こんにちは、進化型タヌキです。
今日の市況についての投稿です。
先週末の米国市場
概要
先週末の米国市場は、3指数まちまちの動きとなりました。
10年債利回りが2.7%台まで上昇してきたことを受け金融株が買われ、ハイテク株が売られました。
NYダウ | 34,721.12 | +137.55 (+0.40%) |
NASDAQ | 13,710.99 | -186.30 (-1.34%) |
S&P500 | 4,488.28 | -11.93 (-0.27%) |
SOX指数 | 3,120.16 | -77.28 (-2.42%) |
今日の日本市場
概要
今日の日本市場は、主要な指数すべてが反落となりました。
日経平均は先週末の米国市場でNASDAQが大幅安だったことを受け下げて始まり、一時プラスに切り返して2万7千円にタッチする場面もありましたが、その後またマイナスに転じ朝の水準まで下げてしまいました。
- 米10年債利回りが2.7%台後半まで上昇してきた → 銀行・保険などにプラス
- ドル円が125円ちょうど近辺まで円安に進んできた → 輸出関連にプラスの反応なし
日経平均は今日も終値では25日移動平均線の上をキープしました。
引け後にさらに円安が進んで125円台前半に入ってきたのぉ。
そろそろどこかから牽制発言が出てくるかのぉ?
日経平均 | 26,821.52 | -164.28 (-0.61%) |
TOPIX | 1,889.64 | -7.15 (-0.38%) |
JPX日経400 | 17,047.07 | -51.59 (-0.30%) |
マザーズ指数 | 761.05 | -31.81 (-4.01%) |
経済指標
中国の3月 消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)
今日の午前の取引時間中には中国の3月の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の発表がありました。
消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.5%の上昇となりました。
生産者物価指数(PPI)は前年同月比8.3%の上昇となりました。
個別材料
サカタのタネ 通期の業績予想の上方修正を発表し株価大幅高
種苗のサカタのタネ<1377>は、4月8日に2021年6月~2022年2月期の連結決算を発表しました。
純利益は前年同期比12.7%増となりました。
併せて通期の業績予想の上方修正を発表。
純利益は従来予想では98億円の黒字としていましたが、今回110億円の黒字へと改めました。
これを受け今日のサカタのタネの株価は大幅高となり、年初来高値をつけました。
海外子会社が3月期末でその時点の為替レートが円安だったため上方修正したとのことです。
サカタのタネ<1377> | 4,045 | +345 (+9.32%) |
岸田首相の記者会見を受け電力関連株が大幅高
岸田首相が4月8日の記者会見で、ロシアからの石炭輸入禁止に伴い再生可能エネと原子力を最大限活用していくとの方針を示したことを受け、原発再稼働期待などから今日は電力関連株が大幅高となりました。
東京電力HD<9501> | 444 | +62 (+16.23%) |
東京エネシス<1945> | 996 | +88 (+9.69%) |
酉島製作所<6363> | 1,118 | +82 (+7.92%) |
中部電力<9502> | 1,320 | +91 (+7.40%) |
安川電機 今期純利益36.9%増の業績予想を発表したにも関わらず株価大幅安
サーボモーターや産業ロボットの安川電機<6506>は、4月8日に2022年2月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比2倍となりました。
期末配当は従来予想どおり26円とのことです。(年間では前期比28円の増配)
併せて2023年2月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比36.9%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で64円としています。(前期比12円の増配)
業績予想が市場予想を超えているにも関わらず今日の安川電機の株価は大幅安となりました。
最近の安川電機は決算発表後にいつも株価が下落するイメージがあります。
安川電機<6506> | 4,410 | -140 (-3.08%) |
決算発表
今日の取引時間終了後に発表された決算についていくつかご紹介します。
ローツェ
半導体関連装置のローツェ<6323>は、4月11日に2022年2月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比2倍となりました。
期末配当は従来予想どおり65円とのことです。(年間では前期比35円の増配)
併せて2023年2月期の業績予想を発表。
純利益は前期比41.6%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で110円としています。(前期比45円の増配)
現時点PTS取引の株価は大幅高となっています。
高島屋
百貨店の高島屋<8233>は、4月11日に2022年2月期の連結決算を発表しました。
純利益は53億6000万円の黒字となりました。(前期は339億7000万円の赤字)
期末配当は従来予想どおり12円とのことです。(年間では前期と同額)
併せて2023年2月期の通期の業績予想を発表。
純利益は100億円の黒字(前期比86.6%増)になりそうだとのことです。
配当予想は年間で24円としてします。(前期と同額)
ローソン
コンビニのローソン<2651>は、4月11日に2022年2月期の連結決算を発表しました。
純利益は前期比2.1倍となりました。
期末配当は従来予想どおり75円とのことです。(年間では前期と同額)
併せて2023年2月期の通期の業績予想を発表。
純利益は前期比22.9%増になりそうだとのことです。
配当予想は年間で150円としてします。(前期と同額)
明日に向けての注目点
国内
3月 工作機械受注
今日の取引時間終了後には3月の工作機械受注の発表があり、前年同月比30.2%増となりました。
明日の取引時間開始前には以下のような指標の発表があります。
- 3月 国内企業物価指数
取引時間終了後には以下のような決算発表があります。
- ビックカメラ<3048>
- Jフロント<3086>
- 竹内製作所<6432>
- 東宝<9602>