吸収合併するとのことです)
純利益は前期比27.6%減になりそうだとのことです。
また、39万株(2.0%)・5億円を上限とする自社株買いを発表しました。
取得期間は6月14日~8月31日としています。
これを受け今日のスマレジの株価はストップ高となりました。
スマレジ<4431> | 1,066 | +150 (+16.38%) |

ビジョナル 通期の業績予想を上方修正して株価大幅高
転職サービス「ビズリーチ」などのビジョナル<4194>は、6月13日に2021年8月~2022年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比2.6倍となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では前期比2.9倍としていましたが、今回3.8倍へと改めました。
これを受け今日のビジョナルの株価は大幅高となりました。
ビジョナル<4194> | 5,900 | +540 (+10.07%) |

明日に向けての注目点
米国
今晩米国では以下のような指標の発表があります。
- 5月 卸売物価指数(PPI) ← 要チェック
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 4月 機械受注
夕方には以下のような指標の発表があります。
- 5月 訪日外国人客数
中国
明日の取引時間中には以下のような指標の発表があります。
- 5月 小売売上高
- 5月 鉱工業生産