こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
概要
先週末の米国市場は、3指数とも大幅反落となりました。
この日発表された5月の雇用統計(下に記載)で非農業部門の雇用者数が市場予想を上回ったことで、前日に一旦後退したかに見えたFRBによる金融引き締めへの警戒が戻ってきました。
NYダウ | 32,899.70 | -348.58 (-1.05%) |
NASDAQ | 12,012.73 | -304.16 (-2.47%) |
S&P500 | 4,108.54 | -68.28 (-1.63%) |
SOX指数 | 3,062.59 | -95.40 (-3.02%) |
経済指標
5月 雇用統計
5月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比39万人増となり、市場予想を上回りました。
5月 ISM非製造業景況指数
5月のISM非製造業景況指数は前月比1.2ポイント低下の55.9となり、市場予想を下回りました。
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な4指数すべてが続伸となりました。
日経平均は先週末の米国市場の下落を受けマイナスで始まりましたが、午前11時前にプラスに転じ午後にかけてさらに上昇を続け午後2時過ぎにはあと20円ちょっとで2万8千円に届くところ(27979円)まで上げ幅を拡げる場面がありました。
- GoToトラベルの来月再開検討との報道 → 旅行関連にプラス
- WTI原油先物が119ドル台まで上昇してきた → 石油・鉱業などにプラス
- 米10年債利回りが2.95%近辺まで上昇してきた → 保険にプラス
- ドル円が130台後半まで円安に進んできた
日経平均は200日移動平均線(27940円)を超える場面がありましたが、大引けにかけて押し戻されてしまいました。
日経平均 | 27,915.89 | +154.32 (+0.56%) |
TOPIX | 1,939.11 | +5.97 (+0.31%) |
JPX日経400 | 17,467.93 | +49.02 (+0.28%) |
マザーズ指数 | 676.14 | +5.77 (+0.86%) |
オープンドア<3926> | 2,066 | +212 (+11.43%) |
寿スピリッツ<2222> | 7,620 | +450 (+6.28%) |
藤田観光<9722> | 2,612 | +142 (+5.75%) |
富士急<9010> | 4,265 | +220 (+5.44%) |
京急<9006> | 1,436 | +71 (+5.20%) |
エアトリ<6191> | 2,921 | +140 (+5.03%) |
経済指標
中国の5月 非製造業PMI(財新)
今日の午前の取引時間中には中国の5月の非製造業PMI(財新)の発表があり、前月比5.2ポイント上昇の41.4となりました。
個別材料
アインHD 今期純利益55.1%増の業績予想を発表し株価大幅高
調剤薬局のアインホールディングス<9627>は、6月3日に2022年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比5.9%増となりました。
期末配当は従来予想どおりの55円とのことです。(年間では前期と同額)
併せて2023年4月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比55.1%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で60円としています。(前期比5円の増配)
これを受け今日のアインHDの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
アインHD<9627> | 6,460 | +640 (+11.00%) |
日本駐車場開発 自社株買いを発表し株価大幅高
駐車場、スキー場、テーマパークの日本駐車場開発<2353>は、6月3日に2021年8月~2022年4月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比35%増となりました。
通期の業績予想は据え置きとのことです。
また、400万株(1.24%)・5億円を上限とする自社株買いを発表しました。
取得期間は6月7日~8月15日としています。
これを受け今日の日本駐車場開発の株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
日本駐車場開発<2353> | 177 | +16 (+9.94%) |
IRジャパン 監視委が強制調査に入ったことが明らかとなり株価ストップ安
IR・SRコンサルティングのアイ・アールジャパンホールディングス<6035>について、証券取引等監視委員会が強制調査に入ったとの報道があり、同社もこれを認めました。
元役員が不正株取引に関与した疑いがあるとのことです。
これを受け今日のIRジャパンの株価はストップ安となりました。
IRの手伝いをしている会社がこんなことになると余計に印象が悪いですね。
IRジャパン<6035> | 3,570 | -700 (-16.39%) |
明日に向けての注目点
国内
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 4月 全世帯家計調査
- 4月 毎月勤労統計